このところ怠けていた稽古を再開しました。
仕事がないとモチベーションが上がらないのです。
ダラダラとやり過ごしていたのですが、
舞台で弾くとなるとそうはいきません。
私が修行中はまだまだ名人といわれる師匠方がたくさんいらして、
演奏を聞かせていただいたり、同じ舞台に出させていただいたりして
随分と鍛えられたものです。
その意味では
名人の中で揉まれて育ったというわけで、
こんなありがたい事はありません。
いい人(上手い)と演りなさいとよく言われますが、
今更ながらその意味が実感できます。
一人で稽古をしていると折々に先達の芸が甦ってきます。
それに個性を加味して自分なりの芸に仕上げる。
これが芸の伝承ということなのでしょうね。