神戸の詩人永井ますみさんからお贈りいただきました。いつもありがとうございます。
詩誌『リヴィエール』201号です。
その永井さんの「母ちゃんのヒマワリ」です。
永井さんの一つのテーマ、遠い昔の故郷の思い出。適度な方言で詩が生きています。
これは下前幸一さんの「四月の壁絵」。
誰にでも起こり得ることですが、さて、それはどちら側になるのか。
巻末の「編集ノート」に市原礼子さんが書いておられる5行に注目しました。
《草野心平が「生活は断じて詩ではない。詩は生活から生まれるが、それには技術が要る。」と書いている。草野心平の詩論である。ハッキリと「技術」と書いているところに、生活に困窮しながら困窮ぶりをリアルに書かないで、「蛙」の詩として表現した詩人の、矜持を感じる。》
ところで、「リヴィエール」を元々主宰しておられた横田英子さんの作品がありませんでした。
「同人住所録」にはお名前が載っていますが(住所録には堺市とあるだけで詳細には記されていない)。お元気なのでしょうか?気になります。
imamuraさんの本。 『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。
『触媒のうた』楽しい文学史秘話が満載。