hicaに会いに来て

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軽井沢 2015年9月 星のや 嘉助 朝食

2015-10-08 19:56:13 | 旅行







3日目の朝は、雨のスタート。
雨の日は緑が濃くなるから、またいい。
でも寒い。


とんぼの湯まで歩いていくのが大変そうだったので、
部屋風呂にお湯張って、外を眺めながら入浴しました。
檜のお風呂、気持ちよかった。
お部屋満喫。



朝食は嘉助で。


りんごと豆乳のジュースでスタート。




この日は秋の五穀山菜メニュー。
わくわく。


小鉢八種。


ブロッコリーの胡桃和え、焼き栗、白ダツ甘酢漬け、しめじ牛肉しぐれ煮。


つるむらさきととんぶり、平茸実山椒焚き、ほうれんそうの松の実和え、野生種エノキ湯葉和え。

この時点でも大感動。
どれもしみじみ美味しい。


中鉢は牛蒡のきび和え。
白菜と野沢菜の漬け物。


私、これが一番感動しました。
蓮根、小豆、人参、おくら、茗荷の炊き合わせ。
あずきのほのかな甘みが本当に優しくて、
時々しゃきっと入ってくる茗荷の味と歯ごたえ。
これ、鍋いっぱい食べたい・・・。


前日に引き続き超おいしい焼き鮭ですが、今回は蕎麦の実焼き。


お味噌汁は、車麩と小松菜と葱。


ごはんは銀杏と黄菊の雑穀お粥。


かわいらしい色。
ほくほくの銀杏もたっぷり。

デザートは果物でしたが、どうやら写真撮り忘れ。

体にいい、と、美味しい、は普段あまり同居しないと思うのですが、
ここでは同居できる。
しみじみ優しくて美味しいごはん。
大満足。

そういえば、この後お会いした宿の方に、
朝食の時にお見かけしたのですが、本当に幸せそうに召し上がられててほっこりしました、と言われました。
食いしん坊がばれた笑。

軽井沢 2015年9月 ユカワタン

2015-10-08 16:59:06 | 旅行

今回の目的のひとつ、ユカワタン。
来るたび季節の地元の食材を使ったものすごく素敵な食事ができるので、
前回5月に行った時に、他の季節はどんな感じになるんですか?と軽く聞いてみたところ、
秋はきのこが沢山採れて、冬はジビエも出てきますねー、みたいなことを教えてもらったので、
次は秋に来てみたい!と思ったのです(ジビエは未だに少しどきどきする)。


初志貫徹。




例によってシンプルすぎて不思議なメニュー。
今回のテーマは水のジビエ、とのこと。


だんなさんはシャンパン、私はぶどうジュース。


おしぼりもいい香り。


最初に出てきたのはこちら。


どじょうの素揚げと、


山椒を練り込んだチュイール。

どじょうなんておそらく初めて食べましたが、全く生臭くなくて、かりかりしてて美味しい。
優しい川魚という感じ。
チュイールもいつもと違って山椒が効いている。
美味しいなぁ、香ばしい。
だんなさんが山椒好きだって、この日初めて知りました。


そして石の上に乗った小さなお料理たち。
冷たいものは冷たい石に、温かいお料理は熱い石の上に。


かじかのフリット、佐久の鯉のタルタル。
タルタルの上にはにじますの卵(これがゴールデンキャビアらしい)、下にはビーツが敷いてあって、
これ、大好きでした。


かじかもかわいい顔してたわ。


可愛らしい。
ズッキーニのピクルスとハム。
上の葉っぱがハート形なんですけど


岩魚のムース、
熟成牛のパネ(フライみたい)にはナスタチウムの葉。
さつまいものムースにはキャラメリゼした胡桃。

小さいのに、一個一個ちゃんとお料理で、
驚くし感動する。


すっきりなのに一瞬後からぶわっと広がってくる感じの白。
すごく美味しかった。


このワイン、2011年のこのビンテージが、いいそうです。


エチケットもぶどうでかわいい。


栗と鴨が入ったラビオリ、南瓜のソース。
鴨の味が濃い。甘い。
秋だなぁ。


美しいこちらは信州サーモン。


一晩塩でマリネしたものだとか。
薄くスライスされて並んでるのは、青リンゴと生姜。
ねちっとしたサーモンと、青リンゴのしゃきしゃきが楽しい。
ソースは生姜とヨーグルトのソース。


