戦後育ちの悪い?癖で、ものが無かった時代に育ったものですから、なかなか物を捨てられないでいます。今はブームは去ったかも知れませんが、ちょっと前に 「 断捨離 」 などという言葉が流行りました。
なにやら、諸子百家とか禅の言葉にあるのかなと思いきや、ヨガの言葉なのだそうです。ヨガの中の断捨離は、どういう意味なのかは正確にはわかりませんで、要するに何かを断ち、捨て、離れるということですから、何かこだわりとか、不可能だと言う考えなのかとおもっていたら、Wikipedhia によると 『 基本的にはヨーガの行法、「断行(だんぎょう)」、「捨行(しゃぎょう)」、「離行(りぎょう)」という考え方を応用して、人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考え方、生き方、処世術である。』 のだそうです。
自然は不要となれば情け容赦なく捨て去ります。花は受粉の役割を終われば、その花びらがきれいであろうと、かまわずに惜しげもなくどんどん散らしてしまいます。
その自然の法則にしたがって生きていけば良いのでしょうが、人はなかなかそうもしていられません。例えば、動物と比べれば体は弱く病気になりがちですから、自然に死を迎えるなどと言うことは出来ずに、まず治すことができるならと努力をします。
そういうところから、先ずは生きると言う欲とこだわりが生まれ、不可能を可能に出来ないかという努力が生まれます。そして、資源を使いエネルギー源を減らすわけですから、出来ることなら使えなくなるまで使わないと 「 もったいない 」 と思うわけです。
福寿草
今日は、久しぶりに気晴らしに、隣の栃木県の小山市(おやまし)というところに行ってきました。
さて、話は昔のことになります。
西暦1600年、徳川家康は、会津の上杉景勝に戦いを挑むために江戸から北上していましたが、小山まで来たところで、大阪で石田三成が兵を挙げたと言う知らせを聞き、このまま進もうか、それとも引き返すべきかと話し合いをしたのですが、そのことは小山評定(ひょうじょう)と言われます。
その戦勝祈願をしたという須賀神社です。さてその、評定により上杉攻めは止めにして、そこで Uターン。西に取って返し関が原の戦いになるわけです。そして家康は天下を取るわけですが、その実に大事な会議がこの地で行なわれたわけです。
なお、蛇足になりますが、評定として他に有名なのは小田原評定ですね。
春もはや十色にあまる小草哉(かな) 青蘿(せいら)