Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

2023年04月02日 | 千住真理子さん

いつの間にか4月・・・

年度末は毎年バタバタで、気がつけば新年度。

 

でも3月も色々スケジュールを組み込んで、楽しく過ごしておりました。

忘れないように備忘録

 

3月21日には大垣市のホールで、久しぶりに千住真理子さんの演奏会。

 

 

思えば3年前、コロナで同じ大垣市の演奏会がなくなって、

今年初めの名古屋のコンサートは、まだコロナが怖いし、

雪が降ったら帰れなくなるし・・・と涙を飲んで諦めたけれど

ちゃんと機会は巡ってきましたね。

 

昨年還暦を迎えられたとのことで、

その記念のCDの中から数曲を演奏されました。

 

   アンコールは 

      ロンドンデリーの歌

      鳥の歌 

      愛の喜び

「鳥の歌」は、おそらくウクライナのことを想ってのことだと思います。

昨年の平家物語の琵琶の演奏会でも、

ウクライナのことにはふれられていました。

音楽家の方々も心を痛めておられるのだと思いました。

 

新しいCDが出たと知ってから買おうか迷ってたけど、

会場にありました!

まだまだコロナが心配なので、握手&サイン会はなくて💧

その代わり、直筆サイン入りのポストカード付き♬

一枚一枚、心のこもったサイン、ありがとうございます。

 

ファン歴45年ほどの私。

あちこち追っかけをするわけではありませんが、

日々の暮らしの中に真理子さんの音色は欠かせません。

自分の都合が合えば演奏会は聴きに行きます。

私がず〜っとファンなのを知っているので、

クラシック音楽には興味のない弟も行きたがっていましたが、

「お一人様」主義の私なので、姪っ子に「お父さんを連れて行ってあげて」

と言っておきましたが、お誘いはなかったようで。

でも前から3列目の通路側という、私的にはとてもいいお席でしたが、

隣が変わったオッサンで、演奏に合わせて鼻歌♬

私だって許されるなら歌い上げる覚悟はあるわ‼

次回からは私と変なオッサンの壁代わりに弟を誘ってみようと思いました。

知らない変なオッサンの隣よりは、身内のオッサン。

 

私が初めて千住真理子さんを知ったのは「火の鳥」。

言わずと知れた手塚治虫さんの名作の映画化の音楽を聴いたのがきっかけ。

当時まだ17歳の、天才少女と言われていたヴァイオリニスト。

火の鳥が舞い降りて来たようなヴァイオリンの音色・・・

すっかり魅了されました。

それから45年ほど・・・

「火の鳥」は当時LPレコードを買って聴きましたが、

後年CD化されたものを買って聴き直しましたが、

記憶の中の音色と同じ、優雅に舞い降りる火の鳥のごとし。

 

いつも演奏会で真理子さんのヴァイオリンを聴いていると、

初めて聴いた日からその日までの、自分の長い人生をたどるようで、

自然と涙がこぼれてしまう。

演奏そのものと、自分自身のメモリー、

そしてポエジー。

 

 

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四季

2019年05月28日 | 千住真理子さん

毎日暑かったけれど、今日は雨降りで一段落。

それにしても、暑かった・・・

ついこの前まで寒い寒いと言ってて、「初夏」っていうのがなかったような気がする。

暑さのためか、この子たちの成長も異様な速さ。

いつの間にか生まれてて、昨日の昼間には飛んでました。

さすがに夕方にはまた帰ってきましたが。

まだ寒いころ買ってきたクランベリーの鉢植え、

こんなお花が咲きました。たくさんの実がなるといいな・・・

柿畑の中に咲いているつる草、さわやかな色の花が咲きます。

毎年この時季恒例のハチの巣箱、たくさんのハチが働いています。

このハチが柿の花に頭を突っ込んでいる様子が、とても可愛い

ネコもびっくりのもふもふっぷりです。

写真に撮ろうと狙っていましたが逆光でなかなか撮れない・・・

代わりにつる草の蜜を集めているところを撮ってみました。

 

柿畑の隣は麦畑、まるで実りの秋のような黄金色。

最近は水田よりも麦畑が多くなりました。

我が家でもお米よりもパンを食べることが多いですしね。

でもやはり、この景色が大好きです。

田植の準備で田んぼに水が入ると、まるで湖のようです。

 

さて、先日のお休みの朝、新聞を広げてびっくり!

う~ん、もう明後日のことで急だし、どうしよう・・・

死ぬまでに一度は生で聴いてみたいヴィヴァルディ。

生で聴く機会はこれを逃しては・・・!

しかもプログラムには1番好きなヴィターリの「シャコンヌ」まで・・・!

ダメもとで電話したら前から二番目が空いていた!

