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SARAのブログ

日々のことあれこれ

旅行3

2023-05-22 10:46:10 | テレビ
一瞬下がったテンションだったが、やはり宿が近づくとテンションが
上がった。
宿周辺に着いたのはまだ3時前だったので、軽く周辺を車で回ると
「土肥金山」という観光地があったので旦那とちょっと覗いてみた。
すると旦那がお土産屋さんで「これのどれかを買って帰る」といい
ながら夢中でマグネットの飾りを物色していた。
久しぶりの旅行の記念に買って帰りたいと言っている旦那が愛おし
かった。宿は土肥金山のすぐ近くだったので、旦那は「明日帰る
時にもう一回寄って買う」と言い、宿に向かった。
宿はすぐに見つかったが駐車場がわからなかったので、私がまず
最初に宿に行った。

入ると、中が異常に暗い。それを見て「あぁ、やっちゃった」と
思った。
女将さんと思われる人が受け付けの中から顔を出す。
車は目の前の空き地に停めていいと言われ、一旦車で待っている
旦那のところに戻った。
旦那に「なんか凄く暗い感じ。失敗したかも。」と言う。
旦那は「まぁ、いいんじゃない?」という感じのリアクションだ
った。
車を停めて旦那と再び宿へ。
受付で鍵を渡され、「部屋は2階です。お風呂も2階。夕食は5時半
で朝食は7時半です。お風呂はちょっと熱いのでお水を入れて入って
ください」と言われ、あとはもうお好きにどうぞという感じだった。
なんともあっさりした感じ。
しかしそこは「愛想が悪い」とは別の感じで、変にベッタリされた
り、あれこれ聞かれたりするよりは全然良かった。
youtubeで良く旅の動画を見ると最近は部屋まで仲居さんがついて
きて、という旅館やホテルは少なく、よっぽど高級なところとか
離れのあるようなところでなければ、仲居さんがバッグを持って部屋を
案内してくれたり、部屋に仲居さんが入ってお茶を入れてくれたりという
のも少ない。
決してそういうことをしてほしいというわけではなく、むしろそういうのは
うざいと思っていたので、民宿となれば当然そんなことはしないのだが、
その「あとはお好きにどうぞ」感が気楽でいいなぁという初めてポジティブ
な印象を持った。
旦那と民宿の階段を上る。
「どこだ、どこだ」と部屋を探す。
「あ、あったあった」と鍵を開けて部屋の中に入る。
この瞬間が一番ワクワクする時じゃないだろうか。
部屋に入ると、想像していたよりももっともっと古びた部屋だった。
それを見て私が冗談っぽく「ごめんね~」と言う。
「失敗したね」という意味だ。
しかし旦那は、私に気を遣ってというわけじゃなく「いや、いいん
じゃない?」と普通に言った。
そしてカーテンを開けると目の前が海。遮るものは何もない。
ただ目の前が海。こんなところに泊まったのは初めてのこと。
正にオーシャンビューだった。
部屋を一通り物色したあと「お風呂見に行ってみようよ!」と私が
言うと「あ、そうだね!」と旦那も思い出したように言い、2人で
お風呂を見に行く。
画像等で見ていた時はあんまり綺麗じゃない印象だったが、そこは
想像と違って、「あぁ、いいんじゃない?」と心から思えるお風呂
だった。広さもあり、雰囲気もあるのだけど、変に古びた汚い感じは
なかった。
夕食前に一回入ってみようと言って部屋に戻った。

私は、旅行が決まった時から「伊豆でハヤブサを見るのが楽しみ」
と言っていた。
ハマっている昔のプロレスラーの試合を見るのが最近のブームで、
旦那とも一緒に見ることが多くなってきたので旅行先でも見たいと
言い、今回PCも持ってきていた。
なので、旦那が「Wi-Fi繋がるのかなぁ」とあれこれやり出した。
部屋から出て行き、受付付近に行き、戻ってくると「Wi-Fi1階しか
繋がらないみたい」と言う。要するに部屋でハヤブサは見れない
ということだ。
私がガッカリしていると旦那は動画を私のスマホにダウンロード
してくれた。その後それをどうにかPCで見れないか、というのも
あれこれやってくれていたが、結局PCでハヤブサは見れなかった。

