Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

ベートーヴェン

2023年03月06日 | 音楽

春の初めの畑仕事、そう、肥やしまき。

久々に手伝いました。

この日記を読み返すと、前に手伝ったのは3年前

昨年などは勝手にブチ切れる日々で、一人でがんばったのかしらね・・・

最近はすっかりおとなしくなって、ブチ切れることはあまりない。

なんだったのか・・・あれは・・・、

え? もちろんわが夫のことです。

男性更年期障害というやつだったのでしょうか。

でもまた時々めまいがするそうで、季節の変わり目もあるのでしょうか。

なかなか大変です。

私なんて丈夫なもんです。

 

一月いっぱいで一緒に仕事をしていた人が退職し、彼女の分の仕事が増えました。

でも・・・あんまりテキパキと仕事をする人ではなかったので、

仕事の量はそこまで増えてないし、むしろストレスがなくなって快適。

ちょっと小忙しくはあるものの、自分のペースでガンガンできるので快適。

職場のみんなから、なんだか爽やかな顔になった、と言われています。

今まで不愉快そうだったのかしら・・・

もうすぐ決算もあるので年度末は色々忙しくなりいますが、ノンストレス

今日も仕事の後の一杯がおいしかったです

 

先日の肥やしまきのお手伝いの後の筋肉痛もありましたが、

わたし丈夫なので。

でも20キロの肥料の袋を半分こしてまいたのですが、

一度に10キロ持たせないでよ、と終わってから抗議。

一応女性なので、同じようにはできないわ。

まぁ典型的な昭和のおっさんはレディに対するマナーなんて持ち合わせてないし。

 

多少ご機嫌が治っても、昭和のオッサンの取り扱いはなかなか大変です。

そんな私のストレス解消法は、読書と音楽。

奇しくも3年前の肥やしまきの日記にも音楽のことを書いていました。

ベートーヴェン、大好きな千住真理子さんのヴァイオリンソナタでしたが、

今回は弦楽四重奏曲集、ズスケ・カルテットの演奏で。

ベートーヴェンはいいですね、一番好きかも。

春のお日様のように暖かく、秋の風に舞う落ち葉のように物悲しく、

冬の雪のように静かに美しい・・・

夏って・・・どのベートーヴェンを聴いていたかな・・・

この先の暑い暑い夏のことを考えると、すでにうんざりだけれど、

夏のベートーヴェン、どんなだったか、ちょっと楽しみ。

 

でも、まだやっっっと春の足音がかすかに聞こえたばかりです。

 

 

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沙羅双樹の花のいろ

2022年07月05日 | 音楽

またまた1ヶ月放置・・・もう7月です。

でも毎日暑いこと!毎日猛暑でしたね。

今日は台風の影響でお天気が悪くて、少し涼しいです。

 

久しぶりにな~んにも予定のない休日。

のんびりゴロゴロしています。

先週の休みは家族に振り回され、仕事も忙しかったし、

今日はもうお買い物にも行かず、冷凍庫のお掃除で夕ごはん。

 

たまに愚痴る職場の同じ部門の人、

何年たっても理解不能で、仕事もできない。

立派な経歴の方なのに年齢的なものか、もともとの性格か、

協力して仕事をするという考えはないらしい。

救いは、それを知っている上司が何かとフォローして下さる。

「持ちつ持たれつだから」と言ってもらえて、泣きたいくらい嬉しかった💧

やっぱり裏表なく真面目にコツコツやれば、見ていて助けてくれる人もいる。

そういう私も先日は他の部門のお手伝いをした。

自分の仕事だけ済ませてさっさと帰ってゆく人を見るのは、寂しくて情けないもの。

やはり「持ちつ持たれつ」

更に言えば「己の欲せざるところ人に施すことなかれ」

私のモットー、自分がされて嫌なことは人にしてはいけない。

幼稚園児でもわかることですが、大人になってもできない人の多いこと。

 

でも同僚だからうまくお付き合いしなくては。

お休みも代わってもらって演奏会にも行けたし。

 

筑前琵琶演奏会、

今年のマイブームの「平家物語」の締めくくり、「平家物語」を琵琶で聴いてきました。

久々の演奏会、時間を間違えて早めに着いてしまったので、とってもいいお席に座ることができました。

 

