たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はハイドン:交響曲第94番「驚愕」です。
驚愕(きょうがく)「びっくりしたぁ~もう~」っていうタイトルなんですが、この曲
には、有名なエピソードがありまして、元々クラシックは王室なんかのおかかえ楽団が
おかかえの作曲家に作曲させて、会議中とか食事中とかにBGMとして演奏されていた
ようです。そこから、発達して音楽を楽しむために、コンサートが開催されるようにな
ったんですが、まだまだ一般市民がコンサートへ足を運ぶ事は無く主なお客は、いわゆる
上流階級!今で言う「セレブ」だったんでしょうね。ただ、変わらないのは今も昔も、
クラシック音楽に対する評価で、当時でも「堅苦しい」とか「生真面目すぎる」という
評価を受けていたようです。
特に、貴族や公爵、伯爵などの「お連れ」でお供をしていたご婦人方には「おつきあい」
でコンサートへ行っていた方も多かったようです。すると当然2楽章あたりでテンポが
遅くなったり、心地よいメロディが流れてくると、つい「うつら、うつら、」とうたた寝
をする方々もいらっしゃたようです。そんなご婦人方を驚かしてやろう!(驚愕)という
いたずら心から、ハイドンがこの曲を作曲したと言われています。
「交響曲」というスタイルですが、ハイドンの交響曲はテンポもよく、明るく楽しい曲
が多いですから、あまり「交響曲」のイメージにとらわれずに聴ける曲だと思います。
演奏時間も彼の交響曲なら1~4楽章全て合わせてもだいたい、20~30分ですし、楽章を
ひとつづつなら、5~8分程度なので、テンポ良く聴けるんじゃないでしょうか?
第1楽章:オーボエとファゴットのなめらかで、しっとりとした感じの序奏(イントロ)
から始まります。序奏が終るとヴァイオリンなどの弦楽器のすばやいフレーズに
変わり、すっきりと、上品に1楽章をまとめていきます。
第2楽章:ゆっくりと、静かに弦楽器がテンポを繰り返していきますが、あれれ、
だんだん静かになっていく・・・と思ったらいきなり「バーン」と、勢い良く
大音量でホール全体に鳴り響く音を出します。夢見ごこちだった「ご婦人方」も
さぞかしびっくりした事でしょう。(以前マクドナルドのCMにも使われてましたね)
第3楽章:3拍子のリズムがとっても可愛らしい?メヌエットです。ヴァイオリン等の
弦楽器と、フルート・ファゴット等の木管楽器の掛け合いのフレーズはとても愉快に
演奏しています。
第4楽章:スピード感のある曲で聴いていると、その曲の中に引き込まれていきそうな
そんな曲です。小鳥が勢い良く木々の枝をすいすいと通り抜けていくような、感じで
しょうか、終盤にはティンパニ(大太鼓)のドラムロールも、サラッと、アクセントを
加えて、軽快なテンポのまましかっりと終わります。
(こんな話も・・・)
この曲には、こんな話も聞いた事があります。現在の日本の指揮者が(名前は忘れまし
たが)2楽章の例の部分でお客をびっくりさせてやろうとたくらんで、普段の演奏で使う
ものの他にもうひとつティンパニ(大太鼓)を用意して、その太鼓の皮にわざとカッター
ナイフでスーっとうっすら切れ目を入れて、2楽章の「驚愕」の部分がきたらおもいっきり
たたいて、皮が破れたらお客さんも驚くだろうと思って、本番でおもいっきりたたいたら
指揮者とティンパニ演奏者の予想を見事に裏切り全然やぶれなくて、「思ったより皮が
丈夫でこちらが驚かされた」なんて指揮者が言っているのをテレビで見た事があります。
≪オススメCD≫
ハイドンのこの3つの交響曲ならどれもおすすめですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★ →驚☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
初めて聴く方はびっくりしないようにしてくださいね。
