髭が生えだした頃(色気の無い書き出しで申し訳ない・・)
洗面所にあった父親の髭剃りをこっそりと借りて髭を剃ったのが、
両側に刃の付いた昔ながらの1枚刃タイプ。
その後はニキビに悩まされてデコボコの肌にはカミソリは使えず
電動タイプのシェーバーを使っていましたが
ニキビも出来ないような歳になり、ツラの皮も厚くなったので
最近はカミソリタイプに戻っています。
朝起きて歯を磨き、シェービング・フォームを泡立てて顔に塗り、
ジョリジョリと髭が切れていく感覚を感じながら剃る。
寝起きが悪いと面倒くさかったり、永久脱毛したら毎朝楽かもしれないと
思いながらも、いつかは髭を伸ばしてみたい気もあり
毎日せっせと1ミリ程度伸びた髭を剃ってます。
随分と長い間2枚刃タイプを使っていましたが、切れ味にも問題なく
進歩した物だと思い使い続けていました。
ただ、この替え刃を取り替えるタイプの髭剃り、毎日使うと直ぐに切れ味が
落ちてくるので仕方なく交換するハメに。
本体(柄の部分)は数ドルですが替え刃が(コストは安そうでも)意外と高く
本体を安く買いやすくしておいて消耗品で儲けてます。
うまいビジネスモデルです。 (プリンターのインクも同じですね。)
その後、3枚刃タイプが出たのはいつごろでしょうか。
1枚よりは2枚の方がイイのは分かりますが、3枚?
数を増やせばイイってもんでもないでしょう!と思っていた所、
試供品が届いたので試しに使ってみたら、あら不思議?流石に切れ味最高!
安易に刃を増やしただけではありませんでしたね~。
GILLETTE社の新製品、その名はMach3。日本風に言えばマッハ3。
なんとも速く剃れそうな名前。
そこで、3枚刃市場で遅れをとったライバルのSCHICK社が出した新商品は
一歩先行く4枚刃で、その名はQuattro。
もちろんその意味は数字の4で、直接的で能の無い命名が
ライバル社へ対抗する為に単に刃を一枚増やしただけという
安易な商品開発やマーケティングを露呈させているようにも思えますが、
その後直ぐにGELLETTE社は無謀とも思える5枚刃で応戦。
その名はMach5ではなく、FUSION。
もう何を言いたいのか分かりません。
髭剃りで何をFUSIONするのか・・・
さすがに6枚刃は出せないのか、SCHICK社は今のところQuattroをメインに
販売展開をしていますが、今後の動きが見ものです。
このまま、6枚刃、7枚刃、8枚刃と持てる技術を総動員して
新商品を開発し続けて欲しい気もしますが、5枚刃でも上下の幅が大きくて
鼻の下辺りを剃るときに多少苦労しますので、サイズ的には限界に近いかも。
逆に1枚刃で5枚刃以上の性能(機能)がだせれば、究極になるのでしょうか。
コカコーラとペプシもそうですが、ライバル会社の戦いを観察するのも
面白くて注意深く見ています。
企業がこういう風に新商品を開発したり、価格を下げる努力をする事が
消費者の生活向上に繋がりますので大歓迎です。
コマーシャルもライバル会社の製品と直接比べたりして過激な物も多いですね。
Taco Bellを意識したDel TacoのテレビCMは面白かったし、
VOLVO車オーナーとして痛快だったのは、
BMWの車内から横を隣のレーンで追い越していくVOLVOを撮影して、
「BMWが・・・VOLVO?に抜かれる・・・」というナレーション。
更に映像は続き完全に追い越されると「それもステーションワゴン!に?・・」
という追い討ちのナレーション。 Nice!