しばらく生の浪曲を聴いていないような気がする。
浪曲は日本における伝統芸能の草分けと言っても過言ではない。
この間玉川こう福さんのことを書いたが、玉川ぶん福さんのことも忘れてはならない。
このぶん福さんは細い身体で、パワー溢れる浪曲を披露します。
舞台ではあの細い身体からあふれでる声は素晴らしいですね。
「祐天吉松飛鳥山」は好きな演目です。
「浪花節じいさん」も好きな演目です。
このぶん福さんはキーボードが弾けます。
音楽療法士の資格もおありで、老人施設などに慰問も行かれるようです。
とにかく大きな目を見開いて、パワー溢れる浪曲です。
細い身体からは想像の出来ない大きな声で演じます。
浪曲の世界では欠かせない存在ですね。
私のような素人の浪曲ファンにも彼女の浪曲は引き寄せられます。
その玉川と名乗る浪曲はたくさんいます。今や、男性では玉川太福さんや女性では玉川奈々福さんが有名です。
そのどちらも関東では人気の浪曲師です。
ほとばしる浪曲と言われるように太福さんも奈々福さんも熱演されます。
皆さんも一度浅草木馬亭で浪曲聴いて見ませんか?
浪曲はほぼ30分の舞台です。
その30分に涙と笑いが織り込まれているのもあります。忘れてはならないのが、玉川福太郎師匠です。
この方は今は亡くなっていませんが、福太郎師匠のおかみさんの曲師の玉川みね子師匠が
ご健在です。
例えば太福さんにはみね子師匠と言うように、浪曲の世界では息の合ったビッタリのコンビもいます。奈々福さんには沢村豊子師匠ですね。
このみね子師匠と豊子師匠は浪曲の世界ではなくてはならない存在です。
浪曲師と曲師が一体となり浪曲と言うものは繰り広げられます。
皆さんも一度浅草の木馬亭で浪曲聴いて見ませんか?