チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

右翼団体20名が深夜、酒を飲んでシュワブゲート前の座りこみテントを襲った!

2015年09月20日 | 沖縄日記・辺野古

 9月19日(土)の夜、シュワブ基地ゲート前の座りこみテントに右翼団体が街宣車数台で現れた。彼らは、辺野古集落近くの国道横の広場に車を止めて酒盛りを続けていたが、夜11時頃、20人ほどが座りこみテントに押しかけ、フェンスに貼られていた横断幕をカッターナイフで切り始めた。さらに座りこみテントを襲い、テーブルや椅子等を壊し始めた。

 テントに泊まり込んでいた人たちが110番をしたが、こうした暴力行為にもかかわらず、警察はすぐには右翼グループを制止しようとはしなかったという。右翼グループはいったん引き上げたが、深夜1時頃に再度現れ、再び暴力行為を繰り返した。結局、彼らの暴力により、市民3名が負傷した。その頃になって警察もやっと規制を始め、右翼グループ3名が逮捕された。

   (右翼グループの暴力により、座りこみテントはズタズタに破壊された!(20日午前9時撮影))

                       (警察の現場検証が続く)

 私は20日(日)の早朝に辺野古に駆けつけたのだが、国道の辺野古集落近くの広場には、日の丸を掲げた街宣車が数台、停まっていた。いつも集会などに車で押しかけ、大音響で妨害を続けていた右翼団体だ。

 彼らは、何故、このような暴力行為に走ったのだろうか。昨夜未明には安保法案が強行採決により可決された。右翼グループのメンバーらは、まさに我が世の春だと意気があがっていたのではないか。そして、酒の勢いもあり、テントに押しかけて暴力を振い始めたのであろう。

 座り込みテントは、警察が深夜でも基地の中から監視を続けている。右翼グループがカッターナイフを持ってテントを襲った際も、警察は当初から確認していたはずだ。しかし警察は基地の中からビデオを撮っていただけで、右翼グループの暴力行為を制止しようとはしなかった。一昨日には、ゲート前で抗議メンバーの車を止め、後部のドアを叩き割るまでした運転手を逮捕したことと比べれば、昨夜の規制の甘さは絶対に許されるものではない。おそらくは、右翼グループに好きなように暴れさせ、その後、テントそのものを撤去させることができないかと、上からの指示を待っていたものと思われる。

・「反対派テント襲撃」(2015.9.20 NHK沖縄ニュース)

・「辺野古でテントが襲われる」(2015.9.20 QABニュース)

・「テントなど壊した疑い 男3人を逮捕」(2015.9.20 RBCニュース)

・「市民団体のテント襲撃 男3人を逮捕」(2015.9.20 OTVニュース)

 今後、辺野古の闘いが厳しくなるに伴い、こうした連中も露骨に動き始めるだろう。 このような暴力行為を2度と繰り返させてはならない。

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 この日、山城博治さんの退院祝いは、右翼の暴力事件の後だったが、盛大に行われた。その様子はまた明日にでも報告しよう。

 

 

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