SARAのブログ

日々のことあれこれ

あるブログを読んでいて、

2015-03-29 22:03:42 | つぶやき
私と同じーー!!と思わず叫びたくなりました。

そのブロガーさんは妄想がお好きなようで。
中学生の時にあるストーリーを妄想していて、
頭の中でそれが勝手に巨編になり、
30代半ばになる今でも連載が続いているのだというのです。

私と同じ!!!
同じ人がいるーーーー!!と。

何を隠そう私も相当な妄想野郎。
妄想と言っても「エロ」じゃありませんよ?
(いえ、たまにはエロの時もありますが・・←え)

中学生の時から様々なドラマを妄想していました。
ただ単にあるシーンだけを妄想する、というのではなく
登場人物の相関図も書けて
「これ一体全何話なんだよ」っていうくらいの
壮大なドラマなのです。

あらゆる妄想ドラマを頭の中で作ってきましたが、
その中の、20歳くらいの時からしているある妄想ドラマは
なんと今でも連載が続いています。^^;
「ある家族のお話」と言っていいのか、
2つのある30代カップルがそれぞれ結婚をして
家庭を持つのですが、
その2つのカップルの男性同士は兄弟なのです。
なので、ある家族の中から2つの家族が産まれ、
そしてまたその家族に子供が産まれ、
その片方の家族の子供が今は27歳になりました。
なので、妄想期間は20年ちょっとですが
お話は30年くらいに渡る物語で、
その27歳になった息子が主人公のような形で
話が展開されています。

当たり前ですが、
これだけのドラマを妄想しているけど
私は脚本家にはなれません。
だって話はいつも私の願望通りに進んでいくので
その話を他の誰かが聞いたところで(ドラマとして観たところで)
面白くも何ともないからです。^^;

私は面白くてしかたがないんですけどね。^^

妄想するのはいつもお風呂の中と、
寝る時のベッドの中。
でも寝る時に妄想する時はベッドに入ってから最初の
15分くらいにとどめています。
じゃないと妄想が止まらずそのまま寝られなくなるので。
って、そんなんなら寝る前に妄想なんかしなければいいじゃないかって
話なのですが、
私、何故かお風呂に入ることと
寝ることがとても嫌な人なんですよ。
いえ、寝ること自体は嫌いじゃないのかもしれないけど
例えば夜もリビングでテレビを見ながらそのまま寝られるなら
いいのですが
寝室へ移動して寝ることにいつもちょっとした抵抗があるのです。
まだ寝たくない!まだ寝室へ行きたくない!みたいな。
でも「さぁ、妄想するぞ、とりあえず寝室へ行こう」って思うと
寝室へ向かえて、ベッドに入って電気が消せるのです。
お風呂も然り。
嫌いなことも好きなことをしながらしようと思うと
どうにかやる気になるというか、そんな感じ。

これはね、もう中学生のころから。

ちなみに主人公の27歳の息子の名前は
私が20歳くらいのころからずっと同じ。
まぁ、ずっと同じドラマなのだから名前がずっと同じなのは
当たり前ですね。
すごく気に入ってる名前で昔から好きな名前です。
一般的には少ない名前です。
数年前にその名前の俳優さんを妄想を始めてから
初めて一人だけ発見しました。

でも、顔は自分の時代によって変わっています。
その時に好きなアーティストや俳優さんや
アイドルの顔が随時採用されます。
今は、ここ3年くらいは変わってなくて
私の好きなとあるアーティストの顔を採用しています。

まぁでも。妄想が例えエロじゃなくても
単なる家族の話だとしても
結局は妄想って願望ですよね。
思い通りにいかないことのオンパレードの現実から頭だけを
切り離し、
妄想している間だけは何もかも自分の思い通り。
例えその妄想が現実にならなくとも
頭の中だけのことだとしても
自分の思い通りの気持ちのいい展開に自由に持っていける
妄想ドラマを見ている間は私にとって、
かなり至福な時間です。



一人で過ごす

2015-03-26 10:18:50 | つぶやき
平日の昼間が一番好きになってしまった私。

一週間に一度旦那が休み、という周期がちょうどいいと
ついこの間まで思っていたはずなのに
今はその1週間に一度の休みも辛くなってきてる。
ちなみに、夜旦那が帰ってきてからの時間も
最近では辛くなりつつある。

