Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

飛騨の旅

2017年02月10日 | 日記

一月終わりの寒~い日に、飛騨まででかけてきました。

職場のユニオンの旅行だったので、おばちゃん4人+上司と5人。

ドタバタの旅でした。

(高山市の赤い橋)

きっかけは年末、バイトの若い子たちが無断欠勤やらドタキャンやら・・・

自分たちの感覚では無断欠勤なんて、事故にでも遭って意識不明レベルなら可、

という感じですが、今の子は違うのかな・・・きつく言えばすぐ辞めちゃうし。

なんだか老体にムチ打って働くわが身がバカらしい・・・というお姉さまの愚痴。

それなら合法的にストライキしようよ、と私が冗談で言っていたのが実現してしまいました。

いくら暇な平日とはいえ5人も抜けたら大変、という冷たい視線の中、

店長のお許しが出たので早起きして行ってきました。

もう集合場所からアクシデント!

仲間の一人の自宅の庭に集合、田舎のことなので車の2台や3台は余裕で置けます。

ところが私が車を止めていたら、目の前の道路をお姉さまの真っ赤な車が通り抜けていきました。

クラクションを鳴らし、「戻って~!」と携帯で連絡。

もう出発前から大爆笑です。

(古川の街並み)

「飛騨牛しゃぶしゃぶ食べ放題とアニメの舞台を聖地巡礼」

ということで、事前に例のアニメも観てきましたが・・・

アニメは・・・まぁよくできてるなぁという感じで、私のツボではないけど。

それに飛騨って身近すぎて、聖地というには・・・

まぁ身近なわりにはなかなか行けない場所ですがね。

数日前に雪は降ったばかりですが、やはり大量の雪には感動ですね。

でも・・・寒かった、我が家も寒いけど、レベルが違う。

(飛騨古川駅)

みなさんのお目当てはしゃぶしゃぶ食べ放題、しかも飛騨牛。

でも私のお目当て・・・

おいしい飛騨のお酒♪

長男がお米関係の仕事をしていたので、もち米と酒米にはうるさい。

指定の銘柄「久寿玉(くすだま)」720㎖ 2本と、

見かけておいしそうだったどぶろくをもう1本、

720㎖とはいえ3本持って歩くのはしんどかった・・・

でもお肉もおいしかったし、もちろんお酒も最高!

楽しい旅でした。

 

そうそう・・・古川町の「飛騨古川まつり会館」というところで

とっても素敵な切り絵を見かけたのですが、販売はしていないとのこと。

残念に思って帰ってきたのですが、お土産を買ったレジ袋がその絵柄!

レジ袋なのでよれてますがコピーして額に入れてみました。

やっぱり私の旅のお土産はこうでなきゃ。

 

 

 

 


ベルリン・フィル八重奏団

2017年02月08日 | 音楽

飛騨から帰った翌日、コンサートでした。

11月にチケットを買ったので忘れていたわけではないけれど、

旅行の申し込みをした時にはうっかりしていました。

仕事を早退して行ってきました。

ベルリン・フィルのトップ奏者が織りなすハーモニー

  ニールセン:軽快なセレナード

  ドヴォルザーク:5つのバガテル

  シューベルト:八重奏曲 へ長調

知らない曲ばかりでしたが、それぞれの楽器の響きをとっくりと堪能しました。

好きな曲を全身に浴びてノリノリで楽しむのも良いのですが、

素晴らしい楽器の、素晴らしい音色・・・

私にとっては一番の贅沢なひとときです。

日本でも有名な樫本大進さんですが、コンマスをなさっていたのですね。

彼のヴァイオリン、心に染み入りました。

 

仕事を早退してバタバタと出かけて行けるのも慣れた会場だからでしょう。

ひと月おきくらいのペースで、愛知県芸術劇場へ通っていますが、

とってもすてきなコンサートホールです。

11月1日に聴いたベートーヴェンの5番と6番、

そして今一番のお気に入りの「エグモント序曲」がアンコール、

Eテレで録画中継されたので、もう一度楽しむことができました。

 

