チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江・住民の会、今日は県と交渉

2013年05月23日 | 沖縄日記 高江

                               (高江・住民の会による沖縄県交渉)

 5月23日(木)、高江・住民の会が沖縄県生活環境部への要請行動をするというので、参加させてもらった。住民の会と支援者ら、20名ほどが駆けつけ、1時間以上、熱のこもった交渉となった。

 主な要請事項は次のようなものだった。

  1 完成されたといわれているヘリ・オスプレイパッドの使用禁止を求めること。
  2 次に進められようとしているヘリ・オスプレイパッド建設計画の撤廃

 環境政策課への要請では、まず、「山原の自然を歩む会」の玉城長正さんが、やんばるの自然の重要性をじっくりと説明された。やんばるの山を歩き続けて40年以上にもなるという長正さんのお話は、さすがに説得力に富んだもので、環境生活部の課長らも、うなづきながら神妙に聞き入っていた。

 その後、私が、赤土条例の関連で環境保全課を追及した。この点に関しての要請事項は次のようなものだった。

 「今年度、造成が予定されているN4-2地区のヘリ・オスプレイパッドは、急峻な崖の上に位置し、昨年度以上の森林伐採、盛土等が予定されている。このままでは、再度の土砂崩落による赤土流出が危惧されるので、赤土防止条例を所轄する県として、防衛局に対して、工事の全面見直しを求めること。」

 環境保全課は、「防衛局からは、今年度の工事に関して、赤土条例にもとづく事業行為通知書はまだ出されていないが、提出されれば、工事着手前、工事中、工事終了後にそれぞれ現地に立入、チェックしたい。」と述べた。しかし、今年度の工事の危険性について、どこまで認識しているかは疑問、さらに追及していく必要がありそうだ。

 また、環境政策課との話し合いでは、アセスのやり直しの問題が焦点となった。防衛局は、北部訓練場のヘリパッド建設に関しては、アセス法と県アセス条例の適用外だとして、「自主アセス」しか行っていない。しかも、そこでは、オスプレイの運用については、一切触れられていない。そのため、東村村長らからアセスのやり直しを求める声があがっている。

 県も、昨年10月11日、「オスプレイの配備が明らかになった以上、再アセスをするべきだ」という文書を防衛局に提出している。しかし、何の回答もないので、今年2月26日、防衛局に出向いて再度要請した。しかし、本省と協議しているというだけで、未だに何の連絡もない。

 我々からは、「半年以上も前に文書で要請しているのに、未だ、何の回答もないというのはあんまりだ。防衛局は、回答もしないまま、その一方では、今年度の工事の契約も終えるなど、着々と事業を進めている。防衛局は、県を馬鹿にしているのではないか? 回答がないのなら、赤土条例の申請に対して承認しないなど、県は、防衛局に対して、もっと毅然とした態度を取れ!」などと追及した。 

*******

(大山ゲートでは、大雨の中、車道に飛び出し、米兵車両を停めて抗議行動)

 23日(木)は、早朝から強い雨だったが、ともかく行ってみようということで、連れあいと2人、いつものように早朝5時半に那覇を発った。

 宜野湾署は、この強い雨の中、まさか、抗議行動はないだろうと思ったのか、今朝は、メインゲートへの入り口での検問がない。それでは、というので、Tさんが車を乗り入れ、MさんやYさんらが、車道に飛び出して米兵車両を停めている。警察官が慌てて駆けつけてきて、抗議行動を排除し、検問を始めた。大雨の中での久しぶりの直接行動、皆、本当に意気盛んだ。

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