ノアの小窓から

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町田市民文学館ことばらんど・八木重吉展

2016年12月06日 | 歴史



   町田文学館では、八木重吉展を開催しています。

   今日は午後から、展覧会のギャラリートークに合わせて行ってきました。

   田舎育ちの純粋な青年の、清涼な流れのような人生と信仰と詩が紹介されていて感動しました。
   初恋がそのまま実った妻とみとの純愛も、見るものの心を洗ってくれました。

   若い時、文学少女を気取って詩の同人誌にいたさとうは、同じ仲間のクリスチャン女性から
   八木重吉の名前を初めて聞いたのでした。

   「ああ、そうだったのか。詩人は町田に生まれ、後に、神戸の御影にも住んだ人だったんだ」

    あの頃、もっと関心を持っていたらきっと胸ときめかせるエピソードをたくさん
    胸に蓄えられたのに…と、ちょっと、くちびるを噛みしめたのでした。

   

   
   以下は、町田市のホームページにあった紹介文の引用です。



  10月22日(土曜日)から12月25日(日曜日)「八木重吉―さいわいの詩人(うたびと)―」展
  更新日:2016年11月21日


  八木重吉―さいわいの詩人(うたびと)―展

  東京府南多摩郡堺村相原(現・町田市相原町)に生まれた詩人・八木重吉は、29年の短い生涯の中でキリスト教への一途な信仰に貫かれた清澄で至純な詩を残しました。重吉27歳のときに、再従兄である小説家・加藤武雄の尽力により生前唯一となる詩集『秋の瞳』を刊行。プロレタリア文学やダダイズムなどの多様な文学が花開いた大正詩壇の中で新鮮さをもって迎えられ、高く評価されました。
  重吉が本格的に詩作に打ち込んだのは、結婚から亡くなるまでのおよそ5年。この間に3000編以上に及ぶ詩を生みだし、晩年、結核と闘いながら病床でまとめた詩稿は、再び加藤に託されて詩集『貧しき信徒』として没後刊行されました。心に根ざす深いかなしみ、現実生活の中での苦悩や喜び、身近な自然、家族や信仰、ふるさとへの思慕などを、簡潔で平明素朴な言葉によって綴る重吉の詩は、透明な結晶体のような純粋な光を放ち、多くの人々の心に響き、今なお読み継がれています。
  本展では重吉の人生を紐解き、文学や信仰、妻・とみとの出会い、ふるさと相原で過ごした日々が詩人・八木重吉に与えたもの、彼にとっての詩の意味を探り、詩と信仰の合一を願い、かなしみを詩いつづけた末に辿りついた詩境に迫ります。信仰と自我の狭間で叫び、或いはささやいた重吉の言葉の数々は、数多の災害に直面して自然への畏怖を抱き、人々の思いや身近な幸せに気付きはじめた現在の私たちに、ひとつの問いを、ひとつの答えを示してくれることと思います。



                         
                         八木重吉、妻・とみ、長女・桃子と(1924年)

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   会期:2016年10月22日(土曜日)から12月25日(日曜日)まで
   観覧時間:午前10時から午後5時まで
   休館日:毎週月曜日、11月10日(木曜日)、12月8日(木曜日)
   会場:町田市民文学館ことばらんど2階展示室
   観覧料:一般400円、大学生・65歳以上200円、高校生以下無料
   ※ただし、10月22日(土曜日)、23日(日曜日)、26日(水曜日)、11月3日(木曜日)、
    12月25日(日曜日)は無料


   監修:田中清光
   協力:八木重吉記念館、法政大学多摩ボランティアセンター、菓舗中野屋
   協賛:うどん屋開都、オペラ季節館、くうちん工房、
       CocoArtまえはら、パペルブルグ、パンの木、明月堂


   展覧会関連イベント
   11月1日、11月19日、12月6日、12月25日「八木重吉-さいわいの詩人-」展、展示解説

   お問い合わせ
   町田市民文学館ことばらんど
   〒194-0013、東京都町田市原町田4丁目16番17号
   電話:042-739-3420














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2 コメント

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ことばらんど (すみれれもん)
2016-12-09 11:03:40
 町田市には 著名人がたくさん おられるの
ですね! 以前は私もちょくちょくことばらんど
に通っては刺激を受けていました。大人の紙芝居を見た時に 読み手のうまさに とても感動しましたのを 覚えています。 また訪ねて見ようと思いました。
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ことばらんど (さとうまさこ)
2016-12-09 12:17:21
ネットでたくさんの情報が見られる感じがしますが、やっぱり人手間と心を使った展示はよかったですよ。
それにしても、29歳で亡くなるのは惜しい。ハンサムで頭の良い詩人と、若くて美しい奥様でした。17くらいで結婚して、22歳で未亡人なんて…信じられますかって感じ。
まだ、しばらくやっていますから、どうぞ。
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