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カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

ストラット交換

2008年05月15日 | Car Life

2004年型 Volvo V70 2.5T 納車日 2004年 2月3日
走行距離:173,422miles  使用燃料量:7,863.91Galon 平均燃費:22.05mpg (9.322k/l)

先日オイル交換でディーラーへ入庫した際に、いろいろと診てもらい、見積もりをもらいました。



そうです、何と5千ドル以上! 
実は今回のオイル交換時に燃圧センサーとオイルシールを交換して
700ドルも使っていますので総額は・・・・  もう、中古車が買える値段ですよ。

今回一番大きな問題がフロントのストラット。 右側がオイル漏れで性能の劣化が激しく
さらにその上部に取り付けられているマウントもどうやら破損しているらしく
最近は段差を乗り越えるたびに嫌な音がゴトゴトとしていました。

とは言え、いきなり素人ができる物なのか?
何か特別な工具や手順が必要なのかも分からず不安もありましたので
同じような症状や修理の仕方をVOLVOのフォーラムで調べて、まずはお勉強開始。

さすがにユーザー、更に熱心なファンも多いVOLVOで、車種や年代別に
本当にいろいろな話題が豊富で、見ていて楽しくてタメにもなりました。
幸運にも今回行う作業に関しても詳しく説明しているページがあり、とても参考になりました。

今回のストラット交換を中心とした修理は、素人がやると片側6時間は掛かるそうですが
特に難しい事は無さそうなので自分でやる事に決定。
パーツもネットで取り寄せるてコストも大幅カット!

そして先週、発注していたパーツも揃ったので、時間の空いた日の午後に、
自宅ガレージで一気に修理しました。

これがその部品達。 
ストラットはSun CityのMonarch Productsから購入。
他のパーツはポートランドのVolvoパーツ専門店 ipd ( http://www.ipdusa.com/ )へ
オーダーしたらオマケにTシャツも送ってくれました。

 

まずは安全第一で、車が動かないようにストッパーでしっかりとタイヤを止めて
フロアジャッキで車体前部を持ち上げ、馬(鉄製の台)に設置します。

タイヤ(ホイール)を外し、ブレーキのキャリパーを外しますが、
これはいつもやっているのでお手の物。 でもここからが未体験ゾーン。

スタビライザーとABSのセンサーから伸びているコードをストラットから外し
サスペンションとストラットを固定している2つのナットを緩めボルトを引き抜きます。
あとは上部のナット3箇所を外せばストラットは自由の身に。(写真下の左側)

  
 
これが取り外したストラットです。 (写真上の右側)

専用の工具でスプリングを縮めてから上部の固定しているナットを外せば
スプリングを外す事が可能ですがここで焦ってスプリングを縮めずにナットを緩めると
大変な事になりますのでご注意を。

そして下の右側の写真が問題のアッパーマウントで、中央の部分が完全に千切れて
スプリングがうまく固定できなくなっていたのが異音の原因だったようです。

 

このパーツを新品に取替え、ストラットもオリジナルのオイルタイプから
カヤバ(KYB)のガスタイプに変更して、元通りに組みなおし。

 

今回はipdからのオススメでマウントを固定している特殊な形のナットを緩める工具($26)を
一つ購入しましたが、あとは我家にあった工具で充分でした。
とは言え、トルクレンチを始めフロアジャッキや馬、スプリング・コンプレッサーなどは
普通の家庭には無いかもしれませんよね。 
(次は、密かに圧搾空気を使うツールとコンプレッサーを狙っていているのですが・・・)

さて最終的に使った費用は、フロントは左右のストラットとアッパーマウント、さらにそれを支える
ベアリングを交換、他にもガソリン給油口用の小さな部品や新品タイヤ4本(Yokohama YK520)

前後のブレーキ・パッドまで交換して$1,167.55
さすがにアライメントは調整できないのでディーラーへ持ち込みましたが
他のディーラーから届いたクーポンを見せて値段を交渉したら$93.78(税込み)で済みました。

〆て総額、$1,261.33  
上の見積もりにある幾つかは押し売り的な修理で今の段階では不要で手を付けませんでしたが
少なくともパーツ、工費を合わせて$1,700程度の節約になりました。

もともと乗り心地の良い車でしたので乗せられている方にはその差が分かり難いと思いますが
ドライバーにとっては大きな変化を体感できて驚いています。
きっと毎日少しずつ劣化していった変化に慣れてしまっていたのでしょうね。
ステアリングを切った際のフロントの動きがスムーズで無駄が無く
高速での車線変更時も嫌なボディーのロールも少なくなり、
小さなステアリング操作で思ったとおりのラインをトレースできます。

次はそろそろタイミングベルトの交換時期ですが、これはプロに任せようと思います。

足回りをリフレッシュしたVOLVO君、明日はレドンドビーチのお客様のお宅へ伺う予定です。