BOXING観戦日記

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WBC世界ミニマム級タイトルマッチ

2011-12-31 20:30:41 | Boxing
王者 井岡一翔 VS 挑戦者 ヨードグン・トーチャルンチャイ

井岡 1ラウンドTKO勝利

考察 ~井岡~

1ラウンド足らずで決着とはいえ前座の京太郎選手と比較すれば、
ボクシングの要諦はやはりタイミングだと分かる。
これは内藤も事前に指摘していたとおりで、
相手の防御のタイミングをずらすためには、
ジャブ、捨てパンチ、フェイント、ブロックの上を叩くなど
講じるべき手段は様々で、どれを選択するかが作戦の肝となる。
井岡がとったのは先制攻撃。
これが見事にハマった形で、自身の視力、反射神経、耐久力と
カウンターパンチへの揺るがぬ自信がこの展開を可能にした。
とどめの一撃となったスマッシュはまさしくタイミングのパンチで、
出会い頭ではない、本物のカウンターを久々に日本のリングで見た気がする。
スケールの小ささを気にしたこともあったが、
これはやはり指名挑戦者の相手が単に強かったということだったのか。


考察 ~トーチャルンチャイ~

コンパヤックにポンサクレックと同門で練習していると聞くだけで
ボクシング関係者ならずとも震えを感じてしまうものがある。
8戦というプロキャリアはアマ、ムエタイのbackgroundのある
タイ人にとっては決して底浅いとは判断できず、
若竹の勢いで伸びている最中なのか、
それともある程度完成して伸びしろは少ないのかは
この結果だけでは判断できない。
初回からガンガン行くという発言に若さを感じたが、
それは無分別でもあったようだ。
世界タイトルに複数回挑戦するも、何かが足りずのR・フアレスのような
選手に成長(?)しそうな気がする。
7年後ぐらいに日本で倒れ屋になってたりして。

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