BOXING観戦日記

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WBA・WBCスーパーライト級統一戦

2012-09-14 00:43:05 | Boxing
WBC王者 ダニー・ガルシア VS WBA王者 アミール・カーン

ガルシア 4ラウンドTKO勝ち

考察 ~ガルシア~

初回の印象だけでいうならスピードに翻弄されながら
気がついたら試合が終わっていた、という展開になるかと感じたが、
2ラウンドにはすでにadjustmentを見せた。
現代ボクシングはスピードを重視するが、
その部分でこれだけ相手に上回られているのに
冷静に立て直せるのは自身のパンチ力と相手の耐久力の無さを
分析済みだかろうなのだろう。
結果論に過ぎないが。

それにしても2ラウンドの右フック、
3ラウンドの左フックはパーフェクトだった。

スピードに煽られないというのは
スピード以外の勝負術があるということ。
ボクサーとしての各種能力を数字に置き換えでもしてみれば、
カーンには大差で負けるだろう。
そこが実際の試合内容や結果に反映されないのが
ボクシング(というかスポーツ全般)の面白く、奥深いところ。
パッキャオのファイナルを飾る選手たる可能性なきにしもあらず、か。


考察 ~カーン~

パッキャオがR・ハットン(復帰って本気で?)を失神させたパンチは
chinとjawの中間にズドンと命中させた感じで、
knock out または knock unconsciousという表現がふさわしかった。
カーンの今回のKO負けは実際にどこかで目にしたように思うが、
knock Khan sillyがきれいに当てはまる。
under the earは効くと言われるが、それをまさに証明してみせた形だ。
効かされてequilibriumを失った際の対応をいかに練習するかについて
前にブログのどこかで書いたと記憶しているが、
結局、効果的な練習方法など無いに等しく、
やはりボクサー当人のinstinctに頼る部分大だろう。
プレスコット戦は交通事故と言えなくもなかったが、
直近2戦は実力差による敗北と受け止めるしかない。
本人がそれを受け入れるかどうかは不明だけれども。

どうもF・ローチと組んでからのリナレスの上昇 → 墜落 → 炎上
という負のサイクルにハマってしまっているようだ。
やはりトレーナーを替えるべきでは?
このスタイルのまま一線級で戦い続ければ28歳引退プランが
台無しになる可能性がある。

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