指揮のヘルベルト・ブロムシュテットさんが語った

交響曲「田園」について。

印象的だったのでメモしておきます。

 

*   *   *   *   *

 

彼は表題に「神に対する感謝」と記しています。

嵐は過ぎ去り、あたりは平穏になる。

神への感謝、

ベートーヴェンは敬虔な人でした。

教会には行きませんでしたが、そういう意味での敬虔さではなく、

自分自身の神を持っていたのでしょう。

 

交響曲第五番について

 

劇的要素はあるにしても「田園」は抒情的ですが、

これにたいして「運命交響曲」はドラマティックです。

最初から最後までとてつもない意志の表明、

約35分の強い意志表明です。

ベートーヴェンは胆汁質の人間で意志が強く決然とした性格でした。

荒々しいだけでなく繊細で意志強固、そこに人は惹かれるのでしょう。

意志を避けることはできず、ベートーヴェンに腕をつかまれるようです。

ベートーヴェンは音楽で自分自身を語りません。

彼は悩み多き人で、聴力が衰え作曲当時はほとんど聞こえませんでした。

音楽家にとって恐ろしい運命ですが、

彼は耳ではなく頭で音楽を聴いて作曲を続けたのです。

でも決して自分自身の悩みを語らず、語るのは人類の運命です。

 

*   *   *   *   *

 

私自身もお仏壇にお参りするという習慣がなく育って、

嫁いでからは生活の中心が仏さま、といっても過言ではない。

あんまり信心深いほうではないけれど、私の中にも自分の神さまがいます。

怪しい宗教っぽい話ではないけれど、「自分の信じるもの」というか、

自分が大事にしている思い。

そういったものを大事に生きたいといつも思っています。

 

お仏壇にお花をお供えして、お墓詣りも欠かさない、

(田舎でお墓はすぐそばなので、よくわかります)

そういう人はたくさんいますが、

そういうことで敬虔であるとは言えないといつも思います。

いくらご先祖さまを大事にして、お墓の花を欠かさなくても、

他人を思いやることができなかったり、

他人を傷つけるような言動をしたり、そういう人も多いです。

 

ブロムシュテットさんのベートーヴェン論、

とっても感銘を受けました。

・・・だから私はベートーヴェンが好きなんだなぁ・・・なんて。

なかなか意志強固にはなれませんが、

せめて自分の信条に従って生きたいと思います。

 

 

追記:

コンサートの帰り、本日のアンコール曲ということで、

たった今聴いた曲名が貼り出されています。

エグモント序曲などは初めの一音で「おお~」と心の中で叫んでしまいます。

体中の血がザワザワ~っとなりました。

知らない曲の場合は「モーツァルトっぽいなぁ」とか

「今日のプログラムからして北欧の作曲家かしら」とか

楽しく聴いています。

ベルリン八重奏団はプログラムの中から、もう一度同じ曲でしたが・・・

貼り出された曲を必死で写メってる若い人がたくさんいた。

「あんたたち、今聴いたばっかの曲でしょ、聴いてわかんなくても見たらわかるでしょ!」

と突っ込んでしまった私・・・もちろん心の中でね。

 

 


猛威

2017年02月08日 | 日記

気が付けばもう二月・・・

先月末はちょっと忙しくしていまして、

 

例のアニメの聖地に出かけたり、

いつものコンサートホールで楽しんだり、

その後、二月の声を聞いたとたん

インフルエンザになりました・・・

 

長男が高校受験の年からずっと予防接種はしていたので、

私はインフルエンザとは無縁、と思い込んでいましたが、

突然発熱し、病院でもまだ「ただの風邪」と思っていましたが

「ハイ、A型です」

検査がめちゃ痛かった・・・脳まで届いたかっていうくらい。

その後、あんまり一緒にいなかった夫にうつし、

ばあさんや息子たちは私の作ったご飯をたべたにも拘わらず無傷。

五日間寝てました・・・

 

今は職場が大変なことになっています。

 

一月末の出来事はまた元気になったら残すことにします。