Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

放浪息子の帰還

2013年08月27日 | ひとりごと

日照り続きかと思えば、大雨。

今朝はもうすっかり秋の風です。

このまま秋に・・・というのは甘い考えですね。

9月にはいると早生柿の収穫が始まりますが

毎年「いつまでも暑い」といいながら収穫します。

 

お盆も終わり、夏休みも終わりに近づいていますね。

我が家では夫は世間並みにお盆に数日のお休み、

長男はお米関係の仕事なので早めに夏休みを頂き、

今は忙しくしています。

私はいつもと同じ。休みだったり仕事だったり。

 

次男はGWやお盆は長~いお休みがもらえますが、

製造業なので今年は機械の整備のためお盆は仕事。

先週から遅い夏休みでした(その間に機械整備ですね)。

彼はとんでもない計画を立てました。

バイクで和歌山まででかけるという・・・

「和歌山県ってどこ?」と地理は苦手、旅行にも行かない母は調べました。

遠い・・・・・・・・・しかもバイク・・・・・・・・・

 

私はバイクなんて危険な乗り物は大反対です、今でも。

でもバイトでためたお金で免許を取り、バイクも買い、

そんな息子に頭ごなしに反対もできず。

夫にきつく反対してもらおうと思ったら

「なんでもかんでもダメというのは無理」

 

そうですね・・・一人前の大人だし。

でも心配するなというのも無理な話。

文字通り断腸の思いで送り出しましたよ。

 

断腸の思い。

経験したことありますか?

改めて調べてみてもやはり子を思う親の気持ちの例文や故事がたくさん。

腸がちぎれるような苦しい気持ち、ってやっぱり子供のことですよね。

ただ苦しいとか痛いなら、腸でなくても手でも足でもいいはず。

腸ですよ、腸。

 

ただでさえ心配な上に、この大荒れのお天気。

休みはたくさんあるんだから、ちょっと出発を遅らせてくれればいいのに。

親の心、子知らず。

でも次男を知る人はみんな「心配しなくても彼は慎重だから」

それはわかっている。長男とは違う。

それだけが慰め、心の支え。

 

「せっかく楽しんでるのに家からメールがきたら楽しくない」

と長男は言います。

アンタはいつも楽しんでいるよね、何の連絡もせず。

もちろんわかってます。だから最低限の朝晩二回。

でもちゃんとお返事をくれます。長男と違って。

 

なるべく言葉を選んでメールする。

プレッシャーをかけないように、

せっかくの楽しみを壊さないように、でもちゃんと無事で帰って・・・

ああ、苦しい。

 

帰ってきたのは昨夜、というか今朝というか午前3時半。

お布団に入っても夢うつつで、はるかかなたからバイクの音がして、

やっぱり息子のバイクでした。

そんなに大きな音ではないのに遠くから聞こえました。

夫に言ったら「夢でもみとったんやろ」ですって

夜食を食べさせて、私も数日ぶりにぐっすり寝ました。

ちょっと寝坊してしまいました。お休みでヨカッタ。

この三日ほど、小雨がふっても落ち着かなくてすぐに目が覚めていた。

 

まだ寝てますが、目が覚めたら楽しかった旅の話でも聞こうと思います。

 

 

 

 

コメント
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