美術館のお庭の茶室がステージです。

演奏された田中旭泉さんも言っておられましたが、時節柄、戦争と平和について考えさせられるこの頃・・・

「盛者必衰の理をあらわす、奢れる者も久しからず、猛き者も遂には滅びぬ」

聞こえていますかー

 

コロナ禍で久しぶりの演奏会だそうですが、私は初めて。

こちらの美術館で時折演奏会があるのは知っていましたが、

お庭に沙羅双樹の木があって、そろそろ花の見頃かな、

そう思って展覧会を調べたら、演奏会の案内に出会えました。

 

とてもいいお席だったので、空気を震わせる弦の響きを感じることがてきました。

 

浮き世のしがらみをしばし忘れるひとときでした。

 

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ピアノの調べ

2021年11月09日 | 音楽

絶賛収穫中・・・と言いたいところですが、数日前から病気療養中。

先月はまだまだ元気にお手伝いしていましたが、11月に入ってから体調不良。

日ごろから丈夫なせいか、はたまた年のせいか、

ぐ~んと悪化はしないけれど、治りも悪い。

平熱が35度ジャストなので、36.5度でもしんどい・・・

36.5度という微妙な熱がダラダラと一週間ほど続いて、

頭が痛いやら口内炎が痛いやら、歯まで痛いやら・・・もう最悪。

 

先月柿畑で撮った写真、

干し柿にする渋柿です、こちらも知人を中心に予約済み。

まだ青いです。

ちょっと涼しくなってきたので、カエル君は柿の実に隠れています。

庭のミカンも色づいてきました。

先日病院の帰りに熱に浮かされて買った青ミカン、

とってもおいしそうだったのですが・・・よく見たらライムでした(-_-;)

蜂蜜に漬けてみました。

ずいぶん長い間、鉢植えで育てていたオリーブの木、

庭に植え替えたらぐんぐん大きくなって、それでもなかなか実がつかなかったのですが、

今年たわわに実っています、だんだんえんじ色に熟してきました。

元気になったら脚立に上って収穫して、塩漬けにしてみようかと思います。

 

 ♪    ♪    ♪

 

最近ショパンの曲をよく耳にすると思っていたら、

ショパン・コンクールの年だったのですね。

ショパンで好きなのはノクターン、ワルツ、ピアノ協奏曲などなど・・・

でも前奏曲ってあんまり聴いたことないなぁとCDを買うことにしました。

こういう有名な曲ありきでCDを選ぶ時って、悩むのが演奏家。

色々迷ってキーシンのCDにしましたが、私的にはよいチョイスでした。

24の前奏曲の最後に英雄ポロネーズが入っていましたが、これがなかなか。

今までのポロネーズのイメージと違って、さらっと上品なポロネーズ。

今までのイメージって華やかで、なんだかドヤ顔のイメージ。

それはそれでいいのですがね・・・

 

ショパンに少し飽きて、チャイコフスキーの「四季」。

ロシアの四季折々の風景が目に浮かぶようです。

昔々、大好きだったアニメ「とんがり帽子のメモル」

古ぼけた記憶の中に、とても美しい映像が残っています。

物語の中でチャイコフスキーの「クリスマス」を演奏するシーンがありました。

楽しく美しいクリスマスのシーンでした。

 

こうなると記憶の中のピアノ曲がたくさん目覚めてきます。

シューマンの「子どもの情景」、一番初めの曲がもう一度聴きたい・・・

「見知らぬ国」という題名でした。

優しくて懐かしい調べ・・・

今ではもう、あの頃の思い出こそが「見知らぬ国」の出来事のようです。

 

小さい頃から習っていたピアノ、練習は嫌いでしたが、聴くのは大好きだったので、

優しいあの調べを聴くととても懐かしくなります。

色々な思い出が胸をぐるぐるします。

「何か趣味があるのはいいことだから」と習わせてくれたそうですが、

その割にはスパルタだったよ、お母さん・・・

 

 

 

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250

2020年12月25日 | 音楽

昨夜、次男が来てくれて賑やかなクリスマス・イブになりました。

メニューはいつもの鶏のトマト煮。

母がよく作ってくれて、弟の家でもクリスマスには食べるそうです。

長男は帰っては来ていませんが、ずっと頑張っていた試験が受かり、

お祝いモードな我が家でした。

 

