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カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

機密保持

2009年03月26日 | お仕事

弊社は賃貸物件への申込者を審査する為に、信用調査会社と契約をしています。

クレジット歴や過去の家賃未払いでの強制退去の記録、
犯罪歴などを入手できるのですが、とても個人的な情報を扱うために
この会社から定期的に監査が入ります。

調べられるのは、まずは本当に存在する会社なのかという確認で、そして業務内容。
きちんと必要なライセンスを持って合法的に営業しているのか。
そして、管理体制。
ドアの鍵からファイル・キャビネット、書類を処分するシュレッダーまでチェックします。

もちろん全て問題なくクリアしていますが、更に弊社では
お客様のファイルを施錠可能なキャビネットに保管してあることはもちろんですが
ネットを介した情報流出を防ぐために会社のPCには
個人の生年月日やソーシャルセキュリティー番号、運転免許証等の情報は入力しておりません。

この数ヶ月の間に、あるクレジット会社と銀行から個人情報が漏れたという手紙が届きました。
いずれも被害が及ぶ事は無いはずと言っていますが、なんともお粗末と言うか呆れた物です。

情報の漏洩に神経質なある日系企業のお客様は
PCの盗難や紛失の際にも情報が漏れないよう、
ハードディスクの付いていないラップトップを使っていましたし
先日ご帰国になったお客様は、ラップトップ3台を全て機内に持ち込んでいました。

便利になった事は歓迎しなければいけませんが、
あまり複雑なのは問題が多いですね。

ちょっと数えただけでも、頻繁に使うユーザーIDやパスワードが60以上もあって驚きましたが
これから記憶力が衰えて行くというのに、どうしましょう。

本人確認が指紋や角膜で済むようになればその心配も無いのですが
違う事で不便になったりして・・・。

ちなみに、あるお客様のお宅では指紋を使った認証システムを既にお使いです。

通常の鍵に比べれば何倍もの値段ですが、屋内用は150ドル以下から
玄関用などの防水や防塵タイプでも250ドル程度と、それほど高価ではありません。

一度で指紋を認識しなかったり、電池が切れたりと不便な事もあるようですが
お宅をリフォームされる時やピッキングなどの心配があれば
候補としてみるのも良いかもしれませんよ。