朝の歌・夜の歌 （エルガー作曲）

たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか？

今日はエルガー：朝の歌・夜の歌です。

この曲はヴァイオリンとピアノのための作品ですが、やはりオーケストラ版に編曲された作品もあるようです。というか、こちらもやはり管弦楽版しか聴いた事が無いんですよね。なので今回も管弦楽版で紹介してみます。

朝の歌と夜の歌は共に「歌」というタイトルがついていますが、楽器編成が上にも書いてある通り歌詞はありません。
曲調はどちらも、ゆっくりとなごやかで同じフレーズが使われている部分もあり、セットで作曲されているようです。

作品番号としては夜の歌の方が先ですが、ここでは朝の歌を先に紹介してみます。


　朝の歌：クラリネット、ファゴットに続き、ヴァイオリンのすがすがしい
　メロディから始ります。空気の澄んだ少し薄暗い静かな朝をさわやかに感じる
　曲です。
　曲が次第に盛上がると朝日が昇り、辺りが明るく照らされているような、
　とてもやさしいフレーズです。
　平日の朝というよりはのんびりとした休日の朝、という感じがします。
　窓から漏れる陽の光がまぶしくて、目を覚ましてみると「今日は休みだった。」
　と、今日一日をゆっくりと過ごせそうな、ゆったりとしたフレーズの曲です。


　夜の歌：木管楽器がやわらかく鳴らすと、チェロの深く味わいのあるフレーズが
　しっとりと聴かせてくれます。
　夕日が沈みかかった静かな夕暮れの風景のようです。
　やがて日も落ちて街灯に明かりがともり始めるように、ほんのりとしたフレーズ
　がやさしく響きます。
　仕事を終えて家路に帰る道を歩きながら星空を眺めているような気分でしょうか？
　弦楽器が次第に盛上がると、家に帰ってきて笑顔で談笑する家族を想像してしまう
　とても暖かい雰囲気になります。
　しっとりとしたメロディはやがて静かになり、うつろになってくると最後は
　おやすみなさい、というようにすうっと終わります。
　

どちらも5分足らずの短い曲ですから、初心者にもオススメの一曲です。やわらかなメロディがとても癒される感じがする、とても暖かい曲です。ゆっくりと落ち着いたひと時を楽しむにはこんな曲もいいと思います。


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エルガーの名作と一緒にどうぞ

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【コレってどんな曲】
喜：☆☆☆★★
怒：★★★★★
哀：☆★★★★
楽：☆☆☆☆★　　→優☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
週末の晩に聴いて、日曜の朝とかにぴったりな曲です。


　　　
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