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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

菜の花の駅の人

2019-10-08 16:47:45 | 喫茶・輪
先日「喫茶・輪」にご来店いただいた「菜の花の駅」の詩人、河崎洋充さんからお便りが。
その中に一枚のチラシが同封されていました。


にぎやかなチラシですね。
「西成市民館」とあります。場所は、いうところの釜ヶ崎じゃなかったかな?
河崎さんはここの館長さんでもあります。

実はこの辺りの酒販店に営業に行っておられた酒造会社の営業マンが以前「輪」の常連客にいらっしゃいました。
そのころの面白い話を思い出しました。
《お酒の自販機を設置しに行った時のことやけどな、会社に報告するために証拠の写真を撮ろうとしてたんや。そしたら自販機の前にパッと顔を出すおっちゃんがおった。なにかな?と思たら、「モデル代をくれ」て言いよんねん。》
西成は面白い所ですねえ。
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『あなたのいのちの日時計の上』

2019-10-08 12:47:08 | 
鳥取のベテラン詩人、渡部兼直さんからお贈り頂いた詩集『あなたのいのちの日時計の上』です。

帯もありません。シンプルな詩集です。
内容は三つの章に別れています。

「バンジャマン ベレの詩」
「日時計詩篇」
「ノオト」

先ず「バンジャマン・ぺレの詩」から一篇。
←クリック。



これはどうなんでしょう?わたしフランス語はわかりませんので、詳細は判別しかねます。
次のページにフランス語の詩が載っています。

この詩を渡部さんが翻訳されたのでしょうか?いや、そうなんでしょうね。バンジャマン・ベレという人の詩を翻訳されたということで。
それにしても、わたしには難しいです。
こんな詩ばかり読んでたら頭痛くなります。
でも、たまにはわたしのボンクラ脳にもいい刺激になるのかも知れません。
ここでこの本を手放してしまっては駄目なわけで。
「日時計詩篇」の中からこれを。

「いい喫茶店と悪い喫茶店」です。
おかしいですね。「おかしい」とは「変だ」という意味ではなく、わたしにとっては興味深いというわけで。
「いい方」の中に 
  「座布団 出してくれる喫茶店」
という一行があります。
座布団、うちの店では出さないなあ。渡部さんはこんな楽しい詩も書いておられます。
ほかにも、渡部さん独特の色気ある詩があって楽しめます。

「ノオト」は詩論とでもいうものでしょうか?
中にこんなのがあります。
《詩が一般化しないことを嘆くことばとして、「詩の読者はみな詩人ばかり」とよく言はれる(略)」》
これは入沢康夫の「詩の構造についての覚え書き」からの引用。
フムフムと思います。そして、10ページにわたって書かれた「ノオト」の最後のところ。


これがこの本の巻末です。
「あとがき」もなく、あっさりとしたもの。
渡部さんのアルコールが入った後のとぼけた顔が思い浮かびます。
お元気そうで良かった。
渡部さん、ありがとうございます。

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