SARAのブログ

日々のことあれこれ

義母のこと

2023-06-05 10:36:52 | テレビ
また義実家へ行ってきた。
義実家へは2週間に一度行っているので、本当は来週行く
予定だったが、来週ちょっと用事があるので、2週続けて
行くことになった。

義母はまた同じことを言っていた。
毎日やることがない。
24時間をどうやって過ごせばいいのか。
体がダルくて重くてしかたがない。

私達が行くと毎回ほぼ同じことを言っている。

昨日はそれに加えて義兄のことも言っていた。
先週大雨が降った時に義母が「床下浸水が怖いから排水する
水路を庭に作ってほしい」と義兄に電話をかけて言ったそうだ。
すると義兄はまた物凄く怒ったということだった。
まぁ、義兄の気持ちは良くわかる。
言い方や怒り方はちょっと激しすぎるところもあるのかもしれな
いが、避難警告などが出てもいないのに床下浸水が起きるほどの
被害が出るわけもない。
「大丈夫だから!!!」と強く言われたと義母も言っていた。
義母はそういう自然災害に敏感だ。
明けても暮れてもニュースばかり見ているからだと思う。
被害に遭った地域の酷い映像ばかりが頭に強く残っていて、自分も
あぁなってしまう!という強い危機感を持ってしまうのだと思う。
言っても義母はやめないけど、ニュースを見るのはホント最低限に
しておいた方がいいと私は思う。
心理学の動画を見ても、ニュースやワイドショーなどを繰り返し
見過ぎると精神的に良くないと良く言っている。
でも義母は「他に何も見るものがない」と言って、毎日毎日ワイド
ショーとニュースを繰り返し見ている。
そして見ては不安にばかりなり、今回のような言動に出るのだった。

私も昨日はちょっと機嫌が悪かった。
体もかったるかった。
ので、義母のトークにもいつもよりイライラしていた。
いつもは義母の話を否定しないように気をつけている。
意見もしないように気をつけている。
しかし昨日は思わず「お義母さん、大丈夫だよ」と言ってしまった。
イライラした言い方はしていない。
笑顔で穏やかに言った。
それでも義母としては、不安になって義兄に助けを求めたのに義兄に酷い
態度を取られた、と自分が被害者側で、むしろ私にはそのことに同情を
してもらいたかったくらいなのに、私にも「大丈夫だよ」と言われてしま
うと、一気に自分がしていることがいけないのかと否定された気持ちに
なるのだろう。
私の言葉に被せるように
「SARAちゃんそれはしょうがないの!」
「私は心配性だからしょうがないの!」
「1人だしね、誰も相談する人もいないんだから!」
↑このようなことを何度も何度も繰り返し言っていた。
要するに「ムキに」なっていた。
自分がちょっとでも否定されるとこうなる。
そしてこちらの言うことはまったくを持って義母には採用されない。
響かない。
自分がすべて。
自分が正義。
毎回このようなトークが展開される。

義母は良く誰も相談する人がいないという言葉を使う。
でも私から見たら義兄だって言葉は強いが、義母にはちゃんと寄り添
っている。ウチの旦那だって義母に何かがあれば手を貸すだろう。
普段は義母は1人でいることが多いのだろうが、そんな2人の息子がいて、
何故「誰も相談する人がいない」なんて言うのだろうと思う。
私こそ旦那がいなくなったら誰も相談する人もいない。
家のあちこちが傷んで修理しなくてはいけないとなってもどこの業者に
頼んだらいいかもわからない。
そんな人もいるのに義母は贅沢だとも思う。
今回の大雨で本当に床下浸水の可能性や避難勧告があったりしたら、
義兄は真っ先に駆けつけるだろうと思う。
そんな状況にいるのに「私には誰も相談する人がいない」と義母はいつ
も言っている。
私達が行った日の前の日には義兄が市内に新しくできたショッピング
モールに義母を連れて行ったそうだ。
そして夜は牛肉を焼いて食べさせてくれたらしい。
そして次の日には次男とその嫁が来て買い物に行ってくれて(くれてと
言うのも恩着せがましいけど)次男が庭の木の剪定をしてくれて、嫁が
その間話を聞いてくれる。
そしてまた私達は2週間後には行く。
義兄だって毎日義実家に行っている。
それでも義母は「話相手がいない」「誰も相談する人がいない」「何も
いいことがない」と繰り返し言っている。
何度も言うが私からしたら義母は贅沢。
そして義兄やウチの旦那が実際にしてくれていることにはまったく目を
向けず、ネガティブなことにばかり頭がいっている。