行ってきました、1年半ぶりの生真理子様。

 

「四季」のCDは3枚も持っています、若いころの真理子様のと、

デュランティでの新録音のもの。

そしてアンネ・ゾフィー・ムターのもの。

多分誰でも知っている、誰もが好きな「四季」。

ムターのものもなかなか良くて、

他にもとても素敵な曲が収録されています。

タルティーニ「悪魔のトリル」というおいしそうな(!)タイトル。

作曲者の夢の中に悪魔が出てきて弾いた曲を、

目が覚めてから楽譜に書き留めたそうな・・・(余談)

 

もちろん、シャコンヌも素晴らしかった!

突然舞い下りたご褒美、毎日がんばってるからね私。

サインしてもらって、懲りずに「40年来のファンです」って言ったら

「ありがとうございます~」って握手してくださいました。

奇しくも昨夜またテレビで真理子様の時短食事法、放送されてましたね。

あんな扱いは心外で、初めて見た時は私もびっくりしましたが、

演奏中の真理子様はものすごい集中力で、

自分が弾いていない時は彫像のように微動だにせず聴き入っていました。

サイン会の時も私の前のおじいさんのよくわからないお話にも

優しい笑顔で耳を傾けていらっしゃいました。

お隣の席のおじさまはナント3時間もかけてやって来たそうな・・・

(私ではなく反対側のお隣のおばさまに話しかけていました)

田舎ですがとてもよいホールで、音もよく響いていましたが、

公共事業だからか宣伝不足で、わりとゆったりした雰囲気で

サインもゆっくりしていただけました。

でも・・・ホントしっかり宣伝してくれなきゃ、聴きのがすところだった。

 

また次の機会まで私もがんばろ

 

 

 

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40年

2017年12月19日 | 千住真理子さん

日曜日にお休みをもらってコンサートに行ってきました。

久々のコンサート、しかも・・・

大好きな千住真理子さんのリサイタル。

私が真理子さんのヴァイオリンを初めて聴いたのは「火の鳥」

手塚治虫さんのアニメの映画化で、BGMに真理子さんのヴァイオリンが流れた。

本当に火の鳥が舞い降りてくるような音色・・・

10年ほど前にも名古屋でのリサイタルに行った。

初めて真理子さんの生演奏を聴いて大感激だったっけ。

その後サイン会もあったけれど、一度に願い事が叶ったら死んでしまいそうなので

あえて横目に帰って行ったっけ。

そして昨年一月はプラハ響との共演。

今回はサインをしていただこうと、ほしかったCDはリサイタルまでお預け。

今とっても気に入っているブラームス。

「火の鳥の時からのファンです」って言って握手してもらったら、

ちょっとびっくりしたご様子・・・

あれから40年近くが経とうとしています。

 

毎回コンサートでは感動のあまり泣きながら聴いてしまう私。

ちょっと周りの人には気持ち悪いおばさん、と見えてしまうかも。

もちろん演奏自体が感涙ものなのですが、

ずっとずっと好きな音色なので、聴いている間にいろんな想いがあふれる。

今回私の故郷の大垣市で初めて握手してサインまでいただいたのも

なにか感慨深い・・・

会場も、40年前中学生だった私がよく通った図書館の敷地内。

 

今回はクリスマス前なので、それらしい雰囲気の曲を選んだとのことで

バッハ、ヘンデル、シューベルト、モーツァルト・・・

1曲1曲、1音1音、宝石のような美しい音色・・・

後半は月や星、空に因んだ曲、

千住明さん編曲の「荒城の月」は鳥肌ものでした・・・

 

リサイタルは2回目ですが、前回も曲の合間のおしゃべりが興味深い。

曲の説明や技術的なお話、そして演奏する曲への思いなど・・・

ブラームスのハンガリー舞曲1番はとて好きな曲で、

自分のすべてがさらけ出されるような曲だとおっしゃいました。

ハンガリー舞曲は私も大好きな曲ばかりですが、

(ハンガリーとスラブ舞曲集を毎日のように聴いたことも)

21曲の中で突然〇番と言われて、すぐにはメロディが浮かばない・・・

でも曲を聴き始めて・・・、ああ私も一番好きな曲だわ・・・とまた涙。

 

自分の感動を書き綴って、支離滅裂になってしまった・・・

昨年1月のコンサートの日記も読み返したけれど

やはり感動で鼻水をすすっていたとの記録が。

あの時のプログラムも子供のころから親しんだ曲だったからね・・・

たくさんの色んな曲、1曲1曲に色んな思い出や想いがつまっています。

 

今回買ったブラームスのソナタ集。

なぜかヨーヨーマのチェロで何度も聴いた曲です。

ブラームスってホント深い。

真理子さんは、ブラームスの世界そのものが深い森のようだ、

と書いておられますが、私にはまだよくわかりません。

ブラ1、ハンガリー舞曲集、ドイツレクイエム、たくさんの歌曲、

知れば知るほど深い・・・

でもその深さが森なのか海なのかもっとほかの深さなのか、

私にはまだわからない・・・

 

