ノアの小窓から

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神が結び合わせたものを

2016年02月15日 | 聖書


      



         しかし、創造の初めから、神は人を男と女に造られたのです。

         それゆえ、人はその父と母を離れ、

         ふたりは一体となるのです。それで、もはやふたりではなく、ひとりなのです。

         こういうわけで、人は、

         神が結び合わせたものを引き離してはなりません。

                          (新約聖書・マルコの福音書10章6節~9節)



         三月に教会の若い方々に結婚式が二組、婚約式が一組予定されています。
         そこで、カードに書く結婚のための「みことば」を改めて味わいました。
         この言葉は、結婚式の場でも牧師によってよく語られます。

         実にぴったりだと思います。

         創造の初めから、男と女に創造されたというのは、厳然たる事実です。

         精神的には限りなく女性に近い男性や、男勝りの女性もいるでしょう。
         肉体的にも、男性とも女性ともつかない人が、実際にいるのかもしれません。
         けれども、大部分の人はこのどちらかに属し、結婚して子孫をつないできたのです。

         たがいに違うセックス同士が結婚して結び合わされるとき、
         ふたりは、ひとりだと、神は言われるのです。
         神が結び合わせたものを離してはならないと命じられているのです。

         不倫の意味は、みすみす、ひとり半になることです。

         不倫の無様さに気がつかないために、
         歴史上、地球上、
         どれだけ多くの人々が痛み、泣いてきたかを
         私たちは、噛みしめるべきだと思います。

         もとより、国会議員のスャンダルだけではないと思います。

         美しい恋はあるでしょう。
         けれども、美しい不倫なんてあるでしょうか。