Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

「天狗党、揖斐に来る!」

2021年06月22日 | 美術館など

少し前の新聞で、大河ドラマに登場した「水戸天狗党」が、

なんと、すぐ隣町の揖斐川町を通過した際の置き土産があると知って、

ちょっと行って来ました。

 

持ち歩いていたのでくしゃくしゃになった新聞の切り抜き。

揖斐川歴史民族資料館で27日までの企画展、ということですが、

ちょっと腰を痛めていたので、やっと行くことができました。

 

左上の短刀が、武田耕雲斎から贈られたもの。

その他、住民が渡した軍資金の記録や、耕雲斎の描いた画など。

とても心に刺さったのが、耕雲斎が大河原(本巣の根尾)で詠んだ漢詩。

携帯にメモったのに保存するのを忘れてしまいました💧が、

「越峯越峯」という文字が重ねてあって、

大変な思いをして山を越えて京を目指したのだろうと、偲ばれます。

 

資料館の奥に広がる山、山、山・・・

冬には雪も深く、一歩一歩大変な行軍だったことでしょう。

更に北へ、蝿帽子峠を越え福井県・敦賀で鎮圧・・・

折しもドラマでは耕雲斎さんは処刑されていましたね・・・

 

私の住む岐阜は歴史の1シーンが刻まれた場所がたくさんあります。

コロナで遠出はできませんが、近くではるか昔の出来事に思いを馳せることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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田舎の猫暮らし

2021年06月04日 | 読書、詩など

6月になりました。

梅雨入りしましたが、晴れの日も。

 

光合成? 充電中?

雨の日は私のお布団でお昼寝。

 

エリック・カールさんが亡くなって、私の大好きな絵本を久しぶりに読みました。

子供たちが保育園に通ってた頃に図書館で借りた絵本。

私が気に入って本屋さんで探しました。

小さな子供には難しい内容でしたが、

やはりエリック・カールさんの印象的なコラージュの絵が、

子供の心にも印象的だったのでしょう。

 

タイトル通り、孤独な岩山が小鳥を好きになって、

長い年月の末に緑ゆたかな山になり、小鳥は巣を作りに帰ってくるというお話。

 

この一年以上、コロナ禍でストレスがたまるということを耳にします。

私も今は電車に乗って遠出するのは気が進まなくて、

県外の美術館やコンサートホールには出かけていません。

ストレスがたまるというほどではないけれど。

 

もうずいぶん前のことですが、長男が高校受験から大学合格まで、

5年ほどの間(浪人期間も含む)は、ほとんど今と同じ、自粛生活でした。

朝から夜遅くまで勉強している息子の事を考えると、

自分だけ気晴らしなんて考えられなかった。

塾通いや諸々の送迎で、体力や時間、お金にも余裕はなかったし。

むしろ今より大変だったかな・・・

今は寝る時間もたっぷりあるし、自由になるお小遣いも少しはある。

 

絵本を読んでいて、小鳥が小さな種を運んで来て、

年年も何代もかかって緑ゆたかな山になっていく様を見て、

そんな昔の事を思い出しました。

焦らずじっと我慢で、コツコツ努力して、少しずつ夢を叶える。

仕事がなかったり、病気になってしまったら、我慢も努力もできませんが、

今のだいたいの人はもう少し我慢すればいいのに、とも思いますが。

 

もうひとつ、やっと読み終えた本の話。

次男が貸してくれたドストエフスキーの「罪と罰」

有名な小説なので、せっかくご縁かあったので読み始めましたが、

あんまり面白くない・・・・・・・

でもその前に読んだ同じドストエフスキーの「未成年」は

途中からぐっと面白くなったので、「罪と罰」も面白くなるだろうと、

頑張って読み続けたけれど、面白くない・・・・・・(個人の感想です)

暗~い青年の、暗~い話。

「エピローグ」と題された最終章はなかなか感慨深いものがありましたが。

まぁ、ず~っと読まなければエピローグの感動もないのですが。

 

ちょっと疲れたので、今度は中野京子さんの新刊「プロイセン王家 12の物語」。

プロイセンという国には馴染みがない(中野京子さん自身も書かれていますが)。

色んな名画で馴染みがないプロイセン王家の物語に触れてみようと思います。

 

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