夜にお菓子パーティをしようと言っていた。お菓子パーティという
のは単にご飯を食べ終わってから寝るまでのどこかの時間にお菓子を
食べるだけのことなのだが、普段の日の夜は旦那も次の日の仕事の為に
早く寝なければいけないし、私は私で夜の片付けをしながら旦那の
お弁当を用意したりしているし、もう中年になってきて夜にしょっちゅう
お菓子を食べるというのもなんだか気が引けるので、旦那の休みの
前の日になったりすると「今日は特別な日」という感じで、youtube
なんかを見ながらお菓子をのんびり食べようという意味で、私達の
中ではそれをお菓子パーティと言っている。
ちょうど宿から歩いて行ける場所にスーパーがあったので、旦那と
お菓子を買いに行った。それが何故かなんとも幸せな時間だった。
スーパーから戻り、夕飯までの間に旦那とお風呂に入る。
言われていた通り、本当にお風呂はめっちゃ熱かった。
旦那が必死に桶で何杯も何杯もお湯を掻きだし、水道の蛇口をマックスに
して水をその分入れた。まぁまぁの広さのお風呂だったので、ちょうど
良いお湯の温度になるまで結構な時間がかかった。^^;
しかし何とか入ったお風呂は気持ち良かった。
大きな開口の窓を開けると、ほとんど露天風呂だった。
気持ちの良い風から入って来る中、まだ明るい時間に、旦那と温泉に
入っているという贅沢感があった。



旅行2

2023-05-22 10:40:22 | テレビ
伊豆へは沼津を通って行くことにした。
私が若い頃に良く行っていた町。
結婚してからも行くと懐かしい気持ちになる町だ。
旦那とつきあっている時にも旦那とも何度か遊びに行った。
旦那が宿に行く前にパジャマを買いたいと言うので沼津で買い物をし
た。

私は喫茶店が好きだ。お洒落なカフェも好きなのだが、一番好きなの
は昭和レトロ感が漂う、店内が微妙に薄暗い喫茶店が好き。
少し前に沼津の街でもネットでそういう店を調べたりしていたことが
あった。その時に「ここ行ってみたい!」と思っていた喫茶店があ
ったので、この機会に行くことにした。
懐かしい街沼津で買い物をし、雰囲気の良い喫茶店でお昼を食べたら
テンションが上がってきた。


ところが、肝心の西伊豆地区に入るとまたテンションが下がってきた。
西伊豆も私は独身のころに良く行っていたところだ。
海水浴にも行っていたし、ドライブにも良く行った。
のんびりした雰囲気が好きだった。
10年くらい前にも旦那と来たことがある。
その時は懐かしさもあり、テンションが上がったのを覚えている。
しかし独身の頃、そして旦那と行った時の記憶と今回の雰囲気は
ちょっと違っていた。
もともと物凄く活気のある場所ではなく、それがまた良い雰囲気だった
のだが、のんびりしたところというよりは、なんだか世の中から取り残さ
れた、廃れた印象を受けた。
週末の伊豆にドライブというといつも車が混んでるというイメージも
あったが、土曜日の昼なのに車も全然走っていない。
なんだかちょっと寂しくなってきた。
土曜日は最初は雨の予報だった。それが週末に近づくにつれて予報が
変わり、雨も上がり、午後にかけてどんどん晴れていったが、それでも
どこか雲がかかり、スッキリピーカンな晴れではなかったせいか、
昔はあんなに綺麗に見えていた海も「なんかそうでもないなぁ」という
印象だった。
そして誤算だったのは、今回の目的地の土肥が私が思っていたより
全然遠かったことだ。^^;
沼津からはすぐというイメージだったが、体感としてかなり遠かった。
しかし、前日に一睡もしていなかった割には車にも酔わず、体調が
悪くなることはなかった。



