いつのころからか、会話に、ことわざや慣用句が上らなくなりました。
こちらもさほど知識があるわけではないけれど、
それで、敬老の日にも、「光陰矢のごとし」と感想を述べるのさえためらわれるのです。
トーク番組やバラエティ番組を観ていても、
やたらゲラゲラ笑っていたり、茶化しあったり、でなければ、
タレント同士が、
妙に気を使いあっているのが見え見えで、シラけたりしませんか。
「お客様はこっち。視聴者だよ、おいおい」、と声を掛けたくなるのです。
もちろん、私はクレーマーではないし、それ以上に
横着な性格なので、たとえ、簡単なメールでも送ろうなどとは思わない。
ただ、チャンネルを変えるだけですが。
きのう掲載した箴言27章の続きから――。
あなたの口でではなく、
ほかの者にあなたをほめさせよ。
自分のくちびるでではなく、よその人によって。(箴言27章2節)
憎む者が口づけしてもてなすよりは、
愛する者が傷つけるほうが真実である。(6節)
あなたの友、あなたの父の友を捨てるな。
あなたが災難に会うとき、兄弟の家に行くな。
近くにいる隣人(となりびと)は、遠くにいる兄弟にまさる。(10節)
鉄は鉄によってとがれ、
人はその友によって研がれる。 (17節)
るつぼは銀のため、炉は金のためにあるように、
他人の賞賛によって、人はためされる。 (21節)