取った草とか、咲き終わった花などは、ある場所を決めて一時積み重ねておきます。しばらく置いておくと、表面はカラカラに乾きますが、雨などがしみこんで中の方は堆肥状態になります。もちろん、完熟させればそのまま堆肥として使えます。ところが、こういうところがモグラは好きなんですねぇ。どうしてかと言いますと、前回にも書きましたように、堆肥のあるところにはミミズもいると、モグラの頭にはインプットされていますから、そこをめがけてトンネル工事が始まってしまうのです。もちろん、ミミズは必ずと言ってよいくらい居ます。
とびらさんから、モグラがいなくなるとコガネムシの幼虫が増えるというコメントをいただきました。それもちょっと困るなと思いましたが、やはり自然界は大きなサークルになっているんですね。極端にあるものが増えるとこまります。例えばカラスが多くなると、どうして困るかは周知のごとくです。ハトも同じ。コガネムシも困ります。結局は作物に影響しますからね。
畑の仕事をしていると、コガネムシの幼虫やヨトウムシなどが土中にいるのが分かります。トラクターなどで土をかき回すとカエルなどもあわてて飛び出してきます。いろいろな虫が出てくるのを知ってか、必ずと言ってよいほどセキレイが何羽かきて、新しく耕した土の上を歩き出します。しかし、夏である今は来ません。餌が十分足りているのでしょう。こういう時こそ、飛んできてコガネムシの幼虫などを食べてくれれば良いのに。しかし、そこは大自然界なんですね。根絶やしにはしないように出来ているのかも、、、。