『ティータイム』という詩集が贈られてきた。
著者は山本眞弓という人。わたしには交流の覚えがない。
が、しかし、お名前に見覚えが。
いつも梅村光明さんからお贈りいただいている『ア・テンポ』の同人だった。
なので作品はこれまでにも読ませていただいている。
さらに、「兵庫県現代詩協会」の会員名簿には事務局長と記されている。
先ず「あとがき」を紹介しましょう。
←クリック。
ということで、三年間のアフリカ体験からの詩集ということになります。
巻頭詩です。「この空はアフリカに続く」。
←クリック。
なんと伸びやかな詩でしょうか。胸の中に青空が広がるような。
まだパラパラとページを繰っただけですが、散文もいくつか含まれていて、興味がもてます。
それと豊富な写真とご本人による絵画。
表紙も、これは写真ではなく絵なんでしょうね。
多才な人だ。
追記
今読み進めているのだが、「澪標」社発行のこの本、製本がいいです。
開いて置いても、ページが閉じない。最近の本はパタンと閉じてしまうものが多いが、これは重しを置かなくても大丈夫。
追記の追記
「ジャンプダンス」という詩にこんなことが書かれている。マサイ族のことです。
《出迎えの時も見送るときも 男も女も全員 一列に横並びして 客人に礼を尽くす》と。
その写真。
素晴らしい風習ですね。
追記の追記のまた追記
巻末に「ナイロビ通信」と題したレポートが№17まで載っている。
ほぼ20年前のものだが、日本にいる親族、お母さんかな?に送っておられたものだろうか。
これが興味深い。わたしにとって全く未知の「アフリカ・ナイロビ」の様子が伝わってくる。
しかしこれは20年前のもの。今はどうなっているのでしょうかねえ。
№11にこんなことが書かれている。
←赤道の話です。二段階クリックして読んでみてください。
『コーヒーカップの耳』
『コーヒーカップの耳』