日本では専ら春先の行事のようになっている労働者のストライキ。
こちらでは年中、色々な所でやってます。
中学1年の頃から地下鉄で通学していましたので、交通機関のストの際には
学校が休みになって嬉しい時もありましたが、社会人になってはそうもいかず
苦労して会社へ行った事を思い出します。
ご承知の通り当地での生活は自家用車での移動が殆どですので、公共交通機関の
ストでは多少フリーウェイが混む程度で、さほど大きな影響はありませんが
他の業界でのストが意外と日常生活に大きな支障を及ぼす事があります。
空港の管制官がストをして、旅客機の発着に影響が出た事もありましたし、
先月はゴミ回収業者がストをして、ゴミが溜まってしまった地区もありました。
そしてここ数日は、TV、映画業界の脚本家達がストをしています。
全米規模ではあまり一般生活には影響が無いような業種ですが、
映画産業のメッカ、ハリウッド周辺では彼らの影響力は想像以上に強力です。
直接制作に係わるスタジオやプロダクション関係者だけに限らす、衣装や小道具
車両やケータリング、ご近所のレストランからクリーニング店まで、
間接的に係わっている数万人の人達にも影響が出始めています。
既に新しい番組の収録や映画の撮影は殆ど止まってしまい、収録が終わっている
ドラマなどは今後1~2ヶ月は問題無いようですが、毎晩生放送されていた
トークショー番組などは台本ができない為にジョークも言えず、
再放送を流し始めました。
でも、こんな時にこそ、才能を発揮してぶっつけ本番で面白い番組を仕切れる
真のエンターテイナーはいないのでしょうかね。
それともスポンサーやプロデューサー(?)が怖がっているのでしょうか。
まあ、あまり深夜のトーク番組のファンではないのでそれほど残念では
ありませんが、来年1月からのシーズン7をとても楽しみにしていた
日本でも大人気のテレビシリーズ「24」が、制作局のFOXが発表した
来年1月からの番組編成リストに入っていなと今日付けの新聞が報道していて
ここ数日中にこのストが解決されなければ、
放映を秋まで延期しなければならないという事のようです!
個人的に、これはかなり辛い。
このあいだ主演のKieferは交通違反で捕まってましたが・・・、
早く画面に戻ってきて、Jack Bauer!
なお、上の写真はハリウッドにある、パラマウント映画の撮影所前です。
ここの他にもバーバンクのワーナーブラザースやディズニーのスタジオや
ユニバーサル・スタジオ前でも、プラカードを掲げてピケを張っています。