SARAのブログ

日々のことあれこれ

発達障害

2022-08-16 13:06:20 | 日記

私は結婚当初からずいぶん義母には泣かされてきた。

泣かされてというか、傷つけられてきた。

同じ嫁同士を義母という立場の人間が比べるということは良くない

こと、という概念がなく、とにかく義姉のことを褒める、良く言う。

「○○さん(義姉)は大学を出ているからね」

「○○さんは特別な資格を持っているからね」

一緒の写真に私も映っているのに義姉だけを差し、

「本当に綺麗~。若いよね~。」と言ったり。

あと良くあったのは、お正月に義実家にみんなが集まると必ず義姉の

洋服をもの凄く褒めるのだけど私の洋服は一度も褒められたことは

ない。だけど、正直に言うと義姉が特別お洒落なわけではなく、逆

に私からすると義姉はダサかった。途中からは義姉も多少はお洒落に

なってきたが、その前までは売れない演歌歌手のような格好でいつ

も正月の集まりに来ていた。しかし義母にしてみたらそっちの方が

お洒落に見えていたのか、とにかく義姉を褒めていた。

そう言うと「それは単純にあなた(私)が義母さんから嫌われてい

て義姉さんは義母さんから好かれていたのでしょう。」と思う人も

いるかもしれないが、これはたぶん間違いないと思えることは、義

母は決してそれを私へのあてつけや意地悪で言っているわけではない

ということだけはわかっていた。義姉に関することだけじゃなく、

他の事柄でもそういったことが多発していることもあったので、

私の中で義母は単純に

 

「酷く無神経な人」

 

という概念だった。

とにかく人への配慮がない。こういう立場の人にこういうことを

言ってはいけないとかそういう気まわしがまったくできない。

言いたい放題。

なので私もその義母の言葉にずいぶん傷ついてきた。

例えそれを他人に指摘され「相手はこういう人なんだからこうい

うことを言ったら駄目でしょう?」と言われても、自分の何が

悪いのかが理解できない。

そしてさきほども言ったとおり、悪意は毎回感じないのが、また

やっかいだった。

 

そんな義母との関係は義父が亡くなった4年前からもずっと続いて

いたが、今年に入って私はある事実に気がついた。

もう遅すぎるほど遅いのだけど。

義母が発達障害ではないかということだ。

義母は人の気持ちに寄り添えない。

なので人の話にもあまり興味がない。

とにかく自分が思ったこと、自分が話したいことだけを延々と話す

。まぁ、女の人はそういうところがあるはあるが、義母の場合は

その常軌を逸していた。

とにかく空気が読めない。

あと、もうずいぶん昔の話だが、私と旦那が結婚する前に、義母が

義父と一緒に初めて私の実家に挨拶に来てくれた時にこんなことが

あった。

ウチの両親が「(旦那の)お兄さんのおうちと(義実家)はどのく

らい離れているんですか?」と義母に聞いた時義母が言った。

義実家と義兄の家とは車で10分くらいの距離だが義母は

「そんなに遠くはないですよ。

 

○○○(このへんで言われている国道の通称)を行っちゃえばすぐで

すよ。」と。

 

他県に住む私の両親に「○○○」というローカルな通称を言っても

当然わからない。わからないだろうから普通の人はそういう言い方

はしない。他県の人でもわかるような言い方をする。さきほど私が

言ったように「車で10分くらいですかね」とか「○○○という国道が

あるんですけど、それを通ると早いんですよ」とか。

しかし義母はローカルな通称をそのまま使い、相手にはそれがわか

らないだろうというところまでは頭が回らない。

相手がどう思うのかが想像することができない。

ただただ自分が思ったことを言うだけ。

発達障害と言ってもいろいろあるので、これだろうというのは私は

専門家ではないのでわからないが、素人知識では軽度のアスペルガー

っぽい要素はあるかなと感じている。

そしてもう一つ、これも最近気がついたことなのだけど、うちの

旦那はもしかしたらというか、これはほぼ確定に近いのだけど、恐

らく「ADHD」だと思う。

目の前にあるのにそれを見つけられないということが昔から旦那に

はあった。すぐ目の前のハンガーにかかっている洋服が見つけられず、

私に「ない、ない」と言う。「そこにかかってるでしょう?」と言う

と「探したけどない」と言う。私が「えー本当に?」とあるはずの

場所を見に行くとすぐそこにかかっている。「ここにあるじゃん」

と言うと「あ、本当だ」と言う。こういうことが本当に多かった。

電話で仕事の帰りに買ってもらいたいものがあると頼むのだけど、

それがスーパーどこにあるのかが見つけられない。私の記憶で電話

で旦那を誘導し、「その棚!その真ん中くらいにあるでしょう?!」

と言っても「ない」と言う。なので、何度諦めたかわからない。

「店員さんに聞いて。そこに絶対にあるから。」と言ってもこれは

旦那の性格上の問題なのか、旦那は自分から作業している店員さん

に話しかけて聞いたりするのが苦手というのもあるし、そこにある

のに自分が見つけられないという事実を認めたくないのか、「本当

にない。」と言い張って絶対に店員さんに聞こうとしない。

あと、忘れ物が多い。そして仕事では集中しているのか、あまりミス

はないのに、プライベートで一緒に車で移動していると、行く道を

うっかり間違えたり通り過ぎてしまったりが非常に多い。

そういうところから旦那はほぼADHDで間違いないと思う。

あと、それに追随して考えてみると旦那のお兄さんも、知能は普通

だが(むしろ良い方だと思うが)、旦那のお兄さんはとにかく落ち

着きがない。とにかくジッとしていられない。義姉が良く言っていた

のは、休みの日も家にずっといるということができず、すぐに庭に出

て草むしりをしたりどこかに出かけてしまうと言っていたし、義実家

に来ていても食事をしている時は座っているが、終わってみんなでテ

レビを見ているともうすぐにどこかに行ってしまう。ウチに来てもそ

うだった。家の中をウロウロと歩き回り、いろんなものを見て回った

りしてとにかくジッとしていられない。

お義兄さんはADHDの多動の方の兆候が強いタイプで、旦那は

注意欠如の方が強いタイプだと思う。

 

それを持ってすると、旦那や義母に対して今まで感じてきたいろんな

ことも多少は優しい目で見られるようになった。これまでイライラや

怒り、理解できないことも多かったが。

しかしそれも結婚25年経ってやっとである。

 

もっと早く気づいていたらもっと楽だったかもしれない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。