パンには、


豆腐のムースを。


今回一番秋らしかったのはこれ。
きのこたっぷりのタルト。旨味がぎゅうぎゅう。
粉はきのこのパウダーで、ちょっと苦い。
右下は、蜂の子のペースト。にんにくとバルサミコ入り。
蜂の子、という単語が一瞬分からなすぎて、リピートして聞き返してしまったわ。
どきどきしながら食べてみたら、美味しくて、ほっ・・・。
信州らしい。


鮎のコンソメ。
今回の鮎はこの形か、ふむふむ。
器には最初オイルが入ってて、そこにコンソメをそそいでくれます。
右は鮎のリエットのシュー。
美味しい。贅沢。




細いじゃがいもでぐるぐる巻きにされてるのは、鯉。
ソースは川海老のアメリケーヌ。


添えてあるのは、野菜と、鯉の白子!


ここで、パン登場。
葡萄パンだそうです。
ふむふむ。


これをカットしていくと、


出て来るのは、葡萄の葉に包まれた、


牛肉。
パンを焼く時に一緒にお肉も焼いているそうで、じっくりじっくり火が通るらしい。


でそれがこうなって登場。
美しい赤身・・・!!
パンもほどよくかりかりしてて、美味しい。
肉、食べられるかな?と思ってたけど、ぺろり。
添えてあるのは、根菜、くるみ、山葡萄と煮込んだスープ。


ぱらぱらで一瞬、ん???ってなるこちらはチーズ。


バッカスチーズと柚餅子が細かくなってるそうです。
ふわふわなのに、味も香りもしっかり。不思議ー。


だんなさんはちょっと癖のあるウォッシュチーズ。
でも濃厚でこれも美味しい。


おしぼりも新しくなって、違う花になって、


デザート登場。
3種類の葡萄と、アニスのゼリー。
スパイスの効いたアイスクリームに、カリカリの砂糖。
大人な味。葡萄甘いなー。




だんなさんのデザートその2。
洋梨、洋酒のアイス、チョコクランキーに、山椒の入ったチョコソース。
食感は楽しいのに、大人な味。
面白いなぁ。


私は桃のデザート。


シュー生地の中にあるのは、ホップのアイス。
庭で育ちまくって使い道に困ってるホップ、まさかアイスになることもできるとは・・・。
ホップのほろ苦さと、他の甘さがよく合う。


鳥の巣箱登場。


中は小さいお茶菓子がいっぱいの宝箱。






お茶菓子はお持ち帰りもできるので、いつもならお腹いっぱいで持ち帰るところなんですが、
さすがお酒を飲んでない私たちの底力で、完食しました。
だって一個一個、全部美味しいんだもの。
一個一個がちゃんとケーキみたいな凝り方なのです。
ポポーの実を使ったお菓子とか、初めて食べました(以前ポポーの実の存在を知って気になっておりました)。

当然お持ち帰りを作る心づもりで片付けに来てくれたお店の方が、空箱を見て、あれっっっ!!って驚いておりました。


でも鳥の巣の下にもまだチョコとか隠されてたのでした。
でも完食。


お茶もいただいて、


コーヒーカップも素敵。

今回も大満足でした。
というか、毎回素晴らしくて、感動。
5月の時は緑や黄色とか明るい色が多くて華やかで、
今回は見た目が地味になって、秋だなぁ、という感じ。
季節が感じられるごはん、いいよね。
心がときめく。