息子は早々にアパートに帰り、その後はいつも通り静かな夜。

kindleでツルゲーネフの「猟人日記」を読みました。

美しい自然を背景に、悲惨な農奴の生活が描かれており、

アレクサンドル二世は「猟人日記」を読んで農奴解放を決断した、

という、ウィキペディアの受け売り(^-^;

ロシアの物語なのでBGMはチャイコフスキーの2番、ロシアの匂いがする~

そしてその後、クリスマスっぽく「くるみ割り人形」

 

チャイコフスキーも大好きですが、一番好きなのはベートーヴェン。

今年は生誕250年のベートーヴェン・イヤー。

コンサートにも足を運びたかったところですが、このコロナ禍で台無し。

でもおうちでベートーヴェン、です。

Eテレのクラシック音楽館では最近は毎週ベートーヴェン。

今まで知らなかったたくさんの曲を聴くことができ、新たな感動

 

ウォークマンに音楽を入れる時、画像のないものには自分のイメージの写真を入れます。

ベートーヴェンは白いバラ、ショパンは赤いバラ、シューベルトは青いバラ、

私のイメージです。

ちなみにバッハは新緑の葉っぱ、私の個人的なイメージ。

 

生まれ変わったらベートーヴェンのような才能のある音楽家に・・・

などとおこがましいいことは思いもしませんが、

もしできる事ならば、かの時代の大金持ちに生まれ変わって、

ベートーヴェンのパトロンになって、ステキな曲を献呈されたい・・・

 

 

 

 

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妄想

2019年11月17日 | 音楽

時々時間に余裕があると、自分のブログを読み返す。

その時々の色々なことを思い出しながら・・・

 

あんまり愚痴などを事細かに書くのは好きではないけれど、

「職場でちょっと嫌なことがあって・・・」なんて書いてると、

私は忘れっぽい方なので細かいことは思い出せないけれど

だいたい見当はつくこともある。

先日はさすがにちょっと書いてしまったけれど、態度は大御所の年上の後輩、

私が仕事のことで指摘をすると「それは教えてもらっていません」とキッパリ。

まるでセーラームーン(古い?)の決め台詞のように度々浴びせられる言葉。

何回目かだったので「教えてもらってません、が免罪符になると思ったら大間違いです!」

と私の決め台詞(と言ってもこれはいつも心の叫びで、実際口に出したのは初めて)。

 

ここからは私の妄想のお話。

免罪符で天国に行けると思ったら大間違いですよアナタ。

そんなお前は地獄落ちだ~!!

というわけで最近のお気に入りの1曲は「ドン・ジョバンニ」

オペラ史上最恐のあの「地獄落ち」のシーン、YouTubeで毎日見ています。

どの騎士長が一番怖いかな~って見ています。

しっかり聴いたことがないので、Amazonでポチっと。

この地獄落ちの場面はスタイリッシュ、というか幻想的というか・・・

ドン・ジョバンニも一番声がいいような・・・

とりあえずCDが届くまで何か手持ちのモーツァルトで今の気分なのは・・・

今日は柿畑でモーツァルト、その後聴き比べでフォーレのレクイエム。

レクイエムつながりでその後、ベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」

 

一週間ほどムシャクシャしていましたが、

私の脳内で彼女の供養はすませたので(宗派が違ったかもしれないけど)

いつまでも腹をたてていても仕方ないかと・・・・・・・・・

 

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ドビュッシーの夏 2019

2019年09月03日 | 音楽

今日は二回目の更新。

マメに日々の事を書き綴ればよいものを・・・

とは思いますが、特筆することのない平凡な日々。

それが一番の幸せだとは思います。

 

誰かか訪れることもない日記ですが、

たまに読み返すと面白い。

自分が「今」興味を持っていることなど、もう少しマメに綴らねば、

とは思いますが、携帯で長文を残すのは難しいし、

古いパソコンではなかなか・・・

子どもたちからは「新しいの買ったら?」とよく言われますが、

何事も動くうちは、と使っています。

 

夏の初め、今年の夏は去年ほどは暑くないだろう、と高を括っていましたが、

いやぁ~、今年も灼熱でしたね。

でもおかげさまで元気元気。

 

昨年に続いて暑い夏にはドビュッシー。

昨年買ったCDですが、ドビュッシー、ラヴェル、

そしてフォーレのそれぞれのピアノ三重奏曲。

特にドビュッシーの旋律の美しいこと・・・

 