旅行1

2023-05-22 08:45:07 | テレビ
民宿に泊まってきた。
感想は・・まぁ、いろいろあるのだけど、一番強烈だったのは
ご飯がしょぼかった!!ということだ。^^;
その民宿のクチコミでそんな感じに書いている人がいたので、
私はあまり期待はしていなかった。旦那にも「食事はあんまり
良くないみたいだから、期待しないでね」と言っていた。旦那は
私とはまた別のサイトのクチコミの画像を見つけてきて「でも
なんかこれ見ると舟盛りとかありそうだよ」と言うので「それは
またプランが違うんだよ。私達のはそういうのはついてないと
思うよ」と言うと「そうなんだ・・」と残念そうにしていた。
それを見たらちょっと旦那が可愛そうになってしまったが、今の
経済状況上、今回のコンセプトはとにかく安く、とにかくどこかに
泊まるということだったので、私の中では安ければまぁ多少食事が
しょぼくてもいっかと思っていた。しかしその「しょぼくても」は
「それほど豪華じゃなくても」という意味であって、まさか実際
あれほどしょぼい食事が出てくるとはという感じだったのだ。

私が旅行を楽しみにしていたのは実際は火曜日くらいまでだった。
というのも、火曜日の夜に宿に予約した時に登録していた私の
スマホの番号に宿からと思われる電話がかかってきた。
「もしもし~」と出るとおばさんっぽい声で向こうも「もしもし~」
と言うので「あぁ、やっぱりそうだ!」と思いもう一度「もしもし~」
と言うと今度は何も言わない。
「あれ?あれ?」と思いながら何度も「もしもし」と言ったり、スマホ
の画面を見たりしたが、そのうち切れてしまった。
「間違い電話だったんだろうか・・」と思うような切れ方だったので
もしかしたら違うところからだったんだろうか・・いやいや、地域
の名前が一瞬出たが「修善寺、大仁」と出ていた。そんなところから
タイムリーに間違い電話なんかかかってくるわけない・・。
予約した民宿の代表の電話番号を調べると、かかってきた番号と
下4桁が違っていた。なのでその日は「なんだったんだろう・・」で
済ませてしまった。
翌日かかってきた番号をネットで検索してみると、やはり私達が予約した
民宿の番号であることがわかった。公に代表になっている番号ではなか
ったが、その民宿の名前が出たので、やはりこちらから、かかってき方の
番号にかけ直すことにした。
すると、最初におじさんが出た。
無愛想に「はい・・」しか言わない。
私が「昨日お電話をもらったみたいなんですけど・・」というような
ことを言うと、「ちょっと待ってください」と言って、他の人に「なん
か電話もらったって言ってるんだけど~」とこちらに丸聞こえで言って
いる。しばらくするとおばさんに変わった。私が改めて「今週末に予約
している○○という者ですが・・」と言うと「ちょっと待ってね」と言い、
今度はおじさんにおばさんが「あんた、ちょっとそれ取って!」と
言い「えーーっと、はいはい○○さん。予約されていますね」と。
なので「あぁ、そうですか」と言ってしまった。
いや、聞きたいのはそうじゃないんだけど、みたいな。
そして、宿を予約した時にサイトに「車で来る方は事前に電話で駐車場
の予約をしてください」というのも書いてあったが、こちらから入れる
メッセージ欄に「車で行きます。駐車場利用します。」と書いていたの
で電話はしなくていっかと思っていたが、せっかく電話したので「駐車場
の予約をしてくださいと書いてあったんですけど・・」と言うとまた
こちらの声が聞こえていないのか「もしもし」「もしもし」とだけ言って
いる。「昨日と同じ感じだ!まあ電話切れちゃうのかな」と不安になり
こちらも必死に「もしもし!」「もしもし!」と言っているとそのうち
聞こえるようになったのか「はいはい、車で来られますよね」と言うので、「はい」と。
いやいやそうじゃなくて、昨日電話かけてきたけどすぐに切れたから
こっちから電話したんじゃんと思い、
「なんか昨日の夜にお電話いただいたみたいだったんで・・」と言うと
「予約されていますよ。駐車場も大丈夫ですよって言いたかったの」
的なことを言って「ごめんね」と言うので、「あぁ、そうですか、
わかりました」と。するとすぐに「じゃあ」という感じで電話を切ろう
としたのでこちらの方が「では、今週末よろしくお願いします」と
言ってしまった。
普通さ、向こうから電話かけてきて、電話切れたのか切ったのかわか
らないけど、切れたままになってて、客の方から電話して。
最後に「お待ちしてます。気をつけて来てください」くらい言えないの
かよと思ったが、まぁそこは田舎の民宿の老夫婦ならこんなもんかと
思うことにして、その向こうの対応のことは旦那には言わなかった。
行く前に旦那にもナーバスな印象を植え付けたくなかったから。
しかしそのやり取りをしていたら私は急に憂鬱になってしまった。
せっかく予約したのだからもちろん行く気ではいたけど、なんか行く前
からモヤモヤして、嫌なイメージがついてしまったのだ。
その件があったせいか、泊まる前日の夜、私はなんと・・

