午前中、下関市立長府中学校のバンド指導へ。
古い街並みあふれる城下町長府に位置する歴史と伝統のある学校、正門から校舎へもその歴史を感じさせる。
今日も喉が痛くガラガラ声。
ドスの効いた声で初めて会う中学生たちを多少ビビらせながら(内容は丁寧でとても優しい言葉使い)指導。
注文していくとどんどんいいサウンドになっていく。
バランスを良くすること、音の長さを統一すること、音程を揃えるなど基本的な事だが少し整えるだけでもスッキリ見通しの良いマーチになる。
やはり鍵はBDとスネアとベースの存在感とスピード感。
午後は光市の浅江中学校へクラリネットレッスン。
桑山中学校、岐陽中学校、秋穂中学校と素晴らしい指導をされ最高の成績を残された山本先生が今年からこの浅江中学校へ赴任され、いつもの様に呼んでいただいた。
クラリネットパートは素朴な5人。
極上のリードを付けて吹かせるといい音色になりよく響く。
このリードの吹き心地と音色をいつまでも覚えておいて欲しい。
大体の中学生は初心者の吹き始めの頃に吹いていた蚊の鳴く様な声のリードを何年経っても使う子が多い。
3年も経ち、アンブシュアもしっかりして息の柱も出来てきた子にはある程度コシのある吹きごたえのある(こう書くと正反対の厚いザーッという雑音しまくりのリードをつたがる!)音色、響きのある倍音を発しまくりのリードをいつも探すべき!
リードの心配はお腹が空いたと同じくらい心配すべきだ。
そう、我々はリード楽器奏者なのだ!
(リードミスはリードのミスではなく、本人のミス)