そろそろ涼しくはなってきて、夜には庭から虫の声が聞こえてきます。

しばらくはこの美しいピアノとヴァイオリン、チェロの三重奏を楽しみます。

 

 

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ニューイヤーコンサート

2019年01月15日 | 音楽

久しぶりのコンサート、しかも二年ぶりのプラハ響。

今では大ファンになってしまったプラハ響は三回目です。

初めて聞いたのは千住真理子さんのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲と、

そして今回と同じドヴォルジャークの9番でした。

その時のティンパニーのパフォーマンスがステキで・・・

もちろん演奏もよいのですが、彼のマレットさばきに釘づけ

今回は初めて聴いたときよりはおとなし目でしたが、

今回もなかなかのお茶目っぷりでした。

昨年は愛知県のコンサートホールは耐震工事のために休館中だったので

色々お久しぶりでとっても楽しかった

樫本大進さんのおかげで少々チケットがお高くて、三階の席でしたが(でもど真ん中)

樫本大進さんのおかげで、アンコールはナント指揮のインキネンさんと二重奏。

すごいわ~、エドアルド・ソルティみたい~

 

今回はお正月明けでお財布に余裕がないし、数日後に予定もあるので、

ランチはコンサートホール近くのマックで・・・と思ったら長蛇の列。

なのでホールの建物続きのバスターミナルでサンドウィッチを買って。

書籍の品揃えの豊富なコンビニ?みたいなお店でゆっくりと休憩ができるので

お気に入りの場所。

しかもすぐ外のバスターミナルを眺めていると、

まるで自分も遠距離バスに乗ってお出かけするような気分になれる。

大きなリュックをしょった親子連れや、お土産を抱えたお年寄り・・・

色々想像(妄想?)が広がります。

そしてこのモニュメント、もうず~っと前から名古屋駅の前にありますが、

いつ頃になるのかわかないけれど、撤去されるそうな・・・

最後になるかもしれないのでお別れを惜しんできました。

                    

ドヴォルジャークの後のアンコールはもう定番なのか

同じドヴォルジャークのスラブ舞曲の二曲。

三年前聴いてスラブ舞曲と、ブラームスのハンガリー舞曲の全曲集を買って、

今では私のお気に入り。

前半の樫本大進さんのアンコールはバルトークの二重奏。

これもステキな曲だったので早速チェック

 

 

 

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人生の愉しみ

2018年11月16日 | 音楽

今夜はちょっとほろ酔いでしたためています。

 

今年のボージョレ―ヌーボー、おいしいじゃありませんか!

(いえ、毎年おいしくいただいていますが)

今年は甘くてジュースみたい~♪

 

私の毎日の愉しみのひとつは「お酒」

仕事を終え、やれやれ・・・と一杯。

プリン体0、糖質0、人口甘味料0という大変体に良いチューハイ350mlを2本、

初めにグレープフルーツ味をジュース的に1本、

そしてレモン味をご飯と一緒に1本。

つつましいものです。

(長男には、休肝日を設けよ、とうるさく言われてますが)

休日の前の夜とか、今日は頑張ったなぁという日には3本目・・・

でも最近はなるべく2本まで、と決めています。

 

でも・・・ボージョレ―、おいしいですね~♬

今夜は大好きなオニオングラタンスープで一杯。

玉ねぎをジクジク刻んで、ねちねち炒めて・・・

めんどうでなかなか作ることはないのですが、

おいしかった~🎶

 

今日職場で「ボージョレ―ヌーボーおいしかった🎵」

って話していたら

「いつも人生を愉しんでますね」と言われました。

嫌なことがい~っぱいあるから、愉しみは自分で作るのよ!

って言いましたが。

 

お酒と、もう一つの愉しみは「音楽」。

今夜のお酒のお共はドヴォルジャークの「チェロコンチェルト」

これは・・・もう金太郎飴状態、

どこで切っても美しいフレーズ。

 

音楽好きな私、毎日いつでも突然音楽の一節が浮かんでくる。

どの曲の、どこのフレーズ!?