私はどこまで一人でいたいのか・・。

ひきこもりの定義は良くわからないけど、
これってひきこもりってことですかね。

旦那が隣りでゴロっとしているだけでなんだかイラつくし、
夕ご飯食べて、あとはもう何もしたくないなんて
思っているところに帰ってくるので
そこからまた旦那の夕飯を用意しなくてはならないのも辛い。

おまけにゆうべ旦那が
「俺、今朝なんだか寒くてさ~、熱測ってみたら
35.7度しかなかったよ」と言った。
「え?そうなの?じゃあ、今もう一回測ってみ」
と言って測らせたら
35.9度。
やっぱり低い。
35度くらいの低体温になると癌とかになりやすくなると言う。
36度近くはあるのだから今に今すぐどうこうってわけでは
ないと思うけど。
自律神経がおかしくなっているか、
体が疲れきってて体温が上がらないのか・・?

考えてみたら
私が2月に風邪をひいて体調が悪くなってから
旦那にお弁当を作っていない。
ゆっくりお店とかに入ってお昼を食べたりする時間のない仕事なので
旦那はいつもコンビニで買って食べているみたいで
買うものはいつもパンとかおにぎりが多いみたいだ。
やっぱそういうので栄養が足りてなかったりもするんじゃないかと
思った。
いや、それは少しは気にかかっていた。
でもここのところの私の体力のなさに
見て見ぬふりをしてきていた。
旦那は深夜や早朝から仕事に出て行くことが多いので
旦那の出勤時間に合わせてお弁当を作ることは無理。
なので、いつも夜作っていた。
この夜のお弁当作りが辛い。
今だって旦那の夕飯を出すのも辛いと思うのに
その上お弁当を用意するのは無理だろう。

昨日このブログに
他人から誘われたりすると「余計な用事を増やさないでくれ」と
思ってしまうと書いたように、
旦那に低体温だと言われた時、
やっぱり「もうこれ以上私に仕事を増やさないでくれよ」と
思ってしまった私。
別に旦那に「体温が上がらないから弁当を作ってくれ」と
言われたわけではないのに。

たぶん、
すごく疲れやすくやっているんだと思う。
体力に余裕がないんだと思う。
元々の体質もあるし、時期的なものもあるだろう。



旦那の低体温の原因は、
私がお弁当を作っていないことだけではないとは思う。
以前も旦那は、
夏にはずっと微熱が続いていたり、
時期によっては今のように低体温が続いたりということは
たびたびあった。
その時には「なんだろう、なんだろう」と心配するのだけど
時期が過ぎると元に戻っていたり。
不規則で慢性的に睡眠不足な生活をしているから
たぶん自律神経系が狂いやすくなっているのかもしれない。

本来ならば、
そんな旦那に少しでも力になるように栄養のあるお弁当を
作るのが私の努めなのだろうが
なんせ、こんな風に体力気力のない私なのだから
しかたがない。
でも毎日は今は到底無理でも、
もし少しでも余裕があって
「作ろうと思えば作れるかなぁ」と思える日があったら
すぐに作れるように
お弁当用の食材もこれからは意識して用意しておこうかなと思った。



人と

2015-03-25 10:19:43 | つぶやき
会いたくありません。

異常に誰かと話がしたい時もあるのに、
基本的には誰にも会いたくないし、
話したくない私。


昨日、午後に犬の散歩に行ったら
ご近所の奥さんが車で正面から来て
ちょうどT字路の部分で会ったので
向こうが車を一時停止したのですが
車の中から手を振っていただけで
何も言わずに去って行きました。
いつも会うと必ず何かしら話してくる人なので
一瞬避けられたような気がした私。
たったそれだけの行為に
自分が物凄く突き放されたような感覚になったりして。
でも
よくよく考えてみたら
その人は会うたびに「今度またゆっくり話そう」とか
その前にはあれこれスポーツを一緒にしない?とか
家族同士でバーベキューをしないかとか誘ってくることが多く、
正直、
いつもどれも気が進まず、
断るのが物凄く大変で。

誘われると、
「もうこれ以上余計な用事を増やさないでくれ」という
気持ちになってしまう私。
誘われること自体をとても迷惑に思ってしまう。

会った時に、その場で少し話すだけならいいけど
その時に何かの約束をさせられるのが辛い。

私がうまく断ればいいのですが
会話の途中で咄嗟に言われるので
良い言い訳がすぐに思いつかないのです。

なので、昨日、向こうが車の窓も開けず、
何も言わず立ち去ったのも
もしかして何か理由があったのかもしれないけど
自分から避けたわけでなく、
向こうからそうしたのだから
私にとってはその方が良かったのかもしれないなと
思いました。



