今年の札幌雪祭りも終わりました。大通り公園に華やいでいたで芸術のような美しい雪像も一夜にしてあっという間に取り壊され、いまや公園は、まさにつわものどもの夢の跡と化しています。 この取り壊すのを見るツアーもあるとか聞きます。もったいないなあとの声もありますが、壊れた下敷きにでもなったら、それは大事件になりかねないので、とにかく即刻壊すのだそうです。
例年自衛隊が中核となって制作し、市民はその周辺でちっちゃな作品を作って楽しみ、最近では在札外国人が嬉々として参加し、コンテストではカナダが優勝したとか。今年は昨年来自衛隊のイラク派遣にともない、その関係か、従来の真駒内自衛隊機地を廃止、東区にある「サトランド」に変更されました。皮肉なことに、全体の観光客は減少したが、サトランドは大入りだったとか。
いずれにしても一向に地元の市民たちのボルテージが上がらず、雪のように冷え冷えしているようでは、先々これでいいの？と言いたくなります。市民のためではありません。観光客のためのものです、といってわりきってしまえば、まあそれはそれでいいのかも。ぼくも一応は散策しました。それにしても作品は立派です。 やさしいタイガー