喫茶 輪

コーヒーカップの耳

近藤淑子さんが

2022-01-27 08:34:47 | 千村克子さん
昨日届いた「寒中見舞い状」に無念の思い。
近藤淑子さんが昨年12月25日にお亡くなりになっていたのだと。
ご親族からのもの。
あんなにお元気だった人が。
しかし、気づけばお会いしなくなって久しい。
近藤さんは、最初、足立成子女史(数年前にお亡くなりになった)に紹介されたのだった。
その足立さんの告別式でわたしは弔辞を読ませてもらった。人生初めての弔辞。
参列していた近藤さんは「涙がとまりませんでした」と感動されたのだった。
根は明るい活発な人だったが、情に篤い人でもあった。

足立さんも近藤さんも、お二人とも宮崎翁の教え子といえる。
近藤さんは「宮っ子」の仁川地域の編集長。足立さんは用海地域の編集長。
宮崎翁は「宮っ子」の草創期に編集長を集めて指導をされていたのだ。
その指導が、翁独特の濃いいもの。みなさんそれで力をつけられた。

で、近藤さんとの縁は戦前戦中のタカラジェンヌ「千村克子」につながる。
ある日、千村さんの遺品を要らないかと持って来られたのだった。
その中に思わぬ重要なものがあった。
それが「欧州公演に関わる日記」(後に池田文庫に寄贈した)。
それについては「KOBECCO」に詳しく書いた。
今は、千和裕之さんという人が、そのころの宝塚の歴史を掘り起こしておられて、千村さんのことも関りの中で継いでくださっている。
やがて一冊になるでしょう。その一冊が出来上がる前に近藤さんが。
残念です。

それにしても最近、わたしの人生になにがしかの影響を与えた人が次々と鬼籍に入って行かれる。
淋しくて仕方がない。そして、し残していることが気になって心忙しい。
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