正直、寂しくはあります。
旦那以外とほとんど話さない生活なので。

そんな私のことを以前旦那がうまく言い当ててくれたことが
ありました。

「SARAはさ、自分が話したい時に話せる人は欲しいけど、
その人に、自分が話したくない時に誘われるともう嫌なんだよ。」

と。

まったくその通りで。

もちろん、自分が話したい時に自分から誰かを誘うのは普通のことだし、
その相手から誘われた時に自分の都合が悪いことがあるのも
普通のこと。
でも私は、自分の都合が悪い時・・というか、自分が話したくない時に
誘われても、うまく断ることができなかったり、
その誘い自体をとても迷惑に、ストレスに感じてしまったり、
特に近所の人となると、
例えば「体調が悪いから行けない」と言って断ったら
犬の散歩にも出られなくなってしまうので
それもできない。
そんな風に、たった一回のお誘いに
あれこれあれこれと気を揉んでしまうのがとてもエネルギーが要って
疲れてしまうのです。


って、その前に、
今の私自身が人と話したくないと思う時の方が多いのだから
まともな人つきあいができないというのが現状なんですけどね。


これは、
もともとの私の性質なのか、
それとも何らかの原因があってそうなってしまったのか・・・



7.8年前の

2015-03-23 10:03:50 | つぶやき
私の最大のコンプレックスは
自分に子供がいないことだった。
でもそれは「周りと比べて」のこと。
周りの人に誰一人子供なんかいなくて
ほとんどの夫婦が子なしだったら
たぶん「欲しい」と思わなかったと思う。
それが7.8年くらい前の私。

今の私はというと・・
確かに周りの人を見て
「いいなぁ、可愛いだろうなぁ」という目では見てしまうことはあるが、
周りの人に例え子供がいなくても
純粋に「子供がいたら良かったな」と思う時がある。
以前の私が「子供がいない」というコンプレックスを
埋めようとして「子供がほしい」と思うのではなく、
純粋に。

いえ、作りませんよ?^^;

現実的に無理なことが多すぎるので
実際は作りませんが。





そしてコンプレックスという観点から自分を見ると、

じゃあ今の最大のコンプレックスは何かというと
これはもう間違いなく

太っていること。

でしょうな。

これも周りの人と比べて、ということになるのでしょうか。

自分の身近な女性がみんな自分よりも太っていたら
今の外見でもいっかと思うのかな。



このコンプレックスも数年後には、
また価値観が変わってくるのでしょうか。




私は

2015-03-20 04:52:16 | つぶやき
いつもいつも心の中で誰かを責めている。

その相手が
時には友達。
時には義母。
時には実母。

そしてそれが今日は旦那だった。


年に何回くらいだろうか、
義実家から電話がある。
用件はいつも同じ。
「田舎へ帰っていてお土産があるから取りに来て」

でも去年からはその電話にも出ないようにしていた。
電話に出ると必ず義母にムカつくから。
そして必ず嫌なことを言われたりして
そのあとをかなりひきづるから。

そして今日もその電話があったけど
私はやっぱり居留守を使って出なかった。
電話を鳴らしても鳴らしても私が電話を取らないのに、
義母や義父は
「本当はいるんだろ」と言わんばかりに
何度も何度も電話を鳴らす。
2,3分の間、ずっと鳴らし続ける。
本当に留守かもしれないのに、
どうしてそんなことをするのかといつも思う。
家の電話がやっと鳴りやむと
今度は私の携帯が鳴りやまない。
長く鳴らせば私が出ると思っているのか・・?
そんな義父母に対する嫌悪感は増すばかり。

そしてその後、
夕方旦那に電話をしたら
義両親は私に電話をかけたあと、
旦那の方にもかけたらしく、
旦那がお土産を取りに行くことになったとのこと。
そこまでは良かった。

