チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

相変わらず元気な山城博治さんに大きな拍手---拘留理由開示公判を傍聴

2016年11月04日 | 沖縄日記 高江

  11月4日(金)、今日は沖縄平和市民連絡会の高江便を運転。京都から来られたKさんを乗せ、早朝、那覇を出た。

 午前7時過ぎに高江着。すぐにN1ゲート前に行くが、今日は30人ほどしか座り込んでいない。採石場をダンプが出たという連絡に緊張しながら集会が続く。私も、2日の対政府交渉の様子を時間をかけて報告した。

 午前10時頃、機動隊が出てきた。わずか30人ほどしか座りこんでいないのに、機動隊はおそらく100名を超えている。私は、ダンプトラックの写真を撮ろうと場所を移動すると、なんと10名もの機動隊がついて来る。

 

 すぐに強制排除が始まった。

 そしてダンプトラックがやってきた。見ると、まだ排気管の方向が横を向いている不正改造車が多い。明らかな道路運送車両法違反だ。2日の警察庁交渉では、警察庁もさすがに、「警察庁は捜査機関ではないので、個々の事案の違法性については言えないが、皆さんからこういう指摘があったということは沖縄県警に伝えます」と言わざるを得なかった。それにもかかわらず、まだ警察は違法ダンプを黙認し続けているのだ。マイクで、「機動隊、沖縄県警は、何故、違法ダンプを取り締まらないのか!」と訴え続けた。それでも、警察官らは全く聞こうともしない。

 これらの排気管は横を向いており道路運送車両法に違反し不正改造車だ。

 午後、大急ぎで那覇に戻る。不当逮捕された山城博治さんの拘留理由開示公判だ。傍聴席は28名分しかないが、120名もの人たちが集まった。ラッキーなことに競争率4倍の難関にもかかわらず、抽選にあたった。

 法廷に入ってきた博治さんは予想以上に元気だった。「ヒロジ! 頑張れ!」と声をかける。皆も、一斉に激励や拍手。裁判官が制止するがなかなか収まらない。裁判官が被疑事実を伝える。有刺鉄線1本を切ったというだけで、被害額も2000円にすぎない。たったそれだけの容疑でいったい何時まで拘留を続けるのか。

 裁判官の拘留理由の説明に対して金高弁護士が質問する。しかしほとんどの質問に対して、裁判官は「具体的な証拠の中身にふれるので答えられない」というだけ、拘留理由の説明などほとんどない。 

 そして、博治さんが10分間ほど口頭の意見陳述を行った。原稿もないまま、よどみなく言葉が出てくる。大丈夫だ、いつものヒロジさんだ。陳述が終わると大きな拍手がわき上がった。

 

 夕刻、福島議員にお願いしていた歩行訓練ルートの整備に関する沖縄森林管理署への事前協議書が届いた。なんと4,694本もの立木が伐採される。最大のものは、直径46cmものイタジイの大木だ。工事用道路造成の際の伐採では3,732本、最大のものは38cmの木だったから、歩道整備だといいながらとんでもない規模の伐採が行われようとしている。とても許されない。

 

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