そういう時にかなりの確率でこの「ドヴォコン」の一部であったりする・・・

「チェロ協奏曲のみならず、

 協奏曲というジャンルにおける最高傑作のひとつであり・・・」

というのもうなづけますね・・・。

 

おいしいお酒と、美しい音楽。

人生には悩みも多いですが、愉しみは自分自身で見つけなければ!!

 

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ドビュッシーの夏

2018年09月07日 | 音楽

大きな台風や地震のニュースの中、はばかられますが

私の夏の備忘録、ということでお許しください。

7月30日(月)岐阜サラマンカホールにて五嶋龍さんのリサイタル。

まだ寒い頃に仕事を抜けて発売日にチケットを買いに行きましたが、

最後の二席、しかも五嶋龍さんの背中しか見えない席。

まぁ音が聞こえればいいのよ、とは思いましたが

せっかくなので一目、正面からお姿を観たかった・・・

でもオペラグラスをのぞいて見れば、

私にも明日から弾けるんじゃないかって言うくらい指使いがしっかり見えました。

しかも空手三段の五嶋さん、タキシード越しの背中の筋肉の美しいこと・・・!

 

冗談はさておき、曲目は少々難解なものが多かったと思います。

シューマン、イサン・ユン、ドビュッシーのヴァイオリンソナタ。

ドビュッシーのヴァイオリンソナタは以前から持っていたので、

改めてCDを聞き直してもやはり難解。

アンコールはポピュラーな小品ばかりで、

近くの席の若いカップルの男の子のほうが

「アンコールの方がよかった・・・」

そうでしょうとも、「序奏とロンドカプリチョーソ」

私も大好きで幼いころから何十回と聴き親しんだサンサーンスの名曲。

ピアノの伴奏でシンプルな分だけ迫力の演奏でした。

暑い暑い夏の夜、永遠に胸に刻まれるような演奏でした。

 

そして8月の終わり、これまた暑い暑い中、

名古屋市美術館「至上の印象派展」を観に行きました。

ビュールレという個人のコレクション(!)で素晴らしい絵画ばかりでした。

最近絵画展を観に行って思うのは、音声ガイドの素晴らしいこと。

印象派の絵画はBGMも印象派の音楽が使われていることが多いです。

(6月に行った「モネ展」のガイドもそうでした)

印象派の音楽といえばやはりドビュッシー、ラヴェル、サティなどが好きですが、

今回の音声ガイドで気に入ったのがドビュッシーのピアノ三重奏曲。

ピアノとヴァイオリンとチェロ、美しい音と旋律・・・

多分ドビュッシーを聴くと、今年の暑い暑い暑~い夏を思い出すでしょう。

 

 

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詩人の恋~遥かなる恋人へ

2018年03月06日 | 音楽

暖かくなりました、春ももうすぐ。

庭のクリスマスローズ、赤いのは満開でしたが、

ピンクに続いて白いのも咲き始めました。

色の濃い花から順番に咲く様子を見ていると、

人間も個性の濃い人からガンガン前へ出てゆくなぁ・・・

なんて思ってしまう。

でもこの白くうつむきかげんに咲く様子の美しいこと!

 

さて、先日の藤村実穂子さんのリサイタルでドイツリートに目覚めた私。

もちろん藤村さんの歌も素晴らしかったのですが、

他の歌も聴いてみたいと思って探したのがこのお方。

 

ドイツのバリトン歌手。

あのフィッシャー=ディスカウの最後の弟子だそうです。

なかなかのイケメンですが、もちろん歌声も素晴らしい。

今までよく聞いていたイタリアやフランスのオペラなどとは違う、

力強くも深く優しい歌声。

 

ハイネの詩、シューマンやシューベルト、そしてベートーヴェンの曲。

 

壮大な交響曲から繊細な歌曲まで、

やっぱりベートーヴェンって深い、海のように。

そして宇宙のように広い・・・!