今まで何度となく
こういう場面で私が義母に酷く傷つけられることが
あまりにも多く、
その度に私と旦那も口論になっていたので
旦那は
「もうこういうお土産はいらねーよなぁ」
「今度もういいって言うわ」
と良く言っていた。
こういう場面でなくても
お正月の集まりなどで
私が義母の言動に傷つくことも多かったので
旦那はその度に
「SARA、もう実家には行かなくていいよ」
と言ってくれていた。
私が
「そんなことはできないよ、だってもう二度と会わないなんて
ことはできないんだからさ、
次に会うのが気まずくなるし、そんなことはできない」と言うと
旦那は決まって
「そしたらずっと会わなくていいんだよ、
縁切ったっていいんだし。」
と言っていた。
旦那がそう言ってくれてたのは正直嬉しかった。
嬉しかったけど、
いくら嬉しいとは言え、
そんなことを実際に旦那に実行させて
幸せになれるとは思ってなかったし
とにかくそんなことをさせてはならないと思っていた。
でも旦那がそう言ってくれるのは本当に嬉しかった。
つい、去年の年末にも義両親が買ってくるお土産のことで
旦那は「もういらねーよなぁ」と
今すぐにもそれを義両親に言ってやりたいと言わんばかりだった。

なので、
今日旦那に電話が行った時点で
旦那は「もうお土産はいらない」と義父母に言うだろうと
私は思いこんでいた。
いや、そうしてほしかったわけではない。
そうしてほしかったわけではないけど、
今日あたり旦那は言うかもと思い込んでいた。

ところが、
旦那は言わなかった。

私が何気なく「もういらないって言ったの?」と聞いたら
「いや、言えなかった」と。
その時、旦那が
「いや、今日は言わなかったよ。」と言ったら
私は何も思わなかったのか?
とにかくその「言えなかった」という言葉に私は妙に
引っかかった。
「そうなんだ、なんで?」と聞いたら
「やっぱ言いにくいっていうか・・・
言い出す雰囲気ってあるじゃん」
みたいなことを言った。
その時点で
あれだけ一緒になって義両親をなじってくれた旦那が
とたんに敵のように感じた。
「そんなに言いにくいなら、もういらないって言うとか
言わなきゃいいのに・・・・!!」と
旦那に対する自分でもわけのわからない感情が湧きあがった。
私は、旦那が私の前では私に調子良く物を言い、
義両親の前でもそこはそこで調子を合わせているんじゃないかと
一瞬で不安に思ってしまい、
「なんか、この人信じられない・・」
と思ってしまったのだった。
何度も言うが、私は旦那に「お土産はもいらない」と
義両親に言ってほしかったわけではない。
私が取りに行くのは嫌なので
それなら旦那が取りに行けばいいだけのこと、と思っていた。
「もういらないって言うわ」と言い出したのは旦那の方だ。
そして
無神経なことばかり言ってくる義母に対しては一緒に
悪口も言ってくれた。
「縁を切ったっていい」と。
そう言ってくれるだけで充分じゃないかと思う人もいるだろう。
確かにウチの旦那は今までも珍しいくらい嫁の味方をしてくれていた。
それは自慢だった。
自分が周りの女性たちのように母になれなくても
そして実の母親から愛されなくても
私にはこんなに自分の側についてくれる旦那がいる、と思えば
自分には自分の幸せがあるのだと思えたからだ。
そんな旦那に救われてきた。
ところが旦那はいざとなったら義両親には何も言えなかった、と。
それが、ある意味裏切りのようにも見えてしまったのだ。

私は激怒した。
もうあなたは信じられない、と。
旦那は帰ってきてから
「SARAがそう言うなら今すぐいらないと言うよ」と
本当かどうかはわからないが
電話をかけようとした。
私が止めたので旦那は電話しなかったが。
でもそれもなんだか今日は旦那のパフォーマンスのようにしか
見えなかった。

と言うのも、
実はこういうことが初めてではないのだ。
結婚前からこういうことは何度かあった。
何度かある中で
初めて起こった事件が
私がたばこを吸う女だということを旦那は
あっさり義兄に言ったことだった。
義兄が旦那の車に乗った時に灰皿が汚れていたので
「あれ?お前たばこ吸うの?」と聞かれて
「SARAが吸うんだよ~」と言ったそうだ。
そして義兄が
「え、そうなの?じゃあ子供ヤバいじゃん」と言ったので
「そうなんだよ~~~~」と
まったく俺も困ってるんだよと言うような感じで言ったのだそう。
私は義両親にも義兄家族にも自分がたばこを吸っていることは
隠してほしかったし
当然隠してくれると思っていた。
確かに女がたばこを吸うことはいい事ではないと自分の中でも
そう思っていたし
それを言ったらやっぱり自分の立場も悪くなるだろうと想像できたからだ。
旦那も当然同じように想ってくれると思っていた。
もし何かのはずみで知れてしまい、
義兄が「子供ヤバいじゃん」と言ったなら
「いや、別にヤバくないよ、子供できたら吸わないと思うし」と
庇ってくれてもいいくらいだと思っていた。
ところが実際は旦那は義兄と一緒になって
私を悪者にしていた。
このことは今でも許せない。

