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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

大腸がんを早期発見─目印注入し判別=ADEKA社、摂南大学

2007年07月16日 | 糖鎖
 ADEKAと摂南大学の佐久間信至・准教授、山下伸二教授らは、大腸がんを早期に発見する基本技術を開発した。がん細胞と結合する微粒子を作製し、目印を付けて体内に入れる。特殊な内視鏡で観察すれば、直径2ミリ程度しかない小さながん細胞でも簡単に有無が判別できる。今後、動物実験で性能を確認する計画だ。

 細胞には種類に応じて「糖鎖」とよばれる物質が表面に付いている。研究チームはがん細胞特有の糖鎖に着目し、その糖鎖にくっつく物質を付けた微粒子を使ってがんを見つけることを考えた。

[日経ネット関西版 / 2007年07月16日]
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/41054.html#begin

脂肪蓄積の酵素確認──肥満防ぐ薬剤開発に道=大阪薬科大学、大阪バイオサイエンス研究所

2007年07月16日 | 生活習慣病
 大阪薬科大学と大阪バイオサイエンス研究所のグループは、体内の脂肪細胞が脂肪を蓄えるときに働く酵素を見つけた。細胞実験で酵素の働きを抑えたところ、ためこむ脂肪の量が大幅に低下した。飲むだけで肥満を防げる薬剤の開発に結びつく可能性もあるという。

 大阪薬科大の藤森功講師と大阪バイオサイエンス研の裏出良博研究部長らのチームが見つけた。「プロスタグランジンD合成酵素」という名前。藤森講師は「人間にも同様の仕組みが働いており、太りにくくする薬の開発に将来つながるかもしれない」と話している。

[日経ネット関西版 / 2007年07月16日]
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/