 

 

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冬の旅

2018年02月27日 | 音楽

久しぶりの音楽会 「藤村実穂子メゾソプラノリサイタル」

岐阜のサラマンカホールまで聴きに行ってきました。

田舎には似合わない素晴らしい建物、

ピッカピカです。箱もの行政の恩恵に預かります。

ちょっと早めについたので14階の展望室に上ってみました。

大好きな伊吹山が見えます。

ホールに来るまで三車線の道路を恐々通ってきましたが、

上から見ると田んぼだらけの田舎です。

 

さて、藤村実穂子さんの歌声、それは素晴らしいものでした。

体調を考慮してプログラムの変更と、座唱にて行います、との案内。

座って歌えるのかしら・・・なんて素人の考えでした。

それはそれは素晴らしい、静かで、迫力ある歌声。

おそらく立って歌われたとしてもこれ以上はないと思うほど。

あまりなじみのなかったドイツリートの世界にどっぷりはまりそう・・・

 

もちろんCDもGET。我が家でこころゆくまで聴きました。

ドイツリートといえば毎冬、どっぷり暗く聴いていたあの曲、

そうシューベルトの「冬の旅」 今年はまだ聴いていませんでした。

寒~い冬に暗~いこの曲。

もちろん心温まるような曲もありますが(幻の太陽、など)。

そろそろ春の足音が近づいてきましたが、冬が行ってしまう前に

「冬の旅」

 

 

 

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五月の休日

2017年05月10日 | 音楽

久しぶりにPCを開きました。

前回はお花見の日記、もうひと月も経ってしまいました。

庭を目をやればいつの間にかラベンダーが花盛り。

去年の母の日の売れ残りをお花屋さんにもらって植えておいたのです。

ちょっと変わったラベンダー、ウサギの耳みたいな・・・

 

4月に夫が鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸ですね)の手術をしました。

入院は二泊三日、でも長い間大事に育てていたので手術は大変だったそうな。

手術後に執刀医の先生からそう説明されました。

でもまぁ無事に退院しましたが、そのあとずっと家で重病人扱いを要求。

昨日からやっと出勤してゆきました。

 

この一か月は色々と忙しかったです。

私にはGWはありませんし、おばあちゃんもお天気の日は畑仕事、

そろそろ柿の摘蕾作業です。

今年初めに転職した長男は資格習得のために受験勉強まっしぐら、

彼は仕事の日も出勤前にファミレスなどで勉強、夕食後もどこかへ勉強にでかけます。

休日は図書館で勉強ですが、GWはなかなかの賑わいだったようで・・・

でも、なぜうちで勉強できないのでしょうね。

次男も釣りや登山、そしてひとり旅で毎日お出かけ。

二人を見ていると、その若さがうらやましいばかりです。

病人の夫も調子を見ながら畑の作業を進めていました。

 

私のレジャーは・・・とりあえず夫が無事退院したその夜にコンサート。

受難節にちなんでバッハのマタイ受難曲を聴きました。

私がいつも聞いているCDは抜粋バージョン。

コンサートでは全曲演奏、座って聴くだけでも根性が必要。

でもとっても素晴らしいコンサートでした。

その後ブックオフでCDを発見、三枚組GETです。

CDといえばテレビで観たコンサートで素晴らしい曲を耳にしました。

レスピーギのグレゴリオ風の協奏曲、お値打ちな輸入盤で買ったので、

ひと月ほど待って待って、最近は毎日聴いています。

 

GW中もお休みはあったのですが、特に予定もなく病人もいたので

もっぱらお家で読書&音楽の日々。

夫の手術中や自分の通院での待ち時間で読みたかった本は読んでしまいました。

最近のお気に入りは中野京子さんの絵画と歴史にまつわる本。

そこから興味が枝分かれして今は「死刑執行人サンソン」

昨日届いたばかりでまで少ししか読んでいませんが、

とても面白くて・・・(漫画もあるそうですね)

でも疲労と年齢には勝てず、こんなに面白くても睡魔には勝てない・・・

病院と美容院の待ち時間が私の読書タイム。

どちらも予約していても待ち時間は発生してしまいます。

とっても暇そうにアクビしながら退屈している人たちをみかけますが、

その点、私は幸せです、時間はいくらでもほしいです。

時間を持て余す人ってホント不幸・・・、まぁ余計なお世話だと思いますが。

 

今日はお天気だったら畑仕事ですが、雨降りなのでのんびりとすごします。

 

 

 

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近~い♬

2017年03月22日 | 音楽

プラハ交響楽団のコンサートに行ってきました。

昨年の11月にチケットを買って、とっても楽しみにしていました。

(開演前なので撮ってもよかったでしょうか・・・)

近~い!

