二三日前の午後8時頃のことでした。夕食に出かけて車で家に帰る途中、何か目にゴミが入っているような気がしました。家に帰ってから目薬で目を洗い流そうとしましたが、ゴミはとれません。
一晩寝たら取れているかもと思って、気にもせずぐっすりと一晩寝たのですが、あくる日もそのゴミが見えます。形は、目玉を動かすといろいろと変わります。水に筆でスーッと墨で描いた時のようになります。それが動かすたびに形を変えて行きます。
これとも形は違いますが、こんな雰囲気です。これはカメラのレンズの汚れです。
こりゃ普通じゃないなと思って病院に出向きましたが、あいにく創立記念日でした。眼科専門医の医者に行こうと思ったのですが、いつもかかっている病院が良いだろうと思って、次の日に行きました。運転中に、それがごく小さな黒い縁取りの水玉になり、それがつぎには無数の小さな点になりました。
環状星雲M57-NGC6720
しかし、ゴミの汚れの中心核はこんな形です。形はもっと横にゆがんでいます。
内科にかかっているので、それと関連ある病気を心配して、相談すると同じ病院の中にある眼科に案内されました。そこで検査の上、これは 飛蚊症(ひぶんしょう)と診断されました。
蚊が飛んでいるように見えるのだそうです。しかし私には蚊のようには見えませんでした。いい加減な名前をつけたもんだと思います。
医者の説明を上の図を使って簡単にまとめますと、水晶体の後ろにゼリー状のものが一杯につまっているそうですが、これが年をとってくると縮まって水晶体の方に引っ張られるのだそうです。すると空いた所には水がはいるのだそうですが、その引っ張ったときに、場合によっては網膜も一緒に引っ張るのだそうです。
それが運が悪いと網膜剥離を起こすのだそうです。私の場合にはポツリと穴があいたのだそうです。放っておくと網膜剥離を起こすこともあるそうな。
すぐにレーザーで穴のあいた所を処理しますかどうか聞かれました。レーザーで焼くのだそうです。処置を頼みました。処理をしても直らない場合もあるとか。直ると信じてやってもらいました。また、あとでもまた同じ現象が起こる可能性もあるとか。
時間は数分で終わり、あまり痛みは感じませんでした。
原因は、年によるためだそうです。ほかのたとえば糖尿病からの影響などというのは無いそうです。若くても三十代にこの現象が起こる人もいるとか。
いろいろなことがあるもんだと思いました。
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