なにか久しかるべき

2012年05月16日 | Weblog


 The Sun Also Rises. というアメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイの小説があります。「日はまた昇る」という題名で、日本でもかつてはずいぶん読まれました。

  

 今日も、日がまた昇り、日が沈もうとしています。毎日まいにちは、平和な日であったり、荒れたりさまざまです。昨日は一日中雨で、今日は一日中晴でした。

 桜の時期はすぎましたが、きょうは次のような歌に出会いました。

      散ればこそいとど桜はめでたけれ
                   憂き世になにか久しかるべき    伊勢物語

          桜は散るからこそいいのだ 世の中に永遠なものなどないのだよ


 まさに、その通り。可愛い子は大人になり、きれいな女性もやがて年を取り・・・・


  

 今日は、保育園生がサツマイモの苗を植えに来ました。秋に、サツマイモがたくさん取れますようにとお辞儀をしていきました。きっと取れるよね。

  

 みんな、靴が汚れないようにと裸足になりました。気持ちいいのか悪いのか。花を摘んだり、耕したばかりのふかふかの畑を走ったり、元気でした。

  

 一方、栗畑ではなんかへんなたんこぶがあります。近づいてみるとすごい。なんとミツバチが固まっているではありませんか。きっと昨日の雨でここに避難し、固まっていたんだろうと思います。

  

 大きくして撮ると、確かに数え切れないほどのミツバチが固まっています。内部の方は窒息しないんでしょうかね。

 体温が下がらないように、このようになっていたのかも知れません。お日様がでてしばらくしたら、いつの間にかいなくなってしまいました。どこに行ったんでしょうか。ちょっとでも、我が家の木で一休みしてくれたことはうれしいことです。

  

  

  
    和 香

      世の中にたえておなごのなかりせば
                      我が青春はのどけからまし

      からころと桐の下駄おとつじに聞こえ
                      はるばる来ぬる頼もしきひと         かきつばた