2―「鷺娘」
1762年(宝暦12)の市村座、瀬川菊之丞(2代目)の所作が「鷺娘」。
『思い重なる胸の闇 せめて哀れと夕暮れに』
ちらちら雪にぬれ鷺の しょんぼりと可愛いらし』
●この切ない胸のもやもやを、せめて哀れと言っておくれ、
夕暮れ時、ちらちら降る雪に濡れて、しょんぼりと佇む白鷺の、可愛いらしいこと。
『怨みの外は白鷺の』
●怨むこと以外は知らない、白鷺。
成就しない恋の業により畜生道に落ちた娘が、
白鷺に生まれ変わるが、未だ男への未練絶ちがたく、迷い苦しみ、
あげくの果てに地獄の責め苦に悶え死ぬ、というのがこの曲の筋。
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tea breaku・海中百景
photo by 和尚
1762年(宝暦12)の市村座、瀬川菊之丞(2代目)の所作が「鷺娘」。
『思い重なる胸の闇 せめて哀れと夕暮れに』
ちらちら雪にぬれ鷺の しょんぼりと可愛いらし』
●この切ない胸のもやもやを、せめて哀れと言っておくれ、
夕暮れ時、ちらちら降る雪に濡れて、しょんぼりと佇む白鷺の、可愛いらしいこと。
『怨みの外は白鷺の』
●怨むこと以外は知らない、白鷺。
成就しない恋の業により畜生道に落ちた娘が、
白鷺に生まれ変わるが、未だ男への未練絶ちがたく、迷い苦しみ、
あげくの果てに地獄の責め苦に悶え死ぬ、というのがこの曲の筋。
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tea breaku・海中百景
photo by 和尚