乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

深いなあ・・・。

2008年08月19日 | 福島県立大野病院事件
「罪を憎んで人を憎まず」と言われるのは、人を憎んで罪を忘れようとする人が多いからでしょうか。

私とて右ほほをぶたれたら、左足で蹴り返しちゃいそうです(^^;)。頭でわかったつもりでも、相手を理解し自分を納得させるには、また、それを行動に移すには時間がかかる…かな。

明日の福島県立大野病院事件の第一審判決を前に、産婦人科医なな先生のブログ「ななのつぶやき」を読みました。

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「お祈り」

今日は、寝る前にお祈りをします。
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明後日は、福島県立大野病院事件の、第一審判決の日です。
無罪が確定しても、福島県警と福島地検を、罰してはならないと思います。
警察も検察も、その道のプロフェッショナルだからです。
警察は、プロとして犯罪捜査をし、逮捕しました。
検察も、プロとして捜査・起訴・立証をしました。
専門家が判断して、その場その場で正しいと思って行ったことです。
しかし、専門家も人間ですから、過ちを犯します。
だから、誤認逮捕も冤罪も、存在します。
誤認逮捕をした警察官を処罰し、結果として無罪の人を起訴した検察官を処罰してしまったら、
警察官も検察官も、萎縮してしまいます。
警察が凶悪犯の逮捕を躊躇して、第2第3の犯罪が起きたり、
検察が迷った挙句不起訴処分にして、真犯人が野放しにされたら、
日本の治安が守れなくなってしまいます。
そんな危険な国にしてはなりません。
やるべきことは、警察・検察の処罰ではなく、
何故このような逮捕・起訴・裁判がなされてしまったのか、 原因を究明し、
二度とこのようなことが繰り返されないように、対策を立てることです。
処罰は、過失の根絶につながるのではなく、萎縮につながるものだと思います。
警察と検察が、萎縮することなく仕事ができる世の中を、願って止みません。
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起こってしまったことは、再発防止の対策に役立てることが必要なんですね。医療技術も警察の捜査法の進歩も、根っこは同じだと思います。というか、失敗から学ぶことの重要性を、我々は日々の暮らしで体感しています。

不毛な争いは早く終わりにし、再発防止にエネルギーを注ぎ、暮らしやすい社会になることを願います。


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なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” can be read in Japanese only:-)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Dr. I)
2008-08-20 07:04:18
私もK先生の無罪を信じています。
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無罪判決 (ノエル)
2008-08-20 13:22:21
先ほど、k先生の無罪判決のニュースをTVで観ました。
k先生は随分ご経験を中断され、何ともお気の毒な気がします。

この大きな試練を乗り越え、何とか医師として仕事を続けていただきたく思います。こういったご経験をされた人ほど、人間の本質に迫れる医療者となりうるのではないかと思います。
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