喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『とっとり詩集』

2021-03-26 14:27:43 | 
鳥取の詩人、手皮小四郎さんからお贈りいただいた。
『とっとり詩集』。



わたしは初めて手にするものです。
鳥取県現代詩人協会が発行する第9集。
参加人数は22人。少数精鋭というのでしょうか、レベルが高いです。
各自がそれぞれ2,3篇ずつ作品を載せておられる。
中で、3人だけ紹介します。
先ず手皮さんの「龍頭」。「たつがしら」と読みます。
←クリックで。
貴重な民俗風習を描いたもの。このように見事に描くのは力量が必要でしょう。
わたしこの作品、たしか読んだ覚えがあります。手皮さんが編集なさっている同人誌『菱』でだったと思いますが。

次に布井ヒロ子さん(わたしには未知の人ですが)の「のの字」と「キラ」。
←クリック。
このうちの「のの字」に魅かれました。
一度読んで意味が分からず、二度読んでももう一つ(わたしは頭が悪い)、そして三度読んで、「あ、そうなのか」でした。
色んな楽しみ方が出来そうな、なんとも不思議な詩です。

次は渡部兼直さんの「看護婦」。
←クリック。
いかにも渡部さんらしい作品。ほのかな色気が漂っていて。
兼直さん、お元気だったんだ、良かった。
もう20年も前に、わたしの詩集『コーヒーカップの耳』を大いに評価してくださって、お会いした時にわたしを抱きかかえるように親愛の情を示してくださったのを忘れない。

『完本・コーヒーカップの耳』

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