たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はバッハ:無伴奏チェロ組曲「第2番」です。
バッハが作曲した無伴奏チェロ組曲は全部で6曲あって、それぞれが更に6曲で構成されています。
有名なのは第1番なので、ソレを目当てにCDを聴くと、その続きに当然この曲が流れてくるので、普段はそんなに意識せずに聴いていましたが、
改めて聴いてみると・・・、結構暗い曲でジメッとした感じではありますが、味わいの深いチェロの響きが堪能できる曲でもあると思います。
ちなみに、「無伴奏」なのでピアノなどの伴奏はなく、チェロ1台で最初から最後まで聴かせる曲です。
プレリュード:ひっそりと悲しげに始まる旋律が、伸びやかにじんわりと
その響きを聴かせていきます。
低音から徐々に高音に上っていくと、次第に熱のこもった響きが
強く訴えるように、鋭くなめらかな響きを聴かせると、
少しトーンダウンして低音をしっかりと聴かせます。
そして、最後はしっかりと響かせてグッと締めくくります。
アルマンド:低音からざっくりと踏み込むと、
中音域をぐるりと旋回するように響かせていきます。
つぶやくようなその音色は、淡々としているようでしっかりと響く低音が、
じんわりと響いてくるようです。
クーラント:小走りなテンポで、軽やかに進みますが、
小雨の中を傘も持たずに軒下沿いを、駆け抜けていくように進んでいきます。
途中でパシャリ!と水たまりを踏んでも、止まらずにそのまま駆け抜けて
いくような、とにかく前へ前へと進んでいく後姿が、何故かさみしげに見えます。
サラバンド:ずぶ濡れになった上着をハンガーに掛けて、椅子に腰を下ろすと
「ふうっ」とため息をついたような音色が響きます。
わびしくも、哀愁の漂うフレーズがじんわりと聴こえると、少し切ない気分にもなります。
それでも慣れてくるといつも、こんなものか、という気もしますが、
しかし、聴けば聴くほどなんだか切なく哀しい響きが心に刺さるように
ずっしりと響きます。
メヌエット:ガッツリと力強く響くその音色は、何を訴えているのか?
渾身の力を振り絞って、編み出されるその響きに、身が引き締まるような、
罪の意識を覚えるような、そんな響きにも聴こえてきます。
しかし、急に景色が変わり、ふっと我に返ったようにしなやかなメロディが
始まると、なんだか救われたような、ほのかな薄明かりが差したように
肩の力が程良く抜けた感じに聴こえます。
それも、束の間。またガッツリとした響きが始まると、そのまま終わります。
ジーグ:しっかりと歯切れ良いフレーズが始まると、
低音のフレーズにかぶせるように中音のフレーズが重なっていきます。
ふたつのフレーズが重なるように響きあうと、まるで二重奏を聴いている
ように曲が進んでいきます。
やがて、ざわめくように盛り上がると、駆け抜けるようにグイグイと進み、
そのまますうっと終わっていきます。
いや~シブイ!シブイですねこの曲。ただ単に静かに聴いている分には、じっくりと味わいのある曲なんですが、書き起こすのがちょっと大変。
上の表現が的を射ているかは、はなはだ疑問ですが(毎回そうなんですケド。)たまにはこういう、しっとりとした曲を静かに聴いてみると、意外と考えがスッキリまとまるかも??
≪オススメCD≫
フルニエでどうぞ。
【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
たまには、じっくりじんわり聴いてみるのもいいかも?
今日はバッハ:無伴奏チェロ組曲「第2番」です。
バッハが作曲した無伴奏チェロ組曲は全部で6曲あって、それぞれが更に6曲で構成されています。
有名なのは第1番なので、ソレを目当てにCDを聴くと、その続きに当然この曲が流れてくるので、普段はそんなに意識せずに聴いていましたが、
改めて聴いてみると・・・、結構暗い曲でジメッとした感じではありますが、味わいの深いチェロの響きが堪能できる曲でもあると思います。
ちなみに、「無伴奏」なのでピアノなどの伴奏はなく、チェロ1台で最初から最後まで聴かせる曲です。
プレリュード:ひっそりと悲しげに始まる旋律が、伸びやかにじんわりと
その響きを聴かせていきます。
低音から徐々に高音に上っていくと、次第に熱のこもった響きが
強く訴えるように、鋭くなめらかな響きを聴かせると、
少しトーンダウンして低音をしっかりと聴かせます。
そして、最後はしっかりと響かせてグッと締めくくります。
アルマンド:低音からざっくりと踏み込むと、
中音域をぐるりと旋回するように響かせていきます。
つぶやくようなその音色は、淡々としているようでしっかりと響く低音が、
じんわりと響いてくるようです。
クーラント:小走りなテンポで、軽やかに進みますが、
小雨の中を傘も持たずに軒下沿いを、駆け抜けていくように進んでいきます。
途中でパシャリ!と水たまりを踏んでも、止まらずにそのまま駆け抜けて
いくような、とにかく前へ前へと進んでいく後姿が、何故かさみしげに見えます。
サラバンド:ずぶ濡れになった上着をハンガーに掛けて、椅子に腰を下ろすと
「ふうっ」とため息をついたような音色が響きます。
わびしくも、哀愁の漂うフレーズがじんわりと聴こえると、少し切ない気分にもなります。
それでも慣れてくるといつも、こんなものか、という気もしますが、
しかし、聴けば聴くほどなんだか切なく哀しい響きが心に刺さるように
ずっしりと響きます。
メヌエット:ガッツリと力強く響くその音色は、何を訴えているのか?
渾身の力を振り絞って、編み出されるその響きに、身が引き締まるような、
罪の意識を覚えるような、そんな響きにも聴こえてきます。
しかし、急に景色が変わり、ふっと我に返ったようにしなやかなメロディが
始まると、なんだか救われたような、ほのかな薄明かりが差したように
肩の力が程良く抜けた感じに聴こえます。
それも、束の間。またガッツリとした響きが始まると、そのまま終わります。
ジーグ:しっかりと歯切れ良いフレーズが始まると、
低音のフレーズにかぶせるように中音のフレーズが重なっていきます。
ふたつのフレーズが重なるように響きあうと、まるで二重奏を聴いている
ように曲が進んでいきます。
やがて、ざわめくように盛り上がると、駆け抜けるようにグイグイと進み、
そのまますうっと終わっていきます。
いや~シブイ!シブイですねこの曲。ただ単に静かに聴いている分には、じっくりと味わいのある曲なんですが、書き起こすのがちょっと大変。
上の表現が的を射ているかは、はなはだ疑問ですが(毎回そうなんですケド。)たまにはこういう、しっとりとした曲を静かに聴いてみると、意外と考えがスッキリまとまるかも??
≪オススメCD≫
フルニエでどうぞ。
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【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆★★★★
≪おすすめシチュエーション≫
たまには、じっくりじんわり聴いてみるのもいいかも?
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