Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

春の夜の夢のごとし

2022年03月22日 | ひとりごと

再び襲った悲劇・・・また夫にブチ切れられました。

どこに地雷が埋まっているのやら、どこからミサイルが飛んでくるか。

ニュースを見てウクライナの人々に同情を寄せている夫ですが、

私に言わせれば「遠くのプーチンより、隣の父ちゃんが怖い」。

ちょっと不謹慎かも知れませんが、私だって家を出て行くところもないので、

ひたすら我慢ガマン。

先日おばあさんがメモっていた「テストステロン」なる物質。

誰か彼に投与してやって下さい・・・

 

でも若いころからあんなだった。年のせいばっかりではないと思う。

かれこれ30年もガマンしてきたんだから、

来た道よりも、行く先の方が短い、我慢ガマン。

職場で愚痴ると、私ばかりではないらしいし、わが夫ばかりでもないらしい。

(いつも昼休みの読書タイムに見えるモクレン、一週間で開花し始めました)

 

悲しい時、腹が立った時、色々と心騒ぐ時の心の慰めは、

大好きなクラシック音楽だったり、色々な本を読むこと。

読書することは、本当に心を豊かにしてくれます。

あまりノンフィクションは読まないのですが、古いものは別。

数年前にはヘルマン・ヘッセにはまったっけ・・・

思い出せばあれも夫の暴言がきっかけだったっけ・・・(遠い目)

 

今は日本史ばかり読んでいます。

ふと思いついて「壬申の乱」関係の本を読みまくり、

その後、今年の大河ドラマの鎌倉幕府ってちょっとわかんない・・・

ということで、家にあった「平治物語」「保元物語」「平家物語」、

手当たり次第に読んでみました(すべて小学校高学年用ですが)。

そして今は「太平記」を読んでいます。南北朝時代ってわかりにくいですね。

宝塚の「桜嵐記」をBSで観たので、やっと少し理解できましたが・・・

ノートを取りながら読んでいます、読書用にピンクのバインダーノートも買いました。

 

本は大切な心の友なので、ブックカバー作りも楽しいです。

これは前回の文庫サイズに続いて作った新書サイズ、くるみボタンが可愛いです。

その時々でお気に入りの生地で色んなカバーを作りましたが、

次男から珍しいリクエストをもらいました。

「アイヌ刺繍でブックカバーを作って」

はて・・・アイヌ刺繍とな?

なんでも最近よく読んでいるマンガが「ゴールデンカムイ」だそうで。

調べたらなぜか土方さんがじいさんになっていた・・・???

マンガはさておき、アイヌ刺繍してみました。

 

初めて刺したアイヌ刺繍ですが、チェーンステッチの要領なのでわりと上出来

これをブックカバーに仕立てて、ちょうど誕生日だったのでプレゼント。

 

そういえば、夜中にふと目が覚めて、眠れなくなったのでテレビをつけてみたら、

アニメの「平家物語」が放送されていて・・・

これがとってもステキなアニメでした。

「びわ」という名の女の子が弾く琵琶の音色がなかなかよいので、

アニメではない方の、琵琶で語る「平家物語」CDを買ってみました。

宝塚ファンのわたしなので、もちろん上原まりさんの演奏です。

 

  奢れる者も久しからず

  ただ春の夜の夢のごとし

  猛きものも遂には滅びぬ

  ひとえに風の前の塵に同じ

 

塵と同じですってよ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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私のロシア

2022年03月08日 | 美術館など

可哀想だった2月の私。

気分を変えて、3回目のワクチンも終わってひと月もたったので、

2年ぶりの名古屋へ行ってきました。

すぐ近くにインターが出来て、立派な道の駅もできました。

その道の駅から名古屋行の高速バスが出ているのです。

長男も名古屋から帰省する時には利用しています。

こんなドのつく田舎から乗り換えもなく、バス一本で名古屋駅なんて

 

名古屋市美術館では「ゴッホ展」が始まっています。

完全予約制ということで、便利なようで難しい世の中になりました。

でもなんとか無事にネットでチケットをGET。

バスはほぼ貸し切り状態で、気兼ねなくリクライニングして快適な1時間。

思えばひと月前に同じ高速の道を夫と出かけたっけ・・・(なにも言うまい)。

楽しいバスの旅でした。

人込みは怖いので地下鉄には乗らず、30分ほど歩いて美術館へ。

 

久しぶりの名古屋市美術館、ゴッホを堪能してきました。

あいにくのお天気でしたが、帰り道は小雨の中歩いて名古屋駅へ・・・。

家族にはキオスクで赤福を買いましたが、

久しぶりだし、次はいつになるかわからないので、

おいしいハーブティーだけ買って帰りました。

 