 

 

 

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アヴェ・マリア

2016年12月29日 | 千住真理子さん

リボンのついた箱・・・

毎日遅くまでがんばっている私に、

・・・自分へのごほうび。

そうですとも、パートのボーナスが出たので

自分でAmazonで買ったのですが、

リボン付きで届きました

 

そしてクリスマスの朝、新聞を取りにポストをのぞいたら

またもや自分で買ったCDが入っていました。

前日はクリスマスのごちそうを作るのに忙しくて

すっかり忘れていました。

 

「アヴェ・マリア」

たくさんのアヴェ・マリアが入っています。

シンプルなピアノやチェンバロの伴奏のみの演奏。

柔らかな少しかすれたような温かいヴァイオリンの音色・・・

知らず知らず涙が出ます。

やはり「無」の涙・・・

 

ずいぶん時を隔てて、真理子さんの「祈り」が私にも届きました。

(2011年の録音です)

 

 

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美しいもの

2016年04月29日 | 千住真理子さん

今日から世間はゴールデンウィーク。

私は連休はありませんが、今日はお休み。

でも、今日から畑仕事です。

毎年この時季は「摘蕾」 柿の小さい蕾をプチプチ間引きます。

出かけるまではちょっと億劫、でも・・・

この景色は何にも替えがたい。畑の隣は麦畑です。

今日は風が強くて、吹き飛ばされそうでした。

でもプチプチプチプチ、無心でつまみます。

午後からは畑のお供に買ったばかりのCD。

千住真理子さんのモーツァルト、発売されたばかり♪

しかもアマゾンのお急ぎ便だったので昨夜注文して今日の午前中に到着。

すごいわぁ~。

お急ぎ便なんてちょっと贅沢だけど、お給料出たばかりだから。

ピアノの伴奏と真理子さんのデュランティ、静かで美しい演奏。

それにこのジャケット、グリーンの花柄と、まるで女神様のようなドレープの衣装、

すべてが美しすぎます。

一人で感動していましたが、だれかに伝えたくて・・・

CDの最後に収録された「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。

以前に買ったモーツァルトのレクイエムの最後にも入っていて、

大好きな曲のひとつです。

この曲の真理子さんヴァージョンを聴きたくて買ったのです。

CDの最後、一日の最後、人生の最期にも聴きたい曲のひとつ。

 

あぁ・・・美しい景色と美しい音楽、

渋滞で遠出しなくても手に入るこの幸せ・・・、

とっても満足です。

明日からはまた出勤だし、次のお休みは地元のお祭りでお店は大忙しなので

お休みがもらえるのはいつなのか未定ですが、とりあえずしばらくがんばろ。

 

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10年

2016年01月22日 | 千住真理子さん

母の一周忌の直前ではありましたが、

千住真理子さんのヴァイオリンを聴きに行ってきました。

昨年にも機会はありましたが予定があわず、

これを逃しては・・・とチケットを買ったのが秋の初め。

ずいぶん前から楽しみにしていました。

 

前に千住さんの演奏を初めて生で聞いたのが10年前。

自分の都合と先方の都合が合うのに10年かかりました。

 

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、

多分初めて買った千住さんのLP(!)がこの曲だったはず・・・

もう何十年も前・・・

その後再録音されたCDを買い、更にCD化された初めのものも買い・・・

思い入れ深い曲です。

なので独奏の場面は思わず感涙・・・ 

鼻水をすする音もはばかれ・・・呼吸さえ忘れ・・・

そのせいかどうか、次の曲の第二楽章が始まる前に救急搬送された方も。

 

プログラムはプラハ交響楽団の「モルダウ」、

ヴァイオリン協奏曲をはさんで「新世界より」

こちらも子供のころから何十回も聴いた大好きな曲。

母が初めて買ってくれたLP(しつこいようですが、!)もこの曲だったかも。

なじみ深い曲ばかりだったので、楽しいひとときになりました。

 

アンコールは、この流れでは予想通りの「スラブ舞曲10番」。

二度目のアンコールも「スラブ舞曲」ですが、

恥ずかしながら初めて聴く曲・・・8番でした。

なのでさっそく買ってしまいました。

このスラブ舞曲というのは演歌チックで日本人好み、

という方がいましたが・・・私も全曲気に入りました。

千住さんをお目当てに寒い中、名古屋まで行って来ましたが

プラハ響の方々もなかなかチャーミングで楽しい演奏会でした。

次にまた千住さんのヴァイオリンが聴けるのはいつかしら?

大げさですが、生きててよかった、と思えるひとときでしたが、

また次の機会まで元気でがんばろう

 

 

 

 

 

 

 

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