(高江・ヘリパッド工事現場の土砂崩落の現地立入調査を終えた沖縄選出野党国会議員ら。照屋寛徳さん、赤嶺政賢さん、玉城デニーさん、山内徳信さん、糸数慶子さんの5名だ。)
3月16日(土)、早朝から高江へ。今日は、「うりずんの会」(沖縄選出野党国会議員5名)の国会議員さんらが今回の土砂崩落現場への立入調査をされる。「うりずんの会」の最初の活動として、高江のヘリパッド工事現場の調査に取り組まれたのだ。
午前10時半頃から事前集会。5人の議員さんからの挨拶の後、住民の会から議員さんらに、防衛局に対して追及してほしいことのメモが渡された。私からも、今回の土砂崩落事故に関して、議員さんらに崩落事故に関する「資料集」を手渡し、現場で確認してほしい点をいくつか説明した。
(N4-Bゲート横から中から基地の中に入る国会議員ら)
(土砂崩落現場の調査を終え、来年度の工事現場を視察する国会議員ら。作業服姿は防衛局職員)
(立入調査後、議員さんらが、住民の会や支援者らに調査内容を報告)
この日の立入調査で、いくつかの事実が判明した。まず、今回の土砂崩落の規模について、防衛局は、「幅8m×長さ15m」と説明し続けている。事前集会でも、私から、そんな小規模の崩落ではないとお話ししておいたのだが、やはり、40mほど下の谷まで赤土が流出した規模の大きい崩落であることを防衛局も認めたようだ。
ただ、防衛局は、国会議員5名の立入調査だというのに、「米軍の許可が出ない」と言って、現地での写真撮影を禁止した。また、移植した稀少植物の状況を確認したいという議員の要請も拒否するなど、あいかわらず、防衛局の傲慢な対応が目立った。
それでも、沖縄選出の野党国会議員5名が一緒に北部訓練場の中に入り、調査活動にあたったことは画期的なことだ。今後は、各議員さんらが、国会でさらに追及していただくよう期待したい。