一睡もできなかった。

いや、前の日の昼間がやたら眠かったのでつい昼寝をしてしまったのだ
が、結構ガッツリ寝てしまったので旦那にも「今晩寝れるかなぁ、寝れ
ないかもしれない」とは言っていたが、まさか一睡もできなくなるとは
思ってなかった。
あんなに行きたかった西伊豆もなんだか急に行きたくなくなってしま
った。
行きたい!、泊まりたい!と思った時は宿が取れなくて、今度は取れた
と思ったら行きたくなくなり、なんで行きたくないのに行かなければ
ならないんだよというなんとも勝手な腹立たしい気持ちにもなってきた。

翌朝旦那に「一睡もできなかった・・」と言うと「マジで?!」と
驚いていたが旦那の口からはすぐには「今日やめとくか?キャンセル
するか?」という言葉は出て来なかった。話しているうちに私が
「途中で倒れちゃうかも」とか「具合悪くなったらどうしよう」とか
言っていると「調子悪くなったら、どこかに車停めて休めばいいから」
「最悪キャンセルでもいいから」と言ったが、やはり旦那の方から
「キャンセル」という言葉が出ると「やっぱり行きたい!」となり、
行けるところまで行ってみようという気になった。
準備をしている時はフラフラしたり、頭もクラクラしたりしていたが
動いていたらそのうち大丈夫になってきて、とりあえず出ようという
感じになった。



旅行

2023-05-14 09:10:46 | テレビ
今週末、旅行に行くことにした。
GWにどうしてもどこも旅館が取れなくて、結局車中泊をした私達。
正確に言えば、一軒民宿が空いていたのに、予約するのを躊躇していた
ら他の人に取られてしまったということもあったので、その時から何と
なく「民宿に泊まりたいなぁ」と思っていた。もう半分その民宿に
泊まる気になっていたからだと思う。
その時空いていた民宿も決して綺麗とは言えないような、昭和の民宿だ
った。部屋にトイレもついていない。辛うじて、旦那の要望である
家族風呂はあるようだった。素泊まりで2人で9,000円という破格だ
った。泊まりたかった!!という思いが諦めきれないほどの気持ちと
なって残った。
なので、今回、たまたま目星をつけていた伊豆の民宿が空いていたと
いうことと、そしてもう一軒こちらは民宿ではなく、外観はとても大きな
ホテルで朝晩ビュッフェで洋室というホテルの選択肢もあったのだけど、
民宿の方が安かったし、ホテルの洋室よりもやはり昭和の和室の方に魅力
を感じたのでそちらを取ることにした。

民宿には旦那の親と一緒に2回くらい泊まったことがある。
でもそれはウチに犬が来る前の20年以上前の話で私達にとってはもう
遠い過去の記憶。そして自分たちで実際に民宿を予約したというのも
結婚して初めてのことだ。

あれこれ旅館や民宿を検索していると、時々「犬も泊まれる」という
民宿もあったりする。それを見ると何とも言えない気持ちになるのだ
った。
まだ犬が元気で病気になる前に、実は一度伊豆の民宿で犬も泊まれる
ところを見つけたことがあった。値段もそこそこ安くて、海の幸も食べ
られて海も目の前のようだったし、最高じゃないと思っていたが、
確かその時の旦那のリアクションはそれほど良くなかった気がする。
旦那は少々潔癖なところもあるので、あんまり古い昭和のホテルなんか
も嫌がる傾向にあった。いや、旦那が嫌がったからその時は行けなかった
、というわけじゃない。私もネットで見ていた時はノリノリだったが、
どうしても行きたかったら旦那と説得してでも行っただろうけど、その
時は泊まりでどこかに行くというフットワークもなかったし、実際に予約
をする勇気もなかった。あとから、そこの宿の口コミで「隣の部屋と
の壁が薄いのか、声が丸聞こえ」だとか「他の部屋の犬の鳴き声がうる
さくて眠れなかった」とかナーバスな意見を見ているうちに「やっぱり
いいや」となった記憶もある。しかし今思えば例え他の部屋の音が
うるさくて眠れなかったとしても、犬と一緒に民宿に泊まった!という
想い出があった方が良かったな、と思う。

