猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ロング・エンゲージメント

2018-01-13 01:38:56 | 日記
2004年のフランス映画「ロング・エンゲージメント」。

第1次世界大戦下のフランス。フランス軍の5人の兵士が軍務を逃れるために故意に
自傷したとして、死刑を宣告される。5人はフランスとドイツの中間地帯に追い出
され、死に直面する。5人は全員戦闘に巻き込まれて死んだと見なされたが、兵士
の1人マネク(ギャスパー・ウリエル)の婚約者マチルド(オドレイ・トトゥ)は希望
を捨てず、その戦場で実際に何が起きたのかを調査し始める。

戦時下を舞台にしたラブストーリー。第1次世界大戦なのがよりロマンチックに感
じる。戦闘のシーンはロマンチックなんて言ってられず、観ていて辛かったのだが。
マチルドとマネクは幼なじみで婚約者である。マネクが戦争に行き、マチルドは不
安な気持ちで彼の帰りを待っていた。そこへ届いたマネクの戦死の知らせ。だが遺
体と対面していないマチルドには信じられない。マチルドはマネクが絶対に生きて
いると信じ、両親の反対を押し切って弁護士や探偵に依頼し、マネクの消息を調べ
る。死刑を宣告された5人の兵士のうち、生き延びた1人の兵士にも会い、マネクに
ついての話を聞く。
人はここまで1人の人を愛し続けられるものだろうか、と思った。物語の中でどれ
くらいの年月が経っているのかわからないが、遺体を見ていない以上信じられない
のも無理はないのかもしれない。それにしてもマチルドの行動力には驚かされる。
マチルドは一途にマネクを愛するが、ちょっと小賢しいところもある俗物的な女性
として描かれているのもおもしろい。そこまでマチルドに感情移入できないのがま
たいいのだ。
フランス語が堪能なジョディ・フォスターが出演している。彼女や、マリオン・コ
ティヤールのエピソードは悲しい。特にマリオン・コティヤールについては壮絶で
ある。少し気になったのが、オドレイ・トトゥとギャスパー・ウリエルが恋人同士
に見えないこと。オドレイ・トトゥの方がだいぶ年上に見えて(実際にそうである)
恋人というよりは姉弟みたいに見えてしまう。どちらかの俳優の年代に合わせた配
役にした方が良かったのではないか、と思った。ラストは完全なハッピーエンドで
はない。やはり戦争は不幸しか生み出さないのだと改めて感じた。



何なの何なの。一昨日から最高気温が3℃とか2℃とか。雪も降ったし、寒かった~
(*_*)来週は暖かめらしいけど、この寒暖の差が結構キツい💧

ベルもヒーターの前で丸くなっています。







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2 コメント

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Unknown (Kamoko)
2018-01-14 17:03:12
この映画は見てないです。タイトルは知ってますが。オドレイ・トトゥが主役なんですね。
ラブ・ロマンスが中心の映画でしょうか??
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Unknown (杏子)
2018-01-14 20:34:22
コメントありがとうございます。そうですね、ラブストーリーです。映像がきれいでした。
でも完全なハッピーエンドにはならないのがフランス映画のいいところです(笑)
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