喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『我が家に天使がやってきた』

2024-07-29 19:11:34 | 

ドリアン助川さんのFBに紹介されていた詩集『我が家に天使がやってきた ダウン症をもつ周とともに』(文治堂書店・1200円+税)を読んだ。

詩を3篇紹介します。これでこの詩集の内容をお分かりいただけると思います。

先ず、『周ちゃんの涙」

次は「夕暮れの丘」

そして「四つ葉のクローバー」です。

この本を読んでわたしは昔に読んで大好きになった口頭詩を思い出しました。

  あのねママ 

  ボクどうして生まれてきたのかしってる?

  ボクね ママにあいたくて

  うまれてきたんだと   (田中大輔 当時三歳)

 

ところでこの本の奥付に不審が。

初版 2018年4月25日

二版 2019年11月6日

 これはおかしいですね。三版のはず。

 別に12ページある栞が付いていて、これに著者の言葉が載っていて令和5年1月17日の日付がある。

なのでこの本の三版は2023年一月以降ということでしょう。

しかしこの栞にも発行日が記されていない。ちょっと不備ですね。

 

        

 

 

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『鶺鴒』22号

2024-07-29 10:37:54 | 

神戸の詩人江口節さんからお贈りいただきました。

『鶺鴒』22号です。

ほぼ生活詩といえる詩がならんでいて、その素直な表現に好感が持てます。

今号「小枝の先で」というコーナーがあって、その中の荻野ゆう子さんの「詩と仕事」に興味を持ちました。

「教員であることを人に知られたくない時期が長かった」と始まる文章。

正直に書かれています。

そうだったのか、というより、「やはりそうだったんだ」と思える内容。

教師は教師なりのプライドがあるんですよね。そのプライドはなかなか脱ぎにくいものなんでしょうね。

だけど荻野さんは子どもに学んでそれを脱がれたわけだ。

「子どもに学ぶ」という言葉はよく使われるが実際はなかなかに難しいことなのでしょうね。

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