犬が病気になる前の年の冬に、コテージ泊をした。
その時もかなり勇気を出して予約をした記憶がある。
テントを立てないキャンプのようなものだったので、旅行というより
はほとんどキャンプだったのだが、その時に「春になってもうちょっと
暖かくなってきたら、今度は犬と泊まれる普通の宿にも挑戦してみよう」
と思っていた。ら・・その春に犬は病気が発覚し、いつ死んでもおかしく
ないと病院で言われたのだった。
なので、今でも「犬と泊まれる」の文字を見ると、しかもそれほど
高くない民宿のようなところやペンションのようなところも探せば
たくさんあるので、ちょっと悔しいような、悲しいような気持ちになる。

旦那だっていつまで元気でいるかわからない。
私だって。
なので今は経済的に決して余裕があるわけではないけど、行きたい!と
思った時にやはり行っておこうと思った。
しかもなんと週末泊まるところは1泊2食付きで2人で17,000円。^^;
これすごくないですか?^^
今まで私達夫婦が良く行く他県の町にも、「泊まりで行きたい」と
思うようになって、あちこち探して素泊まりで20,000円以下のところ
はそこそこ見つけていたけど、2食付きで17,000円て凄いって思ってしま
った。

実際泊まってみたら「なんだ、こんな感じか~」ってなるかもしれない
けど、ここ最近はあちこちホテルや旅館、民宿などをネットで検索する
のが楽しい。
すごく良いホテルも泊まってみたいという欲はあるが、それほど高く
ないのにこのクオリティーすごくない?というところを見つけたりす
るのもなんだか物凄く得をした気分になったりするのだった。

楽しみにしている週末だが、あいにく天気はあまり良くないみたいだ。
せっかく景色の良さそうなところだったので、旦那にも楽しんでもらいた
かったんだけど。
それでももういいやというか、それでも泊まりに行きたいという気持ちの
方が今は勝っているかも。^^;

実家の親

2023-05-13 14:32:37 | テレビ
去年、GW中に実家に帰ったのは覚えていた。
でも今年は帰らなかった。
帰りたくなかった・・とまでは言わないが、何となく母親や姉と
あまり接したくないなという気持ちがあった。
というのも、今年のお正月に実家に行った時に、何となく攻撃を
受けたという印象があったからだ。
いや、正確に言うと攻撃には毎回合っているのかもしれない。
ただ、今年のお正月に行った時はなんかもうしばらく実家に行く
のはいいかなと思った。
攻撃、というのは、姉や母の嫌味というか意地悪というのか・・。
姉は毎回とまでは言わないが、かなりの頻度で誰かの妊娠話を
してくる。
今回は従姉妹の娘が今妊娠していて春に産まれるという話だった。
それを姉は「ママになるんだって!!」という言い方をする。
これは子供のいない私に対する当てつけだと思う。
あなたよりもずっと年下の子がママになるんだよ?
どう?悔しいでしょう?
という嫌味だと思う。
姉は他にも芸能人の誰々が子供ができたんだって、とか、身近な
人だと「ママになるんだって!」という言い方をしたり、私の
知らない姉の知人の話だと私に聞こえるように「あそこんちは子供
3人いるから~~~!!」と言ったりもする。
そうして私がちょっとだけ落ち込めばいいということなんだと思う。
ちょっとだけ私が落ち込めば、姉はちょっとだけ楽しいんだと思う。
だから落ち込ませたい。
そして母は今回、姉の子供が成人式の日に姉に花束を贈ったという
話を息巻いてしていた。
その話は姉は私にはしなかった。たまたまなのかもしれないが。
母は「私達ももらい泣きしちゃったの~~~!!」とこれまた
自慢げに話していた。
これを読んでいる人は「それは自慢じゃなくて、ただ自分の孫の話を
しただけでは?」というかもしれない。でも私にはわかる。
これは私に対する攻撃だと。
母の言い方でわかる。
「どう?いいでしょう?」という意味なんだと私は思った。