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今日はハイドン:交響曲第94番「驚愕」です。
驚愕(きょうがく)「びっくりしたぁ~もう~」っていうタイトルなんですが、この曲
には、有名なエピソードがありまして、元々クラシックは王室なんかのおかかえ楽団が
おかかえの作曲家に作曲させて、会議中とか食事中とかにBGMとして演奏されていた
ようです。そこから、発達して音楽を楽しむために、コンサートが開催されるようにな
ったんですが、まだまだ一般市民がコンサートへ足を運ぶ事は無く主なお客は、いわゆる
上流階級!今で言う「セレブ」だったんでしょうね。ただ、変わらないのは今も昔も、
クラシック音楽に対する評価で、当時でも「堅苦しい」とか「生真面目すぎる」という
評価を受けていたようです。
特に、貴族や公爵、伯爵などの「お連れ」でお供をしていたご婦人方には「おつきあい」
でコンサートへ行っていた方も多かったようです。すると当然2楽章あたりでテンポが
遅くなったり、心地よいメロディが流れてくると、つい「うつら、うつら、」とうたた寝
をする方々もいらっしゃたようです。そんなご婦人方を驚かしてやろう!(驚愕)という
いたずら心から、ハイドンがこの曲を作曲したと言われています。
「交響曲」というスタイルですが、ハイドンの交響曲はテンポもよく、明るく楽しい曲
が多いですから、あまり「交響曲」のイメージにとらわれずに聴ける曲だと思います。
演奏時間も彼の交響曲なら1~4楽章全て合わせてもだいたい、20~30分ですし、楽章を
ひとつづつなら、5~8分程度なので、テンポ良く聴けるんじゃないでしょうか?
第1楽章:オーボエとファゴットのなめらかで、しっとりとした感じの序奏(イントロ)
から始まります。序奏が終るとヴァイオリンなどの弦楽器のすばやいフレーズに
変わり、すっきりと、上品に1楽章をまとめていきます。
第2楽章:ゆっくりと、静かに弦楽器がテンポを繰り返していきますが、あれれ、
だんだん静かになっていく・・・と思ったらいきなり「バーン」と、勢い良く
大音量でホール全体に鳴り響く音を出します。夢見ごこちだった「ご婦人方」も
さぞかしびっくりした事でしょう。(以前マクドナルドのCMにも使われてましたね)
第3楽章:3拍子のリズムがとっても可愛らしい?メヌエットです。ヴァイオリン等の
弦楽器と、フルート・ファゴット等の木管楽器の掛け合いのフレーズはとても愉快に
演奏しています。
第4楽章:スピード感のある曲で聴いていると、その曲の中に引き込まれていきそうな
そんな曲です。小鳥が勢い良く木々の枝をすいすいと通り抜けていくような、感じで
しょうか、終盤にはティンパニ(大太鼓)のドラムロールも、サラッと、アクセントを
加えて、軽快なテンポのまましかっりと終わります。
(こんな話も・・・)
この曲には、こんな話も聞いた事があります。現在の日本の指揮者が(名前は忘れまし
たが)2楽章の例の部分でお客をびっくりさせてやろうとたくらんで、普段の演奏で使う
ものの他にもうひとつティンパニ(大太鼓)を用意して、その太鼓の皮にわざとカッター
ナイフでスーっとうっすら切れ目を入れて、2楽章の「驚愕」の部分がきたらおもいっきり
たたいて、皮が破れたらお客さんも驚くだろうと思って、本番でおもいっきりたたいたら
指揮者とティンパニ演奏者の予想を見事に裏切り全然やぶれなくて、「思ったより皮が
丈夫でこちらが驚かされた」なんて指揮者が言っているのをテレビで見た事があります。
≪オススメCD≫
ハイドンのこの3つの交響曲ならどれもおすすめですね。
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★ →驚☆☆☆☆★
≪おすすめシチュエーション≫
初めて聴く方はびっくりしないようにしてくださいね。
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