2日目:
残念ながら昨日は必死の捜索にも係わらず会うことの出来なかった間寛平さん。
いろいろな事情でこれ以上先まで行く事も難しいので、今日が最後のチャンス。
手がかりはブログの写真や動画のみ。
ホテルや道の名前でも映っていないかと思いながら見ていると
最新の動画で貴重な映像を発見。
なんと、狭い道の左側を貨物列車が走っているではないですか!
こんな場所はあの道しかないと直ぐに気が付きました。
キャバゾンのアウトレットへ行かれた事がある方はすぐお分かりでしょうが
あの辺りにはSouthern Pacificの貨物列車が通る線路が10号線沿いを走っています。
そしてその手前では、細い旧道と平行して走る区間があります。
動画はまさにその中ほどの地点でのものでした。
ただ、問題はその映像が昨日の物で、
この一本道を走っている間に追いつけばきっと見つかるはずですが
その先で幾つかに分かれる道があること。
昨日と同じメンバーで、確信と不安を胸に午前10時にアーバインを出発。
しかし昨日と大きく違うのが差し入れの準備。
やっぱり日本人は手ぶらでは人に会えません。
ドクター達はランナーの事を考え、最近大人気のバナナを用意。
僕は、いろいろと考えた挙句、自分の好きなタスティンのクリームパンで
出来立てのカレーパン、メロンパン、そしてクリームパンを購入しました。
もう目的地が決まっているのでCar Poolレーンを使い
あっという間に昨日の動画の場所へ到着。
その道すがらでも、昨日の昼食を摂った所の写真に写っていたキレイな建物を発見して
一同、大興奮で寛平ちゃんとの遭遇の期待が高まる!
だがここで何と、線路沿いの道が工事で通行止めで迂回の指示が。
でも、自転車や歩行者は通れるような状態。
果たして彼らは直進したのか、迂回したのか・・・・
しかたがないので指示通り迂回をして住宅街を道なりに進むと
今度は道が二手に分かれてる!
地図を見ると、どちらの道も東へ進むには同じ程度の距離。
ここで、先ほどの工事地帯を寛平ちゃんと自転車で伴走のスタッフが通ったと信じて右折。
なんとコレが大正解で、坂道を下るとそれらしきワゴン車を発見。
遂に寛平ちゃん達を発見しました。
丁度休憩中だったのか、物凄いタイミングの良さで
我々3人の出現を温かく受け入れてくれてくれました。
昨日から2日間も掛けて探した事をお話したり、持参した差し入れを差し上げたりで
10分程お時間をいただいた後で、記念写真も撮って頂きました。
アラミトス・ヨット・ハーバーでは一方的に声を掛ける事しか出来ませんでしたが
今日はキチンとお話が出来て、ここまで来た甲斐がありました。
そして、早くもその光景がEarth Marathonのブログにもアップされていて
なんと我々の写真や、僕の差し入れたカレーパンを召し上がる寛平ちゃんの姿も載っています。
http://www.earth-marathon.com/index.html
まるでこの2日間は、秘境で珍獣でも探すバラエティー番組の探検隊のようで
素晴しい結果(これもTVのよう)になって、皆で感動してしまいましたが
黙々と走り続ける姿を見て、自分も頑張ろうという力をもらいました。
ここまでは比較的人口の多い町を走り、周りに何でもありましたが
ここからは砂漠地帯に突入で、暑さも厳しくなるはずです。
差し入れを持って来られる人も少なくなるでしょうし、スタッフの負担も重くなるはず。
事故や怪我などの無いよう、最後まで無事に走り切れる事を祈ります。
またどこかで再開できればいいな、と思いますが
僕の顔は思えていなくても、砂漠で食べたカレーパンは覚えてくれていると思いますよね。
冷凍のタコ焼きも考えたのですが、直ぐ食べられる菓子パンで正解でしたね。
(再スタート後、いつものボルボ君の横を颯爽と走る寛平ちゃんと自転車で伴走するスタッフの方)