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円高が命を救う!?

2007年03月03日 | 生活

UCLAの病院にはヘリポートがあり、毎日、頻繁にヘリコプターが飛来します。
交通事故等による急患の患者を運ぶ事もありますが、
実は移植される臓器を運んでくる事が大変に多いそうです。

日本の病院ではまだ少ない移植手術も毎日のように行われているそうで、
研修や研究に来られるドクターも多く、賃貸物件仲介のご依頼も賜っております。
また移植を受けられる患者さんが滞在されるお部屋もご案内しておりますが、
手術が成功してご帰国になるお客様を見送る時は、こちらも感無量です。

ただこの手術、ご想像の通り大変にお金が掛かります。
UCLAでは事前に50万ドルのDepositが必要との事で、さらに渡航費用や
数か月分の滞在費等を加えると億にもなってしまう位のようです。

小さな子供などの場合は、マスコミなどで取り上げられれば比較的簡単に寄付が
集まるようですが、大人になるとそれも難しいらしく、
全財産を処分して費用を捻出する方も多いようです。

先日も日本から、心臓移植手術を受けられる為に渡米される方からご依頼の
お電話をいただきましたが、円高になって充分な費用が準備できる事を
切望されていました。

50万ドルともなると、相場が1円違っただけで50万円の違いが出ます。

幸い、お電話を頂いた時点では121円前後だった相場も昨日は117円まで上がり、
これで200万円も費用が低くなった事になります。

日本から商品を輸入したり、こちらで儲けている日系企業には気の毒ですが、
旅行、治療、勉強等、個人レベルで渡米される方には、
もう少し円高になると良いですね。



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