オペラグラスをなくしてしまったのでわざわざ買って行きましたが、

こんなに近くてそんなもののぞいたら恥ずかし~ってくらい近い。

後ろのおばさまたちも「今日はとってもいい席ね~♪」と大はしゃぎ。

昨年初め千住真理子さんお目当てにプラハ響を聴きましたが、

その時に大ファンになってしまったティンパニのスヴァトプルク・チェクJr.

今年も健在でしたが、パフォーマンスがちょっとおとなしめ・・・?

 

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、

真理子さんのCDで、それこそ擦り切れるほど聴いた曲。

(CDも擦り切れるかしら・・・?)

今回は成田達輝さんという若いヴァイオリニスト。

「まぁ~可愛い♡」と後ろのおばさまたち、大興奮。

けなげで一生懸命な演奏でした。ナントうちの次男と同い年。

そりゃ孫のようなものですもの、おばさま大はしゃぎ。

 

そしてスメタナの「わが祖国」

2曲目の「モルダウ」は有名ですが、1~3曲目まで。

ずいぶん前に唯一の、音楽が共通の趣味のじいさまに借りた「わが祖国」、

コピーさせてもらっていたので予習として全曲を聴きましたが、奥が深いですね。

しかも今回は以前WOWOWで見てとっても好きだった「地球見聞録」、

そのチェコの回のDVDまで買って予習。

 

ヴィシェフラド、冒頭のハープの音色がステキで、

さらに奏者の女性の金髪のロングヘアが絵画のような美しさ。

モルダウ、いえブルタヴァの川のさざ波のようなフルート、

もちろん、ティンパニもノリノリ♬

アンコールはやはりスラブ舞曲から15番、成田さんのアンコール曲はパガニーニでした。

 

楽しい一夜でした。

 

 

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ベルリン・フィル八重奏団

2017年02月08日 | 音楽

飛騨から帰った翌日、コンサートでした。

11月にチケットを買ったので忘れていたわけではないけれど、

旅行の申し込みをした時にはうっかりしていました。

仕事を早退して行ってきました。

ベルリン・フィルのトップ奏者が織りなすハーモニー

  ニールセン:軽快なセレナード

  ドヴォルザーク:5つのバガテル

  シューベルト:八重奏曲 へ長調

知らない曲ばかりでしたが、それぞれの楽器の響きをとっくりと堪能しました。

好きな曲を全身に浴びてノリノリで楽しむのも良いのですが、

素晴らしい楽器の、素晴らしい音色・・・

私にとっては一番の贅沢なひとときです。

日本でも有名な樫本大進さんですが、コンマスをなさっていたのですね。

彼のヴァイオリン、心に染み入りました。

 

仕事を早退してバタバタと出かけて行けるのも慣れた会場だからでしょう。

ひと月おきくらいのペースで、愛知県芸術劇場へ通っていますが、

とってもすてきなコンサートホールです。

11月1日に聴いたベートーヴェンの5番と6番、

そして今一番のお気に入りの「エグモント序曲」がアンコール、

Eテレで録画中継されたので、もう一度楽しむことができました。

 

指揮のヘルベルト・ブロムシュテットさんが語った

交響曲「田園」について。

印象的だったのでメモしておきます。

 

*   *   *   *   *

 

彼は表題に「神に対する感謝」と記しています。

嵐は過ぎ去り、あたりは平穏になる。

神への感謝、

ベートーヴェンは敬虔な人でした。

教会には行きませんでしたが、そういう意味での敬虔さではなく、

自分自身の神を持っていたのでしょう。

 

交響曲第五番について

 

劇的要素はあるにしても「田園」は抒情的ですが、

これにたいして「運命交響曲」はドラマティックです。

最初から最後までとてつもない意志の表明、

約35分の強い意志表明です。

ベートーヴェンは胆汁質の人間で意志が強く決然とした性格でした。

荒々しいだけでなく繊細で意志強固、そこに人は惹かれるのでしょう。

意志を避けることはできず、ベートーヴェンに腕をつかまれるようです。

ベートーヴェンは音楽で自分自身を語りません。

彼は悩み多き人で、聴力が衰え作曲当時はほとんど聞こえませんでした。

音楽家にとって恐ろしい運命ですが、

彼は耳ではなく頭で音楽を聴いて作曲を続けたのです。

でも決して自分自身の悩みを語らず、語るのは人類の運命です。

 

*   *   *   *   *

 