そういう姉と母の悪意に触れ、もうしばらくはいいやと。
もう当分行かないにしよう、と。
なので去年GWに実家に行ったのも覚えていたが、今年は行かないと
決めていた。
あんまり行かないでいるとそれはそれで文句を言う親なので、夏くらい
に一回行けばいいやと思っていた。
去年のGWに行ったことを親が覚えているかどうかはわからなかったが
しばらく行かないからねという私なりの制裁だった。

ところが親は覚えていた。
今日なんと結婚して初めて親から電話がかかってきた。
いや、正確に言うと本当に連絡しなくてはならない緊急の時などはかかって
きたことはある。でも本当に数えるくらい。この25年で本当に2,3回の
こと。このことは旦那にも「可愛そうだなぁといつも思っていた」と
言われたこともあるくらいだ。
お歳暮とかお中元とか母の日父の日、親それぞれの誕生日などに
何かを送っても電話の一つもかかってきたことはない。
そういう物を送った時以外で「どう?元気にしてるの?」という電話なん
てもってのほかだった。
ところが今日、母の日に花を贈ったのだが、母親から「お花届きました。
ありがとう」という電話がかかってきた。
結婚して25年。
これは本当に初めてのこと。
ただ、これはなんでかと言うと、ちょっと前に姉の誕生日があったので
プレゼントを送ったのだけど、その手紙に「ちょっと体調を崩してい
る」ということを書いたからだった。
いつもならこういう書き方はしない。
なんで今回書いたかというと、GWに実家に行かなかったので、それで
こっちはこっちで元気でやってるよと言ってしまうと「じゃあ、なんで
来ないの?もうこっちもいい年なのに会いたいと思わないのかしら?
あの人ちょっと冷たいわよね」とこっちを悪く言うのは目に見えていたから。
姉からのメールで「体調悪いの?病院とか行ってるの?」と聞かれたので、
そこのところは正直に書いた。体調もちょこちょこ悪かったと言えば
悪かったし、今は今で膝と股関節を痛めていて、ちょっとだけ生活に支障が
出ているのも本当のことだからだ。
姉からは「大したことなくて良かった。安心した」とまた返事が来て
いたので、それは両親にも伝わっていると思っていた。
それなのに電話が来て、母が「なんか体調悪いって聞いたもんだから」
と言っていたので「へ~、こんなこともあるんだ~」とちょっと驚いた。
しかしそこはいつもの母のこと、私が軽く「これこれこんな感じで、
全然大したことじゃない。」と説明すると、そこからはほとんど自分の
話をしていた。
「GWも来るかな~って思ってたけど、来なかったから~」とも言って
いた。
自分が攻撃したからとは思っていなかっただろうけど、それを少し残念
に感じてくれたのなら、こっちの作戦も6割は成功だ。
できれば「私なんか言っちゃったかしら?これからは気をつけなくちゃ」
くらいに思ってほしいところだけど。
母にはそれほど感じなかったが、そのあと母から父に電話を替わって
話した時は、「またそのうち行くか」と思わされた。
父は去年のGWに私達が行ったということだけじゃなくて5月の4日に
行っていたということまで覚えていた。というか、父はマメな人なので
もしかしたら何かに記入していたのかもしれないが、それでも昼寝の
寝起きで母から電話を替わってすぐにそういう言葉が出ていたので、
最近になって「去年は5月4日に来ていたのに」と思っていたということ
だろうと察した。
母や姉は置いておいて、やはり父に「また良くなったら来てよ」と
何度も言われると私も弱かった。

ただ母もだいぶ弱ってきたなと感じた。
母は慢性的な気管支炎なのだが、だいぶ声も変わって、弱々しくなった
なと感じた。

10数年前は、母はもっともっと私の中で厄介な存在だった。
今も悩んだり苦しくなったりもする。
でも以前に比べたら私も大分自分の生活に集中できるようになったなと
感じる。
母の態度は今でも時々思い出しては悔しくなることもあるが、もう以前の
ように悩んだりはしていない。それよりも自分の生活を充実させようとか、
自分なりに気分転換をしようとかいうことの方が大きくなっている。
ただ、いくら私がちょっと体調を崩していると言ったからと言って、
母が自分から電話をかけてきたりすることはなかった。
それだけ親も年を取ったということなのかもしれないが、それは単純に
嬉しいことでもあった。