乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

肺炎と新型インフルエンザ

2009年08月19日 | 新型インフルエンザ
一旦は下火になったように見えた新型インフルエンザ。真夏に再燃です。
元々、持病のあった方々の死者が出ました。こうなると、秋から冬にかけてどうなるのか、ちょっと緊張感が高まりました。今から対策を立てておかなくっちゃ。

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【新型インフル感染でウイルス性肺炎が多発する理由】2009. 8. 7

   新型インフルエンザ(H1N1)  サルでの感染実験で判明

 ブタ由来の新型インフルエンザウイルスA/H1N1は、季節性インフルエンザウイルスに比べて、肺でよく増殖する―。新型インフルエンザ感染でウイルス性肺炎が起きる理由について、東大医科学研究所感染・免疫部門ウイルス感染研究分野教授の河岡義裕氏は8月6日、最新の研究成果を発表した。

 河岡氏は、これまで新型インフルエンザについて研究を行い、季節性インフルエンザに比べて病原性が高いことなどを明らかにしてきた。

 通常、季節性インフルエンザに伴う肺炎は、2次感染による細菌性肺炎が多い。一方、新型インフルエンザに伴う肺炎は、ウイルス性肺炎が起きやすいとされている。実際、メキシコでは、新型インフルエンザに感染し、死亡した患者の死亡原因の多くがウイルス性肺炎だった。なぜウイルス性肺炎が起きやすいのかを明らかにするために、河岡氏はサルを使った感染実験を行った。

 実験では、サルの気管、口腔、鼻、目から、季節性インフルエンザウイルスと新型インフルエンザウイルスに感染させ、各臓器でウイルスがどの程度増殖したか、ウイルス量を比較した。季節性インフルエンザウイルスは08-09年の流行株を、新型インフルエンザウイルスはカリフォルニアで採取された株を用いた。

 その結果、季節性インフルエンザウイルスは、咽頭や扁桃、気管、気管支、肺の一部で増殖したのに対して、新型インフルエンザは鼻粘膜、咽頭、扁桃、気管、気管支、肺のすべての部分で増殖した。各臓器でのウイルス量も、季節性に比べて新型インフルエンザウイルスの方が10倍から1万倍程度多かった。

 また、感染後の肺の組織を調べたところ、季節性インフルエンザに感染させたサルの肺は、肺胞壁が少し厚くなっているものの、空気を含む肺胞が多く認められた。しかし、新型インフルエンザに感染させたサルの肺は、炎症細胞・赤血球・たんぱく質などが充満し、肺胞に空気はほとんど含まれていなかった。

 河岡氏は、「新型インフルエンザウイルスは肺でよく増えるため、ウイルス性肺炎の発症につながると考えられる」と話している。
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>季節性インフルエンザウイルスは、咽頭や扁桃、気管、気管支、肺の一部で増殖したのに対して、新型インフルエンザは鼻粘膜、咽頭、扁桃、気管、気管支、肺のすべての部分で増殖した。各臓器でのウイルス量も、季節性に比べて新型インフルエンザウイルスの方が10倍から1万倍程度多かった。

うーむ、、、新型インフルエンザは手ごわそうです。メキシコの死亡者の死因の多くがウイルス性肺炎だったというのも気になる情報です。

肺炎に伴う呼吸困難は大変苦しく、緩和するのは難しい。看護する人も精神的に厳しいです。
肺胞に空気が行き渡らないのなら、酸素吸入すればいいじゃないかと思う人もいるでしょう。しかし、酸素吸入すると頭痛や気分が悪くなる人もいます。私もその一人です。

と、重症化すると、病気は何でも深刻です。そうならないよう、気をつけたいですね。で、よっしぃ先生のブログが参考になります。ぜひ、ご一読を。
  
      「そろそろ新型インフルが」

      「新型インフルの心得 」
 

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なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)