体がダルい、動けない、何もやる気がしないとも言っているが、
そりゃそうだろうと思う。
義母は5年前に義父が亡くなった時点では、1人で押し車を押して
義母の足だと歩いて7,8分くらいのところにある畑に毎日行っていた。
買い物も1人で押し車を押して行っていた。
それが2年くらい経つと「畑はやめることにした」と言い、やめてし
まい、そこから買い物に1人で行かなくなるまでも早かった。
週に一度義兄に車でスーパーに連れて行ってもらい、買い物をして
いた。
しかしそれもやめて義兄に買うもののメモを渡し、買ってきてもらう
ようになった。
今ではまったく家から出ない。
そしてひたすら居間の炬燵に座り毎日テレビだけを見ている。
それではどんどん動けなくなるのも当たり前だ。
ここにも何度も書いていることだけど、ウチの近所にも何人か義母と
同じ状況の老人がいる。みんな腰が曲がり、押し車を押して本当に良く
散歩をしている。歩かないとどんどん歩けなくなっていってしまう
危機感があり、習慣化してやっているのだと思う。
義母は「やることが何もない」と言っているわりにはそういうことは
一切しない。ダルいから動かない、何もしない、で終わり。
そうしてどんどんどんどん覇気もなくなり、どんどんどんどん動けなく
なっていっている。
それで「毎日何も良いことがない」「こんなんで生きていてもしか
たがない」と繰り返し言っているのだ。
こちらが何か一つでもアドバイスをしても絶対に聞かない。
しつこく言うとキレる。
本人にそういう意識が芽生えない限り無理。
でも毎日炬燵にばかり座ってテレビばかりを見ていたら「こんなこと
をやってみよう!」なんて覇気は絶対に産まれないと思う。

義母に言いたいけど言えないことを書いた。
義母に対しては「何故こうしないのか!」と思うことばかりだ。
もちろん年も年なので義母が自分と同じようにはいかないのはわか
っている。
本当に無理なことは無理でいいのだ。
でもできることはあるのにやろうとしない。
それをやる為の補助や手助けをしてほしいと言うならこちらも協力
する。
でも義母は一切何もやろうとしない。
ただただやる気がしない、やることがない、生きていてもしょうがない
を繰り返すだけ。
ラジオ体操をフルで完璧にはできないだろうが、なんちゃってでも
やってみる、とか近所を一日5分だけでもいいから散歩してみると
か、本当に少しでもいいから体を動かすといいのになぁ。
でも私がそういうと義母は「SARAちゃん、私はもういいの。もう
あとは死ぬだけだから」みたいなことを言うのだろう。
そしてまた同じ愚痴だけを延々と繰り返すのだった。

補聴器もそう。
通販でなんちゃっての集音機ばかりを買って、すぐの壊れてはまた
買ってを繰り返している。今までにそれで何十万も使っている。
メガネ屋さんでちゃんとした補聴器を買えばメンテナンスもしても
らえるし、細かい調整などもしてもらえるし、なんと言っても聞こえ
方が全然違うのだと聞いた。それを言っても「もうこの年だから
そんな金をかけもしょうがない」と言う。そして「何も聞こえない
、生き辛い、不便だ!」と嘆いている。
旦那が前回はそれを強く言った。
「メガネ屋さんに行ってちゃんとしたものを買えばいいじゃん!
そんな集音機を何十個も買うんだったら1個いいのを買えばいいじ
ゃん!」
すると義母はキレた。
「こんな年になってね!こんな体になってね!私には誰も相談する
人もいないんだよ!」
要するに「よってたかってこんな私を虐めて!」と言っている。
虐めてなんかいない。
旦那だけじゃなく、私も義兄も義姉もみんな、補聴器買えばいいのにと
思っている。お金に困っているわけじゃないんだから。
それでも義母は聞かない。
論点をズラして怒り、頑として補聴器を買わない。
それで「何も聞こえない!」と愚痴っているのだ。

義母の寂しい気持ちは良くわかる。
私だって寂しい。
誰かと話したい。
でも状況が難しくて叶わないということもある。
もちろん機会があればそうしたらいいが。
だから1人で楽しめることを探したり、「こうしている方が楽だな」と
いう行動を取っている。
私だって義母と同じように一日中炬燵に座ってテレビだけを見ていろと
言われたら義母と同じ心身状態になると思う。
やる気がしない時は休めばいいのだけど、それが休んでも改善しないなら
動いた方がいい。もちろんいきなりハードなことをする必要はない。
小さいハードルから。
義母の場合で言ったらさきほど言ったような、近所をほんのちょっとだけ
歩くとか、軽い体操を毎日するようにするとか、そういうことだけでも
全然違うと思う。
私は義母よりずっと若いし運転もできるので義母は状況は大きく違う。
それはわかっている。
それを差し引いても、義母は義母でできることをやってほしい。

というのが嫁の本音だ。
私も言う人がいないのでここに書いた。
要するに、私も義母と同じなのだ。
孤独だし寂しい。
でも自分なりにどうにかこうしか日常を成り立たせて、今まで頑張って
きた。
だから義母が人にばかり頼って自分で何もしようとしないのがもどかしい。
人に頼ることがいけないと言っているのではない。
頼っていいんだけど、もうちょっと自分でも頑張ろうよと思う。
自分でも何とかしようよ、と。

それも難しいことなんだろうか。

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