私の趣味である絵画鑑賞ですが、ほかに同じ趣味の友人はいないし、

やはり一人でゆっくり鑑賞することに慣れた今は、誰かと一緒なんて

母や息子と一緒だった時も入り口で別れて、出口集合。

自分のペースでゆっくり観ます。

以前、東京まで行った時なんて、夫は美術館までは一緒でしたが、

その後どこかへ消えてゆきました・・・

その東京で観た展覧会は「ロマンティック・ロシア展」。

大好きな絵だったのでぜひ観たかったし、とても感動しました。

 

ロシアは大好きな国です。

チャイコフスキーの音楽、ドストエフスキーやトルストイ、

プーシキンやツルゲーネフ、そして素晴らしい絵画の数々。

なので、今のロシアのニュースには心が痛みます。

もちろん私の愛するロシアと、今のロシアは全くの別物なのでしょうが。

 

こんなことを綴りながら思うこと。

東京のロシア展はぜひとも観たかったので、一人でも行くつもりでしたが、

不案内な私を案じて夫は美術館の入り口まで送ってくれたんだなぁ・・・

更に、浅草に行ったことないので連れてってくれたし。・

いつも感謝はしているつ・も・り、先方には届いていないようですが。

 

でも、夫婦仲良くくっついている人たちも見かけますが、

やっぱり私は一人で趣味を堪能する星のもとに生まれたのでしょう。

一人で読書したり、音楽を聴いたり・・・

(私の大切な本がカバンの中でクシャクシャにならないように、

 本を大事にするブックカバーを作りました)

 

でも、嫌な思い出ではなく、下呂の美しい景色は目に焼き付いています。

 

 

 

 

 

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2月の出来事

2022年03月08日 | 日記

気付けば3月、今日はずいぶんとあったかです。

今年は色とりどりのクリスマスローズが咲きました。

活けるとちょっとぶかっこうですが、

せっかく伸びたのに切ってしまうのが可哀想で、そのまま挿してみました。

 

2月は色々あって、あっっっっっという間に過ぎて行きました。

まずワクチン3回目、息子の職域接種で片道2時間かかりましたが、

スピード重視の夫なので(同居の年寄りにうつしてはいけないので)。

親子4人で受ける予定でしたが、せめて次男とは一緒に行けると思っていたところ、

まさかの夫と二人(次男は長男と二人だった・・・・・・)。

先に帰った息子たちは「きっと夫婦喧嘩して帰ってくるよ」なんて言ってたそう。

ご期待に添えなくて悪いけど、私の忍耐力は日々進化しているのですよ、

見くびってもらっては困るわ。

 

なんて言ってましたが・・・・

ばあさんもワクチン接種を終えて、日本三大♨下呂へ旅立って行きました。

と言っても夫が送って行ったのですが。

数日たって今度は私もついて迎えに行ったのですが、これが間違いのもと。

下呂について食事をしようとしたところ、上着を脱いだ夫のセーター、

毛玉だらけでほころびも・・・、なぜこれを着てきた?

「これではあんまり高級店には入れないね」なんてうっかり口をすべらしてしまった。

ああ・・・口は禍のもととはいうものの、一緒にいる私のことも慮ってほしい・・・

それで、ちょっと汚めの中華屋さんに来たところ、夫の不機嫌MAX、

ブチッとキレる音が聞こえましたよ・・・

「俺は食わん

なので私ひとりで、ちょっと良いお店でランチして、それからばあさんのいるお宿へ。

夫はばあさんにお任せしたのですが、すねて駐車場の車の中にいたらしい。

・・・まったく理解不能、変なひと。

その後、1週間くらいムス~~~~~~っとしていましたが。

(あとで考えれば、私がお願いして一緒にそれなりのお店を探せばよかったのですか?

 う~ん、時間的にも無理だし、仕方なかったよね。

 私は一人で平気だし、おいしかったし。

 って、こういうところも気に入らないんだろうけど)

 

1週間くらいして、仕事からかえるとテーブルに奇怪なメモが。

誤字だらけですが、聞けばばあさんがテレビを見ながらメモったらしい。

なるほど・・・あれは病気だったのか・・・なら仕方ないか・・・

という結末。

息子たちにもこのメモをみせたところ、

長男は「ぼくも少しそうではないかと思ってた」とのこと。

次男は「亜鉛が大事だからサプリでも飲ませたら?」

お父さんが私の買ったサプリなんかの飲むもんですか。

せめてタンパク質たっぷりのごはんでも作るくらい・・・。

 

先月の日記に色々書いたけれど、敵は家の中にも・・・。

でも職場のオバさんはともかく、一緒に暮らす家族なんだから、

仲良く楽しく暮らしたいと思う私です。

まぁ、家族っていうか、わたしにしか言いたいこと言って

ブチキレることはできないのであろうけれど、

それでは我ながらあまりにも自分が可哀想なんですけど。

 

         つづく

 

 

 

 

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