さびしい沼

2016年08月12日 | Weblog


また、やっかいなお盆がやってきました。お盆そのものは嫌いではないのですが、それに伴う、不必要とも思われるやらなければならないことや気遣いがやれやれです。
結局は、そういうことが行事全体を衰退させてしまうのではないかなと思うことがあります。
何が大事なことなのかを、きちんと整理し後世に伝えることなしにやっていることが、いけないのではないかと思います。

  

キビが先日の大風でメチャクチャに倒されてしまいました。倒れたままだと、雨が降って水浸しになると発芽する場合があります。
数本鉄パイプを立てて、足元は短いパイプを大きなかなづちで土に打ち込み、長いパイプが倒れるのを防ぐために補強しました。

そして、倒れたほうには竹の横棒を渡して、そのほかはハウスのビニールを締めるためのマイカ線というものでグルグル巻きにしました。
これは想像で言うのですが、キビにとっては畑に栽培されるのは迷惑なのかも知れません。もっと痩せ地なら、背丈がこれほどは大きくならずに済むのかも知れません。

 

耕作放棄の田んぼにガマの穂が出てきました。色の茶色っぽいアイスキャンデーのような形です。ガリガリ君の新しいバージョンではありません。舐めたら大変。
こういう田んぼが増えてきました。元々湿気地に生えるので、根が張っているため、元の田んぼにするのは大変なのだそうです。
それに根が残れば、水はいつもありますから、再び発芽してしまいます。それを抜き取るしかないでしょうし。

 

カラス瓜の花がたくさんさいています。ツタで伸びていくのでどんどん増えています。

 

花が開くとこのように中から糸のようなものが出てきて、白い細い糸の網が広がったような感じになります。
こういう花も珍しいです。この状態は長く続かず、次の日にはしおれてしまい、きれいに広がった状態は見られません。
これは、他のはなと比べてみると、咲いたばかりだったようです。少し経つと形が崩れてしまうようです。

 

その近くのさびしい沼。水鳥が一羽さびしそうに泳いでいました。