乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

キレる高齢者

2008年12月15日 | 社会
年の瀬で交通量が増えてきました。車で走っていて、「あっ、あぶねーーーっ!」と叫んじゃったドライバーが高齢者。なんか最近、周囲に気を配らず、「俺が道」って運転する高齢者ドライバーが増えてきたような。。。


「キレる高齢者急増 粗暴犯12倍にも 東北 」 川北新聞 2008年12月7日(日)09:00

 高齢者の粗暴事件が東北で多発している。宮城県で2007年に摘発された65歳以上の人は38人で、3人だった1997年の12.7倍に増えた。ほかの県も90年代の最高12倍に増加している。お年寄りの粗暴犯は全国的に増えていて、専門家は「核家族化で老人が孤立し、不満をぶつけられずにイライラを募らせているのではないか」とみている。

 宮城県警によると、97―07年に暴行、傷害容疑などで逮捕されたり、書類送検されたりした高齢者はグラフの通り。02年から増加傾向が続いている。

 青森県も97年に2人だったのが、07年に24人に増加。岩手県も3人から23人に増えた。秋田、山形県の07年の摘発者は19人、29人で04年より11人、17人ずつ多くなっている。福島県警は年代別粗暴犯の統計を取っていない。

 宮城県ではことし、栗原市の無職男(67)が知人女性と口論になってけがをさせたとして、傷害容疑で逮捕された。大崎市の無職男(77)が長男とけんかして刃物で切りつけ、東松島市の無職男(68)が裁判所から罰金命令を受けたことに腹を立てて職員を脅す事件も起きた。

 自治体の窓口に言い掛かりに近いクレームを言う高齢者も目立つ。宮城県の話では、県政相談室で2時間近く質問を続けたり、10年以上前の事案の回答を求めたりするお年寄りがいるという。

 高齢者の粗暴犯の増加は全国的な傾向で、2008年版の犯罪白書は「高齢者だからといって良識をわきまえているわけでなく、社会生活の中で高齢者を指導、教育する方策を考えるべきだ」と指摘している。

 仙台市健康福祉事業団の湯村和彦シルバーセンター事業課長は「不況と核家族化で、一人暮らしで生活苦の高齢者が増えたことが原因。話し相手がおらず、リストラなどの不満がたまって暴発したのではないか。高齢者に孤立感を味わわせず、社会参画を促す仕組みが必要だ」と訴えている。

[高齢粗暴犯の全国的傾向] 法務省によると、2007年に暴行、傷害事件で摘発された高齢者は2946人。335人だった1997年の8.8倍に増えた。2000年以降の増加率が高く、02年に初めて1000人を突破した。粗暴犯は暴行、傷害のほか、脅迫、恐喝、凶器準備集合を含む。
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>「核家族化で老人が孤立し、不満をぶつけられずにイライラを募らせているのではないか」
>自治体の窓口に言い掛かりに近いクレームを言う高齢者も目立つ。宮城県の話では、県政相談室で2時間近く質問を続けたり、10年以上前の事案の回答を求めたりするお年寄りがいるという。
>高齢者だからといって良識をわきまえているわけでなく、

え“え”-っ、高齢者じゃなくたって、こんなことをする人からは逃げちゃうよー。(゜Д゜)

最近、70歳を越えた女性が住む家をなくし、お金もなくなり、困り果てて切り裂き魔になった事件がありました。懲役4年の実刑判決を受けた瞬間、ほっとした表情を浮かべたと新聞に記されていました。

今、高齢者と呼ばれる世代には、まさか自分の面倒を看てくれる家族がいないとは予想だにしなかった人たちが少なくないようです。
そして現代は、「お一人様の老後」なんて本が売れる時代。このギャップに無力を感じる高齢者は多いのでしょう。

こうした流れを受け、身寄りのない高齢者や障害者の身元保証人になったり、入院、施設への入所や死後の納骨まで、家族に代わって生活を支援するNPOも出てきました。そんなNPOのうちの一つの代表者の話です。

「核家族化で家族的な縁が希薄になっている。高齢者も経済的に自立し、医療も進歩し、寿命が延びたことで、家族の支えにこだわることがなくなった。
今は「個人」を大切にする社会で、「子供の人生を縛りたくない」の姿勢も見える。

家族以外で支えるのは、地域?行政?民間企業?
いずれも支援に限界がある。長期的な支援となると、NPOが理想と考える」。

また、この代表者は、
「『個人』が尊重されるのは、悪いことではない。
これまで、家族のためにやむなく生き方を変えるなど、『個人』がつぶされてきた時代があるのも事実。
ただし、こういう時代になり、高齢者の新たな不安が生み出されたことを、社会は想像できなかった」
とも述べています。

先日、東尋坊で自殺志願者の多くが派遣社員だったという新聞記事を読みました。どの元派遣社員も働き盛りの年代だったのが悲しい。。。
こうなると、高齢者を構ってあげようと思うより先に、我が身の生活確保で体も心も一杯一杯の人が増えるでしょう。

我家も同様です、現在は親と二人暮らしなんですが、親も私もがんになっちゃったので、一から十まで相手の希望を叶えてあげようっていう意識が保てません。私、時々キレます(^^;)。
で、電車に乗った時なんぞ、このまま知らない町まで乗って行こうかな…なんて、フッと思う時があります。

「家で子供が待っているから、そんな気持ちになったことないなあ」と、シングルマザーの同僚は、苦しい時でも、つい子供のことを考えてしまうといいます。
う~ん、母はこうして強くなっていくのか。。。

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なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)