その話を、今日もムカついたついでに出してしまった。
あなたはあの時もそうだったね、と。
結局私の味方じゃないんだね、あなたは、と。

ちなみにたばこは結婚して2年後にやめた。
なのでもう16年くらい吸っていない。
いや、いなかった。
ところが・・・・

旦那は平謝りだったけど、私は旦那を責めても責めても
腹の虫が納まらず、
何かの拍子に旦那に手を上げてしまった。
そしてイライラついでに
「たばこ買ってきて!!」と旦那に言った。
旦那は
「いいよ、買ってくるよ、何のたばこがいいの?」と言うが
16年吸っていないと私も今のたばこの銘柄も良く知らないので
「いい、じゃあ自分で買ってくる」と
家を飛び出した。

コンビニで16年ぶりにたばこを買った私。
家に戻ってくると旦那の車がない。
携帯に電話したら
「1人で外に出しちゃったから、あとを追いかけた」とのこと。
こういうのも、
今日はイチイチパフォーマンスに見えてしまうのだった。

私はたばこを吸った。
もう勢いもあった。
そして少しの後悔もあった。
罪悪感とそして背徳心もあった。
しかしやっぱりたばこは美味かった。
なんだろう、
何がそんなにいいのか癒された。
私は実はたばこが大好きだった。
でも旦那に新婚当時、
「たばこ吸う女と子供なんか作れない」と言われ、
やめた。
やめたくない気持ちもかなりあったが
周りの人たちと同じように自分も子供が欲しい気持ちの
方が多かった。
しかしその一方で
私の友人たちはみんな、旦那さんに何も言われずに子供を作って
普通に子供を産んでいるのに
なんでウチだけはそれが許されないんだという不満もあった。
結局そんな風にしてたばこをやめても
子供はできなかったのだが。

確かにたばこは体に悪い。
子供にも多かれ少なかれ影響はあるだろう。
旦那の言っていることは間違ってはいない。
いや、むしろ正論だろう。
それでも私は無類のたばこ好きだったにも拘らず、
子供が実際できたのならまだしも
できる前から、しかも吸っている女とは子供作れないなんぞと言われ、
半ば無理矢理に
大好きなものを取り上げられたその強引さに
かなりの不満を持っていた。
そしてその半分の本音も旦那に言えないまま、
とにかくそれで子供が作れるのならと
旦那にそのまま従ったのも自分なのだった。


たばこをやめてからの16年間、
何度となくたばこを吸う夢を見た。
夢の中でおいしそうに吸っていた。
そして大好きなものを旦那に取り上げられたという思いに
駆られていた。
つい先日も、
テレビで2時間ドラマの再放送を見ていて
片平なぎさの経歴なんかが妙に気にかかり
ウィキで調べていたら
彼女が喫煙者だと書いてあった。
今現在もそうなのかはわからないが
「喫煙者」という文字を見て「いいな~」と思った自分がいた。

しかし、自分の中でも今はもう「たばこは体に悪いもの」という
意識が充分にあったし
夢でこそ見るものの、実際に生活してる中で
「あ~~~~~~たばこ吸いたい~~~~~~」と意識して
思ったこともなかったし
何より一度また手を出してしまったら
やめる時がまた苦しいだろうというのもあって
今更たばこをまた吸おうなんてことは考えたこともなかった。
吸っている生活の中で
吸えない場がある時の苦しさの方が辛いのも知っている。

そこまでの認識があったにも拘らず、
私は今日、
あまりにも安易に
あまりにもあっけなく、またたばこを吸った。
そして美味いと思ってしまった。
立て続けにもう5本も吸ってしまった。

なんか後戻りのできない禁断のものに手を出してしまった気分。

やめるなら今のうちと思いながらも
私はどこか高揚している。
心の奥底ではこのまま吸い続けたい気持ちでいっぱい。