私自身もお仏壇にお参りするという習慣がなく育って、

嫁いでからは生活の中心が仏さま、といっても過言ではない。

あんまり信心深いほうではないけれど、私の中にも自分の神さまがいます。

怪しい宗教っぽい話ではないけれど、「自分の信じるもの」というか、

自分が大事にしている思い。

そういったものを大事に生きたいといつも思っています。

 

お仏壇にお花をお供えして、お墓詣りも欠かさない、

(田舎でお墓はすぐそばなので、よくわかります)

そういう人はたくさんいますが、

そういうことで敬虔であるとは言えないといつも思います。

いくらご先祖さまを大事にして、お墓の花を欠かさなくても、

他人を思いやることができなかったり、

他人を傷つけるような言動をしたり、そういう人も多いです。

 

ブロムシュテットさんのベートーヴェン論、

とっても感銘を受けました。

・・・だから私はベートーヴェンが好きなんだなぁ・・・なんて。

なかなか意志強固にはなれませんが、

せめて自分の信条に従って生きたいと思います。

 

 

追記:

コンサートの帰り、本日のアンコール曲ということで、

たった今聴いた曲名が貼り出されています。

エグモント序曲などは初めの一音で「おお~」と心の中で叫んでしまいます。

体中の血がザワザワ~っとなりました。

知らない曲の場合は「モーツァルトっぽいなぁ」とか

「今日のプログラムからして北欧の作曲家かしら」とか

楽しく聴いています。

ベルリン八重奏団はプログラムの中から、もう一度同じ曲でしたが・・・

貼り出された曲を必死で写メってる若い人がたくさんいた。

「あんたたち、今聴いたばっかの曲でしょ、聴いてわかんなくても見たらわかるでしょ!」

と突っ込んでしまった私・・・もちろん心の中でね。

 

 

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クリスマスの余韻

2016年12月21日 | 音楽

先日のカレーラスのクリスマス・コンサート、

いつまでも余韻に浸っています。

余韻その1

ホセ・カレーラス 「アヴェ・マリア」

 

今まで持っていた彼のCDは オペラや歌曲ばかりで

今回のコンサートのような曲はなかったので

Amazonで探しましたが

画像がないので曲名だけで選んだのです。

開けてびっくり、「with ウィーン少年合唱団」

君たちとの共演でしたか・・・

ずいぶんお若い時のCDのようです。

でも素晴らしい曲ばかり・・・

 

その中で、コンサートでも聴いたのですが

一番感動したのがアルバレスの「祈り」

歌詞がわからなくても、とても素晴らしい曲です。

でも意味もわからず聴いても・・・ともう一枚購入。

余韻その2

ザ・プリースツ 「THE PRIESTS」

その名の通り神父さん三人組のコーラス。

同じ曲「祈り」が収録されています。

これがまた素晴らしい・・・

ずいぶん前のCDですが、不覚にも全然存じ上げませんでした

 

 マリア様、あなた様に幸いあれ

 優しき母として 

 我らが人生 我らが希望・・・

 

という歌詞で、私が聴きながら妄想していた内容とは

ちょっと違いましたが今の時季にふさわしい。

 

実は今現在の私の悩み・・・

上司の顔が怖い・・・顔っていうか顔色。

たぶん顔つきほど中身は怖くない、でもやはり怖い。

顔の造形というよりは、ご機嫌と不機嫌の見極めが大変。

疲れます・・・・・・・・

 

ああ、神様 仏さま マリア様 (ずいぶん古いフレーズですが)

私の今日一日が平和でありますように

失敗してご機嫌を損ねませんように・・・

 

毎朝祈るような気持ちで聴きながら出勤します。

まことに身勝手なお願いではありますが

ささやかなものでしょう?

 

ところでホセ様と神父様、

どちらも感動的に素晴らしい歌声です。

ああ、今日も一日、なんだかんだありはしたものの

なんとか終わったなぁ・・・との思いで帰路に聴くと

思わず涙が出てしまいます。

 

ホセ様の歌声は心を揺さぶるような感動、

自分の中の様々な感情が涙となって流れます。

神父様のハーモニーは「無」。

自分勝手なお願いごとの祈りではなく、

欲とか、見栄とか、争いとか、汚いものをすべて洗い流す涙。

 

毎日泣きながらがんばる私

毎日が平穏でありますように・・・